見出し画像

ありきたりな日常はとてつもない幸せだったりする。

2021年9月5日 日曜日
あ〜嬉しや嬉しや。
久しぶりに友人から連絡が来た。
夏休みになってからめっきり連絡する頻度が減った。
特になにもしなくても顔を見ることができた日常があったことに今さら気付かされる。
卒業すればもっと連絡の頻度も減るのかなって思ったら、いつまでも学生でいたいなんてピーターパンの気持ちになってきた。
卒業確定の知らせはめでたい一方で、こうやってだんだんと、それぞれの道に歩いていくことに少し寂しさを感じてしまう。
共通の話題が過去の話になっていくとしても、これからもたわいない話をふとした時に言い合える関係でいたいと思う。
思いもよらぬ驚く話も、誰よりも嬉しい報告も、そっとこぼしたい辛い・悲しい話も、なんでも遠慮なく空気を吸って吐くかのように自然にさ。
落ち着いたら卒業と就職祝いを兼ねてゆっくりごはんにでも行きたいなぁ。
人生の先輩のような話、たくさん聞かせてもらいたいわ。
親が子どもの身長を家の柱に記録するかのように、その時々の話が今を生きていた証になると思うんだよね。
それを思い出して笑ったり泣いたりできる関係ほど素敵なものってないよね。
メジャーのようなメモリにでも書いておいたら、引っ張るたびに会話が盛り上がって途切れなそう。


今日は布団を自分の城にして過ごした。
ずっと読書をして、疲れたら眠るを繰り返した。
まだ体調はすぐれないから、口にするのは温かい茶だけ。
動きたくないのに、お手洗いからは逃げられない。
どうやってもお腹は空くし、生理現象はやってくるし、人間って生きるの大変だね。
なにもしていないはずなのにこうやって生まれてくる小さな欲求に生きていることを実感させられる。
読んでいた本には主人公が友人と会って、一緒にごはんを食べて、どうでもいい話で盛り上がる“喜怒哀楽“が豊かに描かれていた。
ありきたりの日常がそこには切り取られていて、なんだか羨ましくなってしまった。
半袖では寒くてニットじゃ暑い、ロンTくらいがちょうどいいような外の空気を吸って、ありきたりな日常を感じたい。
とりあえず、どこかにしまいこんだロンTを探すところからはじめようっと。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?