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長男長女とは。そして不登校日記

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うちの一番上の子について。しっかり者で良いけれど真面目過ぎて大変そう。きょうだい児&親が気を抜くとヤングケアラー予備軍。最近は不登校。
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#きょうだい児

一人ぼっちの、いっちゃん

一人ぼっちの、いっちゃん

1番上の子、いっちゃんと久しぶりに二人で出かけた。下の二人の子育てに手がかかるので、いっちゃんと二人になる時間は、意識しないと作ることができない。

近場だったので自転車で行くことにした。さあ出かけよう、とすると、いっちゃんのタイヤに空気が全然入っていない。「いつから入れてないの!?」「覚えてない…」「この前パンク修理したとき、1ヶ月に一回は入れないとパンクしやすくなるよって言ったよね?」「うーん

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正しい孤独、改め、お手伝いの話

正しい孤独、改め、お手伝いの話

どこからが「ヤングケアラー」でどこまでが「お手伝い」なのか。

私はその答えを知らないが、知らないなりに、「学業に支障が出たらヤングケアラー」という線引を勝手にしてきた。

うちの三きょうだい、いっちゃん、ニンタ、ミコ。

障害のあるニンタと、まだ幼いミコは、まだ二人共とても手がかかる。必然的に、一番上のいっちゃんは、私の話し相手になるし、お手伝い要員でもある。

その状態は決して良いとは思ってい

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生きた

生きた

一番上のいっちゃんが、もうすぐ小学校を卒業する。その準備が少しずつ始まっており、そのうちの一つが「6年間頑張ったこと」という発表だった。

習い事や勉強、なんでも良く、そしてそれにまつわるモノ、例えばサッカーを頑張ったならサッカーボールなどを持っていく。

いっちゃんは何を持っていくのかと聞くと、いっちゃんの部屋に置いてあるキャラクターの人形だと言う。

頑張り屋のいっちゃんは、6年間で経験した事

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きょうだいの中で誰が一番好き?

きょうだいの中で誰が一番好き?

一番上のいっちゃんが、お気に入りのアニメを見ていた。

私はそのアニメを詳しく知らない。知らないなりに途中から見ていたら、ちょっと幼くて頼りないキャラクターがでてきて、かわいらしい。

何の気無しに「この子、なんかニンタに似てない?」と聞くと、いっちゃんは少しムッとして「似てないよー」と答えた。

あ、しまったな。と思ったが、もう遅い。



私の失敗を解説したい。

まず、アニメを途中から見た

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水底の暗い景色も水面の明るい日差しも知っているから(不登校日記1)

水底の暗い景色も水面の明るい日差しも知っているから(不登校日記1)

一番上の子、中学生のいっちゃんが、ある朝突然「学校を休みたい」と言いだした。

目立ちたがり屋で頑張り屋のいっちゃんが突然ギブアップ。そういえば最近朝ごはんを食べたくないとか言っていたけれど、あれがサインだったのか。

狼狽した。心配したりイライラしたり開き直ったり。え、え、こういう時って親ってどうするんだっけ。

そして最近は結局「開き直る」という事になりつつあり、いっちゃんの不登校日記でも書い

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闘う中学生(不登校日記2)

闘う中学生(不登校日記2)

一番上の子、中学生のいっちゃんが不登校ぎみであり、その試行錯誤の記録。

前回の記事はこちら↓

学校は行ったり行かなかったりを繰り返しつつ、まだ手探りであるけれど、そういう中でいっちゃんが決断した。「塾をやめる」と。おお、そうきたか。



約一年前、中学生になったいっちゃんが塾に行きたいと言うので、あちこちの塾を見学した。いっちゃんが選んだのはゴリゴリの進学塾で、本当にここに行くのかい?と思

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