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かわいい細川家

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戦国時代に活躍した肥後細川家についてのかわいい逸話。
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細川家考察つぶやきまとめ

細川家考察つぶやきまとめ

過去にX(Twitter)でつぶやいていた細川家を調べていた時のメモまとめ。

忠興「あいつ狐憑きじゃね?」

ガラシャのイメージ

忠利の猩々緋の羽織

息子のイメコンに力を入れる細川忠興

忠利の和歌

忠利と秀林院

忠興の陣法度

寛永年間の忠興の手紙

細川興元の愛馬についてと本岡寺

細川興元の愛馬についてと本岡寺

細川興元は細川藤孝の次男、細川忠興の弟。

興元について、以前関ヶ原の戦いで馬と一緒に井戸に落っこちた逸話を紹介したことがあるのですが、今回はその馬についての記事。

▽参考はこちら

興元は関ヶ原合戦の後、細川家を出奔。
その後、なんやかんやあって茂木藩を立藩します。茂木藩は現在の栃木県茂木町。

興元の領地・茂木(栃木県)には、本岡寺というお寺があります。
そのお寺には興元と興昌(2代藩主)の

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細川家考察つぶやきまとめ⑤

細川家考察つぶやきまとめ⑤

過去にX(Twitter)でつぶやいていた細川家の考察とか歴史系のネタ。
分かりやすいように一部加筆修正しています。

フロイスの日欧文化比較

謀反人の父とガラシャ

忠興と万病円

この万病円について書かれた書状は『大日本近世史料』細川家史料4に収録されています。
寛永9年6月17日の書状と、同年8月5日書状。

細川家史料はマジで忠興と忠利のやり取りめっちゃ面白いので読んでほしい。

▽リン

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永禄の変の時、細川忠興はどこへ逃げたのか

永禄の変の時、細川忠興はどこへ逃げたのか

永禄8年(1565年)、足利義輝が三好家により二条御所を襲われて討死した「永禄の変」が勃発します。
その際、義輝の弟・足利義昭を京から脱出させたのが忠興のパパこと細川藤孝(のちの幽斎)。

永禄の変が起こった当時、忠興は1歳半(かわいい!)
京も混乱を極めていたため、忠興は乳母とともに京の町屋に隠れ住むことになります。

その町を綿考輯録では「洛辺田町」と記しています。

永禄の変の時、忠興はどこ

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細川家つぶやき考察まとめ④

細川家つぶやき考察まとめ④

過去にX(Twitter)でつぶやいていた細川家についての考察や読書メモまとめ。
一部内容が分かりやすいように加筆修正しています。

ガラシャと浄罪について

忠興の書状

藤孝・忠興父子

熊本における清正公信仰

忠興と妹・伊也

幽斎さんはかわいいぞ

謎の女・おいま

忠隆と忠興

藤孝と忠興

舞鶴での細川藤孝講演会レポ

舞鶴での細川藤孝講演会レポ

2019年9月28日京都府舞鶴市で開催された、『明倫館歴史教室2019』講演会&パネルディスカッションのレポ。
過去にX(Twitter)でつぶやいていたものを加筆修正しています。

この講演会、2020年大河ドラマ『麒麟がくる』を目前に控えた時期の開催であることに加え、珍しく京都での開催だったんですよね…!!!

熊本で細川家の研究されてる研究員の方が、京都府内で細川家の講演するのってあまりない

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細川ガラシャの早世した子について

細川ガラシャの早世した子について

この記事で少し触れている「ガラシャの早世した子供?について」の詳細をもう少ししたためていきます。

ガラシャの早世した子供?について

この呟きで言及しているのは、2018年に熊本で行われた細川ガラシャ展のこと。

当時展示されていた出品物の中に「諸社祠官伝授案并祓表書」というものがありました。
※『細川ガラシャ展』図録の31の品です。

これには、ガラシャが天正9年(1581年)11月、来正月誕

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戦国日本と大航海時代を読んだよ

戦国日本と大航海時代を読んだよ

5年前にXで上げていた『戦国日本と大航海時代』の感想ツイを再掲します~
面白い本なのでおすすめ。

南蛮貿易も加味した徳川幕府の国際的な立ち位置がわかるぞ!!

南蛮貿易も加味した徳川幕府の国際的な立ち位置がわかるのがね、本当に面白かった!!!

あと当時のキリシタン界隈のことも踏まえながら読むとむちゃくちゃに面白いです。

関ヶ原の戦い後辺りからの家康や、徳川幕府のキリシタンに対する姿勢がコロコ

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細川家考察つぶやきまとめ③

細川家考察つぶやきまとめ③

過去にX(twitter)でつぶやいていた、細川家関連の考察まとめ。
一部分かりやすいように追記修正しています。

洗礼名という不変性

蒲生氏郷と細川忠興

細川侯五代逸話集の読書メモ

忠興が藤孝の元へ戻った時期

どの細川越中守だよ

老人雑話の忠興

細川興秋の切腹したかもしれない場所の記述

ガラシャの早世した子供?について

細川家考察つぶやきまとめ②

細川家考察つぶやきまとめ②

過去にX(Twitter)でつぶやいていた細川家についての考察。

兼見卿記の細川家

興元の茶会記録関係

活版印刷のどちりなきりしたん

綿考輯録のガラシャ

細川ガラシャと百合の花

黒田長政と興元

細川興元の出奔

出奔後の細川興元

細川忠利のバーサーカーみたいな逸話

細川忠利のバーサーカーみたいな逸話

鉄砲でぶん殴って猪退治するのバーサーカーすぎない??

幽斎→暴れ牛を投げる
忠興→生魚を生呑みできる家臣に「もっといけるだろ」とせがむ 忠利→手負いの猪を鉄砲で強打し猪を倒す+鉄砲をぶっ壊す←new!

細川忠興と弟・細川興元と馬と

細川忠興と弟・細川興元と馬と

乗りパクした馬をパクられたおはなし。

細川興元は細川藤孝の次男。
細川忠興の弟です。

今回は『綿考輯録』第3巻より引用しています。

忠興が関ヶ原の戦いで使った甲冑やら指物の記録といっしょに書いてあって読んでて楽しい!

ざっくり現代語訳
御馬 本ふん黒糟毛

この馬はもともとは日向の伊東氏の馬だった。が、黒田氏のものになり、そこから三好新右衛門(三好房一)に渡っていた。三好新右衛門が玄蕃殿(

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Scentlyさんの推し香水で推し(戦国武将)の解釈がより深まった話

Scentlyさんの推し香水で推し(戦国武将)の解釈がより深まった話

長年の推し(ドマイナー戦国武将)の概念香水を作ってもらいました!ヒューヒュー!

冒頭で断言しますが、推し香水、めっちゃいい。おすすめ。

数年前から『推し香水』なるものは知っていたのですが、香水…あんま付けないしな…とずっと躊躇していました。
が、Twitterのフォロワーさんがこぞって注文されレポ記事をアップされている時期があり、それを見て重たい腰を上げて注文するに至りました。

今回頼んだの

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細川ガラシャの辞世の句

細川ガラシャの辞世の句

「散りぬべき時知りてこそ世の中の花も花なれ人も人なれ」

散るべき時に散ってこそ花も人も美しい。

明智光秀の娘・ガラシャの辞世の句です。生と死、両方を肯定するような歌。
蒲生氏郷の辞世の句と並んで好きな歌です。

ことあるごとにこの歌を思い浮かべるんですが、ふと疑問が浮かびました。

散りぬべき時って、誰かに用意されたものなんだろうか?
それとも彼女の意志で選んだもの?

本人にしか分からないこ

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