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鑑賞ログ「アムステルダム」

221101

観たかった映画がタイミングが合わずに急遽鑑賞。
個人的にはクリスチャン・ベールが出てるってことだけでフックがある。でもあんまり口コミ的なものは届かないし、ちょっと忘れそうだったんだけれど。スマホでバナー広告がよく出てたから、ターゲットではあったんだろな。ちなみに、実話をベースにした作品というのは作品の上映が始まってから知ったのだった。

物語の舞台は1930年代のニューヨーク。元軍人で貧乏医者の主人公•バート(クリスチャン・ベール)と、軍人仲間だった弁護士のハロルド(ジョン・デヴィッド・ワシントン)が元上官の死をきっかけに事件に巻き込まれる。亡くなった上司の娘(テイラー・スウィフト)に解決を請われ、事件の真相を追って行くと、アムステルダムで一緒に過ごした看護師のヴァレリー(マーゴット・ロビー)と思わぬ再会をする。やがて、事件は思わぬ方向に進み始め…という物語。

いやー、ジョン・デヴィッド・ワシントンが美しい。もちろんマーゴット・ロビーとテイラー・スウィフトも美しいけれども。何とも言えない華があるというか。「ブラック・クランズマン」の時にも思ったな。「TENET」はあんまり感じなかったけれど。

作品としては、ラミ・マレックもでてるし、デニーロも出てるし、俳優陣はかなり豪華。でもなんか日本ではしれっとした公開。ま、知人からイマイチという噂は届いていたから、残念作品であることを覚悟して鑑賞。
その結果は…感触的にはそんなに悪くない。確かに他を押さえての必見の1本になるのは難しいかもしれないけれど、良作ではあると思う。単なる謎解きではなく、アメリカにおける貧富の差的なものとか、人種差別のこととか、ライトな感じではあるけれど、結構表現されている。主人公と妻の関係性とかも。
ただ、作品が描いている事実とフィクションがどれくらいの分量なのかが明確にはわからないけれど、ちょっとファンタジーが強いかなーと思ってしまったな。

監督は「世界に一つだけのプレイブック」の人(デヴィッド・O・ラッセル)なんだけど、なんとなくウェスアンダーソン風味を感じたのは私だけかしら?小ネタが散りばめられているからなのか、なんとなく俳優の動きが抑制的だからか。

もしかして…ヒットしなかったのはタイトルが悪いのかも…⁈

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