大晦日のおひとりさま涙のチーズケーキ、忘れてやるもんか。

良かれと思っていたことも大して君には届かないこともある。
タイミングとか気持ちのズレとか意思疎通がうまくできていなかったりと、いろいろ理由はある。
だけど、それがいつも同じような状況で繰り返されるとさすがに心が折れてしまう。


ここ最近の大晦日のケーキ事件について書こうかな。
前日から仕込んでいた好物のチーズケーキを作って行ったの。
喜んでくれるといいなぁって思いながら材料を買うところから手作りで。
最近、お菓子とか料理、なんでもいいから作ってコールが鬱陶しいくらいにあって、年末だしなんか頑張ろうかなぁって思ってね。
前回作った時は失敗しちゃって、それでも食べてくれたから今度こそはリベンジしてやるぞ!って意気込んでさ。
けっこううまくできて、飾り付けは一緒にやりたいなって思っていろいろ買い足して持って行ったの。
当日は早起きして家事を済ませて足りないものを買い足して極寒の中、ようやく辿り着いたの。
んで、あったまってきて眠くてもう動けん、いや動くもんかとミッフィーちゃんのぬいぐるみと一緒に毛布にくるまって…。💤
案の定、寝てしまい気づいたら15時。
やばいやばいと思いながら起きてケーキ完成させようと思ったの。
チーズケーキ作ってきたよって
一緒にやろうよーって言ったのに、うんとは言いながらずーっとスマホ見てるの。
ずーっと配信動画やらYouTubeを眺めているの。
えっ、なにそれ?ってなったよね。
目の前に準備してあるのに、作ったケーキに関心も示さないし、手の中のスマホから全く視線をずらさずにいられるのってなんなんだーって思った。
もう、声かけるのも無駄に思えてきて、結局ひとりで飾り付けしたの。
その間もずっと隣に動画見ておる人が座っていらしゃるの。
そんな中、あっという間に「私の私による私のためのおひとりさまチーズケーキ」は出来上がった。


食べるは食べたんだよ、ふたりで。
美味しいとは言ってくれてたけど、私は食べながら泣いていた。
だって、反応薄かったし、一緒にやろうとしてくれないし、前日からいろいろ考えて準備してきたのに、まったく気持ちがこちらへ向かってなかったんだもの。
普通に悲しかったよ。
怒っているんじゃなくて、悲しくて涙を流したの、年末の大晦日に。
そんなことになると思っていないじゃない。
私だって泣きたくて泣いたわけではない。
来年はお互い環境も変わるだろうし、一緒にやれることは今のうちにしておきたいと思ったのに、楽しんでくれるどころか無のおひとりさま時間を過ごしたのさ。
もうやり切れなくてふて寝したよね。
どう頑張っても立ち直れなくて、紅白始まる時間までずっとふて寝。
まぁ、大晦日に喧嘩してそのままにするのもバカだから仲直りしたけど。
彼曰く、「もう作ってて言わない。作ってくれたとしてまた悲しい気持ちにさせるのは嫌だから。自主的に作ってくれるまで待っている。」だそうで。
いや、それ、私が自主的に作ったとしても同じような態度取られたら同じことが起きるぜ?
ってことで、しばらく君のために何かを作るのをやめまする。


カタカタ、パソコンを叩いてきたけど、ちょっと思い出してはため息出てきたわ。
良かれと思っていたことも大して君には届かないこともある。
大切にしたいと思っている人ほどあるあるなのかしら。
ある意味、期待しすぎない程度の心持ちで佇んでいた方がいいのかもしれない。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?