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日々是好日

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続くかもしれない日記。 エッセイの下書きのようなもの
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#スキしてみて

○○記念日

○○記念日

子どものころ、誕生日が『何の日』なのか友だち同士で調べ合うことが流行っていた。
祝日やクリスマス、バレンタインといった記念日系の他に、いちごの日やいい夫婦の日のような語呂合わせ系、ソフトクリームの日や海苔の日、歩道橋の日など、すぐにはピンとこないものまで。可愛らしい記念日の子がいると皆んなで「いいな〜」と言い合った。なにが良かったのかは分からない。

そんなわたしの誕生日は、幽霊の日。
微妙、かな

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0611-24日記、考えていたこと

0611-24日記、考えていたこと

Googleフォームのリンクを作ったことをすっかり忘れていました。今後は毎回載せるようにします。
なにかあれば送ってみてください。
一緒に考えたり、分からないなあって悶々としたり、超良いじゃん!って握手したいです。
すでに見つけ出して送ってくれた方、ありがとうございます。近々返信しますね

ふと思い立って、というわけではなく。
ずっとやりたいと思っていた手書きの日記を始めた。

日記を書く時間を”

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妄想してる間に大人になった | 0512-14日記

妄想してる間に大人になった | 0512-14日記

5月12日 失ってしまったもの

スタバのいちごフラペチーノに感動しなくなったのは、一体いつからなのか考えていた。

それを初めて飲んだのは高校生のとき。たしか体育祭の準備期間で、同じチームだった友達と放課後2人で飲みに行った。シブツタ1階のスタバだったと思う。
端的に言って、めっちゃくちゃ美味しかった。あまりに美味しかったから、それからは毎年いちごの季節になるたび飲みに行った。2,3回飲んだ年も

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4月の雑記 | なんとかしたい

4月の雑記 | なんとかしたい

今月の振り返りでも書こうかと思っている間に、4月が終わってしまった。

人生こんなことばかりだ。なぜか捨てられない賞味期限切れのココアパウダー、ゴミ箱に溜まっていく空きペットボトル、お風呂に入らなければいけない現実と葛藤する23:00。始めてしまえば一つ一つの行動は簡単なものなのに、始めるまでが遅い。腰が重くて仕方ない。
ああだこうだ言っている間に、賞味期限は更に過ぎ、ゴミ箱のゴミは溜まり続け、お

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泣いて聴いて食べる | 0306-0310日記

泣いて聴いて食べる | 0306-0310日記

3月6日(水)
自分の中にあるセンサーが敏感になっている気がする。

3月7日(木)
深夜。暗い部屋でひとり、膝をかかえ、声を押し殺す。泣きつかれて眠ってしまった。

3月8日(金)
腫れた瞼に気づいた母が、デニーズへ苺パフェを食べに連れて行ってくれた。「迷惑をかけたくない」と漏らすと、悲しそうに眉を下げながら「じゃあ私が貴方のことを頼ったら迷惑なの?」と言ってくれる母に幾度となく救われてきた。

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自分らしけりゃ満点だろ? | 0304-05日記

自分らしけりゃ満点だろ? | 0304-05日記

3月4日(月)

部屋の中央に鎮座する、大きな机。
そこで話している人たちは、ギラギラしていて、もはや圧と呼べるほどのオーラを放っている。燃えているみたいだ。
わたしはさっきから向こうの会話が気になって仕方ないのに、向こうはこっちのことなんかちっとも見えていなくて、気にもしていなくて、ただわたしだけが身勝手に、ひどく身勝手に傷ついている。

疲れた。
ギラギラしている彼等にも、彼等をギラギラさせる

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「悲しみってなんですかね」| 0226-0303日記

「悲しみってなんですかね」| 0226-0303日記

2月26日(月)

高円寺で傘をパクられたことを根に持っている。
正確に言うと『取り違えられた』のだけど、もうこれはパクられたと言っても過言ではない。取手部分にだけ可愛いベージュ色が付いている私の傘が、店を出る頃にはただの馬鹿でかいビニール傘に成り代わっていたのだ。馬鹿でかかったので、まだ良い。これで本当にただのビニール傘だったら、その場でこぶしを握りしめていたところだ。
取り違えた犯人は、可愛い

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『頭の中が、いつもしゅわしゅわしている』

『頭の中が、いつもしゅわしゅわしている』


2月19日

インスタの通知で目が覚める。爆いいね(※死語)をしてくれた方に大きな感謝の気持ちと、ほんの微かな憎しみを抱きながらベッドを降りる。
段々あたたかくなってきたので、今年初めてアウターを着ずに外に出てみた。意外といける。ぼーっとしているうちに季節は何歩も進んでいたのだと、あくびを堪えながら通学路を歩く。
研究室のデスクに推しのグッズをそっと置いていると、同期の子が「それ○○くん!?」と

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じっとしていられない病  | 0220-25

じっとしていられない病 | 0220-25

2月20日(火)

冬と春の狭間でねむる

春だ。紛うことなき春だ。

『春眠 暁を覚えず』とはよく言ったもので、今日はとにかく瞼が重い。しかし春は始まりの季節とも言うので、特にこれといった記念日でもないけど日記を書いてみる。重い瞼にムチ打ちながら自転車でアルバイト先まで走ると、生温い風が心地よい。
ほら見ろ、やっぱり春だ。なんて誰に否定された訳でもないのに主張を繰り返した。

新人ちゃんとの距離

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