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シンジ之間道
2020年9月28日 21:27
なんとなく回るバンコクの下町少年が屋台に現れたあーん口を開けるそれを見た屋台のおっさんは少年の口の中に肉を放り込む少年は去っていくなんとなく回っていたバンコクの下町の思い出
2019年3月10日 19:30
30秒で読める前編はこちらです!とある日の夕暮れ。陸の孤島とも揶揄されるカオサンロードを拠点にしていた俺は、バンコク中心部へ繰り出そうとバス停に向かっていた。宿を出て、お寺を経由して、裏路地を進む。これで、ほぼ完璧にカオサンロードの喧騒を避けることができる。シークレットルートである。いつの間にかバス停を通り過ぎてしまっていたが、それでも歩いていると、遠くでお巡り
2019年3月9日 12:47
バンコクでは、タイ国王に遭遇することがある。といっても、国王がその辺を歩いているわけではなく、国王の車が通り過ぎる場面に遭遇する。という話である。国王がお出掛けするとき、国民は立ち止まり、リスペクトを捧げる。とされる。もちろん車も止まる。バンコクにいて、どこからともなくお巡りさんが現れ、交通整理をはじめるならば、国王フラグの可能性が高い。俺は外国人だけど
2019年3月7日 22:45
カオサンロード周辺に、お気に入りの穴場喫茶店がある。カフェと呼ぶには昭和的すぎる雰囲気で、地元のおじさんが毎朝、新聞を読みに来るような場所になっている。そんな具合なのでオシャレポイントは見当たらないし、むしろ哀愁すら漂う逆インスタ映えスポットと化している。カオサンロードという人気エリアに店を構える割には旅行者は見当たらず、観光客といえば、稀に消耗したバックパッカーが迷い込む
2019年3月7日 15:45
朝と夕方に歌が流れる。 タイの国歌である。タイの人たちが一斉にぴたりと立ち止まり、国王にリスペクトを捧げる時間とされている。騒がしい場所であれば唐突に静寂が訪れるため、晴天の霹靂といった感じで、旅行者はかなり戸惑う。 空白の時が1、2分程つづく。外国人は立ち止まる必要はないと思われるが、動いたらダメそうな雰囲気もあるので、何もやることがない。しかし、唐突
2019年3月6日 03:15
バンコクの伊勢丹前にあるトリムルティ、ガネーシャ像はパワースポットとして知られている。トリムルティは恋愛に、ガネーシャは商売に効果があるとされる。合法であればどんな手を使ってでも稼いでやろうと息巻いていた俺は、バンコクに降り立って程なく、この地を訪れることにした。雨期のある日。 既に多くの参拝者がいたが、敷地に足を踏み入れるや否やスコールが降りはじめた。 他の参拝者達はちりぢり