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特発性気質化肺炎がわかるまで⑦~転院に向けて自分で動くしかない

8/17~8/18 12日間の発熱が治まり10日ぶりに髪も洗えた(シャワーは×)

ただ、胸や背中の圧迫感や、大きく吸い込むことができない呼吸器症状を感じ始めた。熱は下がっても食欲不振は続き、おかゆと豆乳と「豆の富」(たんぱく質補助食品の豆腐)とポカリの摂取は努力した。胃薬も飲んでいるので胃の不快感があるわけではないのに空腹感も食欲もおきないというのは、まるでロボットのような気分

転院に向けてここの病院だけに頼ることに不安を感じていたので、事前に家族にB病院へ問い合わせてもらっていた。

地域医療連携室の方からは、診察した外来医師より「内科のある病院」という指示だったので搬送先を探した。ただそちらで診断も治療もできない事情であればベッド調整させてもらう、2~3日はかかる

という返答だったとのこと。

外来医師をちょっと恨んだ。あのとき、普通の肺炎じゃない、特殊な肺炎像て言ってたよね?そこまで診断しておきながら、「呼吸器内科のある病院」ではなく、「内科のある病院」と指示を出すなんて…

確かに当初から私は咳や息苦しさの症状はなかったので仕方がないところもある。でも後からわかったことだが、私のCT画像は、呼吸器内科専門医から見ればコロナとは違うとわかるものだったらしい。それくらい、内科医と呼吸器内科医の診たては変わってくるものだと学んだ。

一旦退院して評判の良い総合病院へ行くことも考えた。でもこの体調で帰宅したり、また一から診察や検査を繰り返す体力気力もない。

とにかくB病院への転院に向けて動くしかない。そんな思いでSNSでもいろんな方から意見を伺った。

この時期に肺炎で入院するとコロナ対策で病院は構えるし、PCR陰性だと余計に転院先探すの大変だと思う。コロナなら、療養施設や感染病棟に入れるけど、PCR 陰性なら、偽陰性の可能性が30%あるから一番厄介。得に若い人ほど偽陰性が多い

そんな事情を知れた。

確かに当初から私は、咳や喘鳴などの呼吸器症状がなかった。だから呼吸器内科と言われなかったのかもしれないし、原因不明の肺炎患者をこんな時期に受け入れてくれたことにありがたいと思うべきかもしれない…と思うようにもなった。

そんな時、看護師さんが何やら検査に・・・

「熱下がってから反応出ることもあるのでPCR検査を」て… 

この際、コロナと診断された方が適切な環境で適切な治療が受けられる?とまで考えるくらい追い詰められてきた私。

でも何の目的で今検査させられているのか知っておかなければ。

自分からナースステーションへ出向いて、「さっきのPCR検査の目的は転院に向けてですか?」て聞いてみた。

「そう、B病院からの依頼で」と。

ちゃんと転院に向けた話は動いてる、と安心した。


目的ひとつ患者に伝えるか伝えないかで、

前者:まだコロナ疑うの(不信感)  

後者:転院に向けて動いているのね(前向き)

こんなに解釈が変わってくる。

このこと、強く伝えたい!

もちろん4回目のPCR検査の結果も陰性でした。

つづく