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鑑賞ログ「仕掛人・藤枝梅安 2」

230620

前作の終わりでガッツリ後ろ髪をひかれ、まぁ観ますよね。

今回は梅安のバディ・片岡愛之助演じる彦次郎の生涯の天敵、ここで会ったが百年目の仇をぶっ倒す!という話。

今日に向かった梅安と彦次郎、その道中で彦次郎はある侍の姿を目にする。それは、仕掛け人稼業を始める前、幸せに暮らしていた彦次郎の妻を殺した男だった。当時の浪人風情とは違い、こざっぱりとした雰囲気を纏っているものの、顔を忘れるわけのない彦次郎は、雪辱を誓う。そんな彦次郎に付き合う梅安だったが、彦次郎の宿敵を追っていたら、梅安を宿敵として狙う八蔵に鉢合わせして…という話。

極悪非道の非道から「非道い」表記転じて「酷い」んだ、椎名桔平が。きぃー!憎らしい男!!って感じ。もう、アウトレイジの最後の再現の仕打ちでいいんじゃないかぐらい憎たらしい。

やっぱりセクシーだよね、豊川悦司。匂い立つ色気。今回は前回よりも濡れ場多め。それがよりキャラクターを人間らしくしている気がする。でもどこが一番痺れるって、佐藤浩市演じる半十郎との出会いのシーンだな。いやー緊張感が最高!いいシーンだったなぁ。

今回も作品のオアシスは高畑淳子演じるおせき。いい。かわいい。だってずっと梅安の帰りを待って、毎日魚買ってるなんて…いじらしいぜ。菅野美穂もいいけれど、やっぱりヒロインはこっちだな。
ただ、菅野美穂演じるおもんが、梅安の大切な人を奪おうとする八蔵に放った、自分が人を愛せるということが自分の慰めになる、という感じのセリフは良かった。これってこの前観た「エゴイスト」にも通ずる真理だ。
そして今回もシンプルながらおいしそうな映画飯。焼きおにぎり美味しそうだったなぁ。

佐藤浩市がさ、枯れてていい感じ。何歳ぐらいの設定なんだろうか。あと半十郎の相方、八蔵を演じる一ノ瀬颯が美しいわね。一瞬小関裕太かと思ったけれども。初めましてだったから、前作の早乙女太一的な感じで、大衆演劇系の人かと思ったら戦隊系だった。

椎名桔平演じる今回の仇の郎党一族が女性に対して乱暴狼藉をはたらくんだけれども、不自然にバストトップが出ない。これはなんらかのコンプラ案件なんだろうな。それなりに自然にやろうとしてるけど、ちょっとやっぱり気になる。うーむ、難しい問題だなとちょっと思ったり。

今回も思わせぶりな最後。続編の3もありそうな予感。高橋ひとみが演じたお崎はいい人なんだろうか。そこが今一歩信じ切れないのよね。彼女に預けた子のその後も気になる。それも次回に出てくるか期待。
やっぱりこういう時代劇がずっと続くといいな。



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