「炎上予防対策」について、考えたこと。
テレビ東京のドラマを見た。
それまでドラマをやっていない枠で、かなり企画色の強い「共演NG」という作品のあと、「アノニマス」が続き、先週、最終回も終えた。
「アノニマス」
基本的にSNSなどの炎上がテーマになり、インターネット上での誹謗中傷で、死まで追い込まれることを「指殺人」と名付け、その対策室が警視庁内にできる、という設定だった。
刑事ドラマなのに、そしてタイトルに「殺人」と入っているのだけど、それほど人が死なず、というよりも、死ぬのを防ぐことにポイントがあることや、香取慎吾が40代の年齢なりの役を自然に演じていて、ドラマそのものをきちんと見ることができた。
そして、フィクションなのだけど、もし警視庁が「指殺人対策室」という部署を本気で(ドラマでは閑職っぽい扱いだったけれど)設置し、インターネット上の誹謗中傷に迅速に対応し捜査し、ということをはじめたら、おそらく、それだけで「炎上予防対策」になると思う。
その行為が「殺人」と言われる可能性がある、ということが明らかになるから、それだけで、「炎上」に関しては、変わってくることはあるはずだ、と思いたい。
「炎上対策」
SNSでの「炎上」で、誹謗中傷を膨大に浴びることが、どんな気持ちなのかは、正確なところや、その苦痛の質はわからない。だけど、それで「被害者」まで出ているのだから、様々な対策はとられていると思うのだけど、私が無知であまり知らないだけかもしれないが、決定的な対策は取られていないように思う。
ドラマを見ていて、そして、妄想気味で、申し訳ないのだけど、やはり、脳科学的な裏付けによっての対策も必要なのではないか、と思った。
例えば、誹謗中傷をインターネット上ですることは、もしかしたらある種の快感があるのかもしれない。ただ、もし脳科学的に詳細に分析することによって、それは確かに快感かもしれないけれど、長く続けると、体に悪いような快感である、といったことが明らかにならないだろうか。
そして、もしも、同じようにインターネット上での発言をするとして、人を褒めるような行為の方が、圧倒的に脳にいい影響を与え、場合によっては、平均余命にも影響があるといった医学的な裏付けが発見されれば、それも「炎上予防対策」としては、有効な方法にならないだろうか。
ドラマを見ていて、そんなことを考えた。
これは、かなり無理のある発想でもあり、脳科学や医学方面の方には失礼かもしれません。
それでも、何かを止めようとするときには、正しさを伝えることも、考えてもらうことも、大事なことは間違いないと思うのだけど、でも、その行為が自分に(物理的に)マイナスになることがはっきりすれば、その行為への抑止に、より有効になるはず、という思いはある。
(また、こうした研究の成果↓により、「ネット炎上」の正体について、より明確になることで、それに対しての「恐れ」は、少しでも減少するかもしれない、とも思います)。
(他にもいろいろと書いています↓よろしかったら、読んでいただければ、うれしいです)。
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