特発性気質化肺炎がわかるまで⑤~3回目のPCR検査の末,入院

8/13 10時
前日の検査結果を聞きに病院へ向かっていた。あと1分で着くところでB病院の医師から電話

「昨日のCT画像に、コロナによくみられるすりガラス陰影がうつっていた。コロナは両肺にみられるが、左の肺の後ろだけ。今まで2回PCR検査で陰性だったと思うが、3回目に陽性ででることもあるのでもう一度だけ検査してほしい。」

そして3回目のPCR検査。(あとから領収書みると初診料がひかれた分、6400円→5160円と安くなっていた)

ほとんど食べることもできず、帰宅する力も残っていなかったため、PCR検査場のテント中で、他の救急患者さんと一緒に寝かせてもらえた。

・・・神様、わたしはどうなってもいいから、コロナじゃありませんように、家族に影響ありませんように・・・て願っていた。

2時間後、PCRの陰性結果がわかり受診。
内科医が言うには、肺炎にかかると普通は白血球やCRP(炎症反応)があがるはずだが低値。特殊な肺炎の可能性があるから入院しましょう、と。

発熱から9日目。ようやく治療が受けられる… コロナじゃなければ家族にもうつしてない… 安心感の方が強かった。

早速、点滴と抗生剤投与。そして、入院前のアナムネまで受けていた。
入院を担当する医師も挨拶にきてくれて、

「命にも関わるような肺炎か」と聞くと、「特殊な肺炎像なので入院しながらみていきましょう」と会話も交わした。

しかし、事態は一転。

B病院が満床らしく転院先を探すことになる、と。

それなら、D病院やE病院が近いです、家族も車がないのでお願いします、と頼んだが、病院というのは「系列」のしがらみがあるらしい。

意識レベルが保たれている患者だったためか、希望の病院には搬送されず、

自宅から9㎞離れたC病院への入院が決まった、と知らされた1分後にはストレッチャーに乗せられ、いったいどこにある病院ですか?と聞いたら地図と請求書。「今日の支払いまだですよね」…て。

朝の10時からB病院に来たのに、C病院に搬送されたのは16時半

初めての救急車(サイレンなし)搬送。真夏の夕方の熱風。知らない場所へと運ばれる恐怖。すき間からみえた夏の雲…忘れません。

到着すると、さらに不安が高まった。

B病院も古いが輪をかけて古い… 茶髪の救急看護師さん二人が迎えてくれた違和感。昭和感満載の外来フロア。これみておいてください、と入院のしおりを渡された。

2人くらいしか乗れない小さなエレベーターで8階へ。200床ほどの病院。

主治医はH先生の名前。今日は休みらしい。

着いたらまず診察じゃないんだね… 

つづく