特発性気質化肺炎がわかるまで⑪~入院生活の中で取り組んだこと
8/22~8/23 (主治医に会えない週末)
時々胸や背中の圧迫はあるけれど、横向きに眠れるようになった。食事もとれるしバイタルも問題なし。治療方針と体調の快復がみえ、私の入院生活も変わってきた。
まずは、12日ぶりくらいにシャワーに入れた。
Wi-Fiが使えない環境だったので通信量を気にして我慢していた音楽アプリを使ってみたり、好きなアーティストの生配信ライブを観たり、職場の方からの差し入れもあって充実してきた。
もうすぐ娘の短い夏休みが終わる。
入院中、学習用タブレットからこんなメールも届いていた。
貯金箱作りはアートスクールにお願いして、絵日記は「ママが退院したこと書く」と言ってくれていたが、目途がたたないので、祖父母のところへ遊びに行かせる段取りをつけた。
コロナのことがあっても、皆、夏休みの思い出作りのひとつやふたつはしているだろう。
私の発熱や入院のせいで心配ばかりかけて、何もしてあげられなかったことが悔しい。
発熱が続く=感染症と思っていたので、娘に触れることを避けて2週間以上が経つ。LINE動画で話したりピアノ練習を励ましたりはしているものの、もっと娘のために入院中の私にできることはないかと考えた。
娘のために何か作りたい!お揃いのヘアゴムとか!
面倒くさがりで手芸が苦手な私から珍しい発想。職場の方に相談したら、ありがたいことに、すぐに素敵な手芸セットを病院に届けてくださった。
加えて、今の私にぴったりの「マインドフルネス」の本やお手紙、娘へのレターセットまで!
この行動力と思いやりにどれだけ救われたことか…
運動がてら、人の少ない時間に病院内をウォーキングしたり、誰もいない中庭をみつけたのでそこでこの本を読んだり、マインドフルネスを実践したり。
自分で作業療法(OT)を取り入れ、何とか心身ともに回復できるよう工夫した。
というのも、入院生活てやっぱり非日常!
痛い痛いと呻く声、独り言呟く老人、おならの音、おむつ交換の臭い…
朝の4時でもおむつ交換で灯りがつくし、
朝の6時前から採血で起こされるし、
点滴してるとトイレ近くて夜間に何度も目が覚めるし、
ステロイド治療中は院内感染に十分気をつけるよう言われててても、
隣の病室には咳してる肺炎の患者さんだって入ってくる…
入院生活は、守られていそうで、実はリスクもストレスも高い環境。
いかに、自分でストレスコントロールするかがかかっていた。
つづく