芳住しず

2000 / tokyo / infj / 👩🏻‍🎓

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  • 日々是好日

    続くかもしれない日記。 エッセイの下書きのようなもの

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混沌とした二面性 / 自己紹介に代えて

こちらは先日、友人に言われた言葉。 なるほど、私の性格をよく捉えているなとまるで他人事のように感心してしまった。「あんたのこと話してるんだよ」と、笑いながら呆れられた。 思い返してみれば、私の日々は矛盾の連続だ。 人当たりが良くて初対面の人ともいい感じに接することができる一方で、実は人見知りだったり。 友人とご飯に行くとき「なんでもいいよ〜」と言っている裏で、あまりにも強い拘りを抱えていたり。 タフで強気でストイックなのに、他人の顔色を窺いすぎるところがあったり。 基本

    • 読書録を数えてみたら1〜4月で約60冊読んでました。せっかくなので特に好きだった本をnoteの記事にまとめてみようかな

      • 逃げ道としての言葉

        4月24日(水) ビアードパパの4月限定ミルフィーユシューが美味しそうすぎて歯を食いしばる週の半ば。 今日は朝からキャロットケーキを焼いた。米粉を使ったグルテンフリーのもの。 パン屋で働いているくせに小麦アレルギーを発症してしまった私は、今月の頭から出来る限り (出来る限り) 小麦を避けた生活を送っている。 私はこんなにも小麦を愛しているというのに......。旅行のときはパン屋と本屋巡りが楽しみなのに......。 『米より断然パン派』として二十数年生きてきた身にとって

        • 春から薬学部の “貴方” へ

          本来ならば、今日から前期の講義が始まる予定でした。しかし私といえば見事に風邪を引いてしまい、初っ端から欠席する始末。なんなら昨日行くはずだったバンドのライブだって泣く泣く諦めた。どうにも不運が続いている。今年って厄年じゃなかったよね? そんなわけで、スロースタートになった学生生活ラストイヤー。思いがけず時間ができたので、良い機会だと思って入学から5年間のことを書いてみます。 所謂 ストレートに進級して、実習を受けて国家試験を受けて、卒論を書いて、薬剤師として働く。そう信じ

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        混沌とした二面性 / 自己紹介に代えて

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        • 日々是好日
          7本

        記事

          4月1日 始まるやいなや

          はじまりの4月。 周りよりも少し長めに過ごした学生生活も残り1年。悔いなくやり切るぞ〜、と思っていた矢先に第一志望(仮)の企業から不採用通知がとどいた。 恨みを消化するために(と書くとなんだか悍ましいな) 思いの丈を少しだけ綴ってみることにした。 これを書き終えたら、もう綺麗さっぱり忘れてやる。 今すぐにでも忘れたいけど、それはそれでなんだか悔しいので、noteのネタにして美味しくいただいてやろう。 早期選考から含めて、ESも面接もこれまで全勝。すでに内定をいただいてい

          4月1日 始まるやいなや

          泣いて聴いて食べる | 0306-0310日記

          3月6日(水) 自分の中にあるセンサーが敏感になっている気がする。 3月7日(木) 深夜。暗い部屋でひとり、膝をかかえ、声を押し殺す。泣きつかれて眠ってしまった。 3月8日(金) 腫れた瞼に気づいた母が、デニーズへ苺パフェを食べに連れて行ってくれた。「迷惑をかけたくない」と漏らすと、悲しそうに眉を下げながら「じゃあ私が貴方のことを頼ったら迷惑なの?」と言ってくれる母に幾度となく救われてきた。 何層にも重なった甘味が、泣き腫らした目も、不安で凝り固まった心までも、ほぐしてい

          泣いて聴いて食べる | 0306-0310日記

          自分らしけりゃ満点だろ? | 0304-05日記

          3月4日(月) 部屋の中央に鎮座する、大きな机。 そこで話している人たちは、ギラギラしていて、もはや圧と呼べるほどのオーラを放っている。燃えているみたいだ。 わたしはさっきから向こうの会話が気になって仕方ないのに、向こうはこっちのことなんかちっとも見えていなくて、気にもしていなくて、ただわたしだけが身勝手に、ひどく身勝手に傷ついている。 疲れた。 ギラギラしている彼等にも、彼等をギラギラさせる環境にも、ギラギラを勝手に浴びている自分にも、もうぜんぶ疲れた。久しぶりに感じる

          自分らしけりゃ満点だろ? | 0304-05日記

          哲学を “する”

          わたしと哲学の出会いは、中学時代に遡る。 学年集会みたいな場だったと思う。卒業式を間近に控えた3月の体育館には、パイプ椅子がずらりと並んでいた。右隣に座るインドネシア人の子に、ふいに尋ねられた。 「いのち、ってどういう意味?」 わたしと、左隣に座っていた学級委員の子は必死に考えた。heartではない、lifeとも違う。中学生レベルの語彙力では正確に『命』を表す言葉が見つからなくて、結局会話は曖昧なままに終わった。 あれから10年近くが経った今も、結局答えは出ていない。日本語

          哲学を “する”

          「悲しみってなんですかね」| 0226-0303日記

          2月26日(月) 高円寺で傘をパクられたことを根に持っている。 正確に言うと『取り違えられた』のだけど、もうこれはパクられたと言っても過言ではない。取手部分にだけ可愛いベージュ色が付いている私の傘が、店を出る頃にはただの馬鹿でかいビニール傘に成り代わっていたのだ。馬鹿でかかったので、まだ良い。これで本当にただのビニール傘だったら、その場でこぶしを握りしめていたところだ。 取り違えた犯人は、可愛いベージュ色の傘に気づいたとき何を思ったのだろうか。そこに私の念が憑いていることを

          「悲しみってなんですかね」| 0226-0303日記

          じっとしていられない病 | 0220-25

          2月20日(火) 冬と春の狭間でねむる 春だ。紛うことなき春だ。 『春眠 暁を覚えず』とはよく言ったもので、今日はとにかく瞼が重い。しかし春は始まりの季節とも言うので、特にこれといった記念日でもないけど日記を書いてみる。重い瞼にムチ打ちながら自転車でアルバイト先まで走ると、生温い風が心地よい。 ほら見ろ、やっぱり春だ。なんて誰に否定された訳でもないのに主張を繰り返した。 新人ちゃんとの距離をほんの少し詰めてから、再びチャリに乗る。もう上着無しでもなんてことないなと思っ

          じっとしていられない病 | 0220-25

          『頭の中が、いつもしゅわしゅわしている』

          2月19日 インスタの通知で目が覚める。爆いいね(※死語)をしてくれた方に大きな感謝の気持ちと、ほんの微かな憎しみを抱きながらベッドを降りる。 段々あたたかくなってきたので、今年初めてアウターを着ずに外に出てみた。意外といける。ぼーっとしているうちに季節は何歩も進んでいたのだと、あくびを堪えながら通学路を歩く。 研究室のデスクに推しのグッズをそっと置いていると、同期の子が「それ○○くん!?」と気付いてくれる。「私も今度アクスタ持ってこよう〜」と言っていたので、アクスタパー

          『頭の中が、いつもしゅわしゅわしている』

          ひとりの時間も好きなのは、それを話せる存在がいるからであって。

          アロマンティック・アセクシュアルを題材にしたドラマ『恋せぬふたり』。その小説版を読んだので、感想とともに自分のセクシャリティについても記録することにする。 そう、今回は『記録する』という表現がどうにもしっくりくる。あくまでこれは現段階での記録に過ぎず、結論ではない。言うなれば記録(仮)だ。 だから今後、考えが変わるかもしれないし、あるいは変わらないかもしれない。先に言ってしまうけれども、私はまだ自分のセクシャリティについて確信を持てていない。 単なる記録であるから、啓発

          ひとりの時間も好きなのは、それを話せる存在がいるからであって。

          他人への敏感さ、自分への鈍感さ。

          ※この記事は2024年1月21日にInstagramへ投稿した文章を再掲したものです。 ━━━━━━━━━━━━━━━ 他人のことは分かるのに、 自分のことがよく分からない。 人の感情の機微や、何を言おうとしているかとか、無理をしていることに関してはちょっとこちらが困るくらいに分かるのに、自分事になると途端に鈍感になってしまう。 把握できないまま突っ走って、息が上がっていることにも気が付かないまま全速力で走って、ある所で突然、呼吸ができなくなってしまう。 これでもまだ

          他人への敏感さ、自分への鈍感さ。

          23歳、何歳にみられても悪口に聞こえる説

          東京駅には沢山の人が行き交う。 膝下のプリーツスカートに、身体に対して大きなリュックサックを背負い、今の時代に地図を片手に、辺りを見回しながら歩く高校生。 高校生 私たち | 大人 だと思ってたはずが、 高校生 | 私たち 大人   実際にはこうだった感じ。 境界線は、大人との間ではなく彼等との間にある。 私は深い溜息を吐きながら、まばゆい眼差しで東京駅を歩く彼等の元を後にした。 23歳、 何歳にみられても悪口に聞こえる説 これは私の実体験に基づく。例えば、

          23歳、何歳にみられても悪口に聞こえる説