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細川家考察つぶやきまとめ⑤
過去にX(Twitter)でつぶやいていた細川家の考察とか歴史系のネタ。
分かりやすいように一部加筆修正しています。
フロイスの日欧文化比較
フロイスの『日欧文化比較』、個人の先入観はあれど戦国時代の時代の雰囲気を感じられるからことある事に読み直すくらいには好きなんですよね。
よく紹介されている比較を細川家の面々に重ねたりしている
日本人は男女問わず前後不覚になるくらい酒を飲むっていう記述があるんですが上流武家の奥方とかもそうなのかなあ?へべれけになって忠興に担がれてるガラシャがいた世界線期待してしまう
謀反人の父とガラシャ
禅宗寺院に参学したときにも父をちゃんと弔ってあげたい、っていう相談をしたときにわざわざ謀反人のために?みたいな、冷たい態度を取られたこともあったかもしれないじゃん…
周りからやるだけ無駄だよ、みたいに言われて、玉ちゃんにとって光秀はずっと父なのに周りは謀反人とばかりあしらって。
そんな時にちゃんと荒んだ自分の心に寄り添って話を聞いてくれる教義があったらそっちになびくよね。
そんな経緯ももしかしたらあったかもじゃん
忠興と万病円
忠興のお手紙「4月11日〜14日まで大小便出なくてめっちゃ詰まってたからしゃあなしに万病円を一度に25粒飲んだ そしたら昔みたいにめっちゃ出たけどそれはそれで困った」
おじいちゃんオーバードーズはダメだよ……
忠興「万病円は強い薬だから一度に多くは飲まないもんだけど尾張大納言(義直)はめっちゃ取り寄せて1日に145粒も20粒も飲むらしくてもう沙汰の限りだよな」
大名オーバードーズ大会だし25粒飲んでた人間のいうことじゃない
忠興が家康から万病円貰ってるの、「今痛み止め持ってるよ〜バファリンとイブどっち派?」な女子の会話みたいな感じか、酔い止め共有みたいな感覚かな〜と思いながら色々探してたら1000粒貰ってた 医療費控除対象レベルや
この万病円について書かれた書状は『大日本近世史料』細川家史料4に収録されています。
寛永9年6月17日の書状と、同年8月5日書状。
細川家史料はマジで忠興と忠利のやり取りめっちゃ面白いので読んでほしい。
▽リンクはこちら
細川家史料のかわいい記述
大日本近世史料細川家史料の個人的めちゃかわ記述(雑訳)
細川忠興文書一
コマ115 忠興といちご
コマ141から散見する政宗謀反のうわさ
コマ168 忠興と興元が仲直りしたか気になる高虎と「仲良くしなさいね」っていう家康
コマ180 幽斎が持ってた和歌集俺も忠利も要らんよな~
源氏物語大好き細川藤孝
成立諸々よくわからなかったけど、沢庵和尚年譜に「源氏物語巻之筆者」として
桐壷→前久
花のうたげ→忠興
明石・玉かずら→幽斎
さわらひ→幸隆
浮舟→小笠原少斎
の名が上がってて驚いた 寄せ書きで書写したかんじなのかな?
藤孝さん、兼見とか前久ちゃんとかと連作で源氏物語の章ごとに書写してる奴があるし(by藤孝事記)、麝香さんや息子の幸隆にも源氏物語の講釈してたりするのですごい好きだったんだろうなと思う
今日のシンポジウムで幽斎さん、源氏物語に細かく
「こっちの表現〇〇はこういう解釈してるけど私は△△と思っているしその方が新しい解釈なんじゃないかな〜」
とか註つけてるらしくて可愛すぎることするのも大概にしてってなりました
2017年4月27日に京都歴彩館で開催された記念シンポジウム「京都の文化―京都学・歴彩館からの発信」より
細川藤孝のここがすごい&かわいい!
和歌太鼓能楽馬術庖丁剣術とにかくいろんなものをこなせる
異世界ラノベも顔負けのウルトラチート
南禅寺の境内で生まれる
将軍足利義輝より年上なのに同じ年に元服する
武人としてはマジでレアな古今伝授を相伝し、関係書状は
宮内庁書陵部所蔵
本来古今伝授の相伝は公家の領域だが武家なのに親王に伝授しちゃう
暴れ牛を投げ飛ばす
股間を掴まれても和歌を詠める
三十一文字の中に木の名前を10個入れた和歌を詠める
信長、秀吉、家康に重用される
当時マイナーだった徒然草をバズらせる
伊達政宗も羨むガチの太鼓の達人
源氏物語がめちゃくちゃ大好きで写本にはびっしり大量の書き込みをしている(幽斎本源氏物語、永青文庫本とも)
ヒルに血を吸わせて足の疲れを取ろうとするも吸わせすぎて立てなくなる
いとこで吉田神社(京大近く)神主の吉田兼見に「3日後うちの領地(舞鶴)来なよ!」ってむちゃぶりする
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