面白くない映画=クソ映画??

映画にしろ音楽にしろ漫画にしろ小説にしろ、合うジャンルや苦手なジャンルは人によって様々だと思います。


中には世間でものすごく評価が高い作品にも関わらず自分には全く面白さがわからない映画なんかもあります。


そういう映画を観た時も、自分にとって合わなかっただけで「この映画はクソだ!!」とか「この映画を面白いとかいうやつの気が知れない」なんてことは全く思わないし、むしろ全く違う感性を持ってる人がいるならその人たちの意見もたくさん聞いてみたいなぁって思ったりします。

ぶっちゃけ作品の好みが似ている人よりも、正反対の人の意見の方が「なるほどなぁ」って感じることが多いです。


自分にとってクソだと思う映画は、明らかにプロデューサーとかに媚びを売っていたりだとか、実写化にも関わらず原作をガン無視して適当な有名俳優を起用してるだけの映画とかそういうのです。


特に漫画作品を実写化したものなんかはわかりやすいと思いますが、原作では女のキャラのはずなのに性別が変わっていたりだとか、とりあえずこの俳優にふざけたアドリブさせとけば面白いだろうとか、衣装を特に作り込むわけではなく文化祭レベルのコスプレで満足してたりだとか見るに耐えない実写化がたくさんあふれてます。(名前は出さないけど)

逆に「るろうに剣心」や「ちはやふる」、「テルマエ・ロマエ」に「宮本から君へ」など成功と呼べる映画も存在します。

↑の映画は、原作への愛やリスペクトがめちゃくちゃに溢れていて、どれも作品としてのクオリティが非常に高いです。


これらの作品を観て感じたのは、原作キャラの見た目を無理やり同じにする必要は全くないということ。

例えば「るろうに剣心」の主人公である剣心は、原作だとオレンジ色の髪の毛ですが、映画の佐藤健演じる剣心はそこまで明るくない茶髪です。

ですが演技や衣装などを観ても原作の剣心がそのまま実写化されたような感覚すら覚えます。


逆にがっつりオレンジ色の侍なんていようもんなら、それこそただのコスプレになってしまうでしょう。金髪とかも多分同じでしょうね。


あくまで自然に、かつ原作のキャラや世界観を壊さないように実写に反映できている作品を観ると作り手の本気度を感じることができて、「この映画を観てよかった!」なんて思えます。たとえその作品が自分にとっておもしろいと感じれなくても。


最近は韓国映画が初のアカデミー賞の作品賞を受賞したことで、「やっぱり邦画はダメだ」なんて声も出てますがそんなことはないと思います。世界で勝負できる邦画だってたくさんある。


ただ邦画に対して否定的な意見が多い一番の理由は、先にあげたクソみたいな実写化がたくさんあるからだとも感じます。(もちろん予算とかの関係で思うように作れないのもあるんでしょうが)


まず日本人が日本の、自分たちの国の映画を応援したくなるような作品がたくさん出てくればいいなぁと勝手に思ってます。


日本の映画を変えるのは日本人しかいないでしょうに。


7010


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