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3 count...の仕入れ先『あちらの世界』のおはなし

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3 count...(3カウント)は、不思議なあちらの世界から仕入れた魔法や不思議な雑貨を使うハンドメイド雑貨屋さん。 minneギャラリーで販売中。 ここでは、アクセ…
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2021年8月の記事一覧

#71 人魚のジュエリー~カリブの海馬~

#71 人魚のジュエリー~カリブの海馬~

Charlotte(シャーロット)の大きな尾びれに
私は驚いて立ちすくんだ。

Cherlotteも一瞬驚いた顔をしたが
すぐにクスクスと笑い出して
その場で漂うようにユラユラと上下していた。

「あら、人魚を見たのは初めてだった?
驚かせちゃったようね。」

Cedricも少し申し訳なさそうな顔をしていた。

「あぁ、そうか。
初めて見るよね?うっかりしてたよ。」

「あ、いえ、ごめんなさい。

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#70 深海生物研究博士Cedric(セドリック)

#70 深海生物研究博士Cedric(セドリック)

「あの…Cedricさんですか?
私、Oliviaに頼まれて…」

サッと近付いてCedricに声をかけると、
彼は私をじっと見て
不思議そうな表情になったかと思うと
ハッと閃いた表情に変わった。

「君、もしかしてM.ちゃん?
Oliviaから話は聞いていたよ。
やっぱりOliviaは来られなかったみたいだね。」

苦笑いしながら答えたCedricは
Oliviaにお似合いのモデルのようなスタイ

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#69 静寂なる深海都市

#69 静寂なる深海都市

深海都市はとても静かで暗かった。

メインとなる道の街灯しか頼るものがなく
時折、光の向こうで大きな何かの影が
ゆっくりと通り過ぎるような
気配がしていた。

雪が舞うようにプランクトンのような
小さな白いものが
街灯の近くだけはっきり見えた。

他に見えるものと言えば
街灯に照らされた平らな道と
石造りの建物たちだったが
その輪郭はぼんやりとしか見えなかった。

ほとんどの建物には人の気配はなく

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#68 海中守護の薬 60min.

#68 海中守護の薬 60min.

「あ、ちょっと待って!
お嬢さん、もしかして、一人で行くのかい?」

鍵屋の店員に、そう呼び止められた。

「あ、はい。」

「お嬢さん、ここの人間じゃないよね?」

「はい、そうですが…」

「どうやって深海で息するのか、
準備はしてますか?」

そこに関しては何も考えてなかった。
以前、凍てつく寒さの氷の王国へ行った時は
Oliviaの母のAlexが何か呪文をかけてくれた。

「あ…何も準備し

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#67 深海都市への扉の鍵

#67 深海都市への扉の鍵

Oliviaは父のGregoryの声を背に
逃げるようにスタスタと歩き出した。

「まずは花屋さんに寄るわね!」

そう言って広場のカフェの向かい側にある
50mほど先の花屋を指差した。

「もう買うものを決まってるからすぐ済むわ。」

「Olivia、あなたのお父さん、
ただの私の案内じゃないって
気付いてたみたいだけど?」

「でしょうね…。
だから、1時間以内には必ず戻るわ。」

「うん、ど

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