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自己紹介⑦辞めて起業?それとも復職?悶々とする育休中。

イメージコンサルを学ぼう!ということを決めてから動くまでは、自分でも驚くほど早かったです。たまたまその時の職場とのやりとりの中でちょっと悔しいことがあり、それが加速する要因になったのかもしれません。この時に「辞めるスイッチ」が再び入ってしまったんですね。

前回までの私はこちらです。

元から私は、勝手に大学院に行ったり活動を学会誌に掲載してもらったりと、職場外でいろいろやっておりました。自分の好きな領域だと勉強したり自己啓発をすることが全然苦痛にならないので、オンで思い通りにならない時は、オフの方を充実させる(悪く言えば逃げ道作戦)やり方は、私の気質にぴったり合っていたんです。

この時も、育児(オン)の傍ら、あくまでも自己啓発の一環としてイメージコンサルティングを学ぼうと考えつきました。もちろん、子供を預かってもらえる時間を捻出できることが前提なので、学ぶに当たっての長期戦は覚悟してました。そのような制約がありながらも、都内のイメージコンサルタント養成スクールを探し、


○子育て優先でスケジュールが組み立てられる
○比較的自宅から近い
などの条件的な部分も私の求めているスクールと合致していただけでなく、
○メンズのイメージ提案がきちんと学べること(他の学校は希望者のみのオプションが多いです)
○これからみんなでアカデミーを大きくして行こうという気概を感じること。
○何よりもイメージコンサルタント市場の状況を包み隠さずお話ししてくれた亮子先生のお人柄


などいろいろな要素から、今もお世話になっている「銀座イメージコンサルタントプロ養成アカデミー」に通うことを即決しました。当時は起業するなんて頭になかったのですが、仮に将来起業したあとも受講生同士や亮子先生と繋がっていられそうだなと思ったのも、大事なポイントでした。


私は他のイメージコンサルタントの誰よりも政治や行政の現場を知っていることについては確固たる自信があります。選挙によっては半数以上の有権者が投票に行かないという状況や、閑散とした傍聴席、そして学芸会と揶揄される地方議会の様子を見てきて、政治への無関心の解消や参加を促すにはどうしたらよいのかということにも、職場や大学院での学びの過程でさまざまな考えを巡らせてきました。
選挙の時期になると街中に選挙ポスターが貼られます。しかし、候補者サイドの尽力にもかかわらず、ほとんどの人が目を向けず通り過ぎて行きます。でも、このポスターがもう少し人を惹きつけるようなデザインだったら、そして候補者がもっと自身の良さを発揮できていたら、少しは立ち止まってポスターを見て、選挙について考えてくれる人がいるかなあ。と思ったのが一つのきっかけでした。
今の時代では政治に関心を持つきっかけが「服装」や「外見」などの要素であっても良いと思います。むしろ、そのくらい軽くて身近な方が、「政治」というとっつきにくいものを柔らかくしてくれるのではないかと思ったのでした。

また、公務員として働いている中でも世間でいう「公務員=ダサい」というステレオタイプを感じることが多々ありました。これからは官民連携、公共経営の時代なのだから、行政の現場で働く人にも「制約の多い中でもおしゃれを楽しみ、仕事へのモチベーションに繋げられる方法があれば良いのにな」とも考えていました。


外見は内面と繋がっています。これまで、政治や行政の現場にファッションやイメージなどの外見を問うのはタブーとされてきた印象がありますが、働く人の魅力は間違いなく地域の魅力に繋がります。Publicの領域で頑張る人を、もっとおしゃれで魅力的にすることができたら、最終的に世の中をより良い影響をもたらしてくれるのではないかと考えていました。


この思いが私を動かす原動力となり、子どもを預かってもらえる限られた時間の中で、本格的にイメージコンサルティングの勉強に着手することになりました。私は色彩検定やカラーコーディネーターの資格を持っていますが、私にとってファッションは単なる「好き」の延長にあるものでした。


イメージコンサルタント業界には、ファッションや美容の業界でバリバリやってきた方がたくさんいます。ゆえに彼ら彼女らからすると、私なんて「ファッション大好きな女」に過ぎないんです。ゆえに「単なるファッション大好きな女」で終わらないために、アカデミーでのインプット、そして現場や日常生活でのアウトプットを最重要視しました。これまで立ち入れなかった百貨店や路面店に出向き、常に質の良い最新のものに触れることを心がけました。一流のものに触れれば、一流の知識が身につきます。そして一流の知識は、お客様が最高に満足していただけるようなサービスの根幹になると思うんです。


また、アカデミーでは理論に則ったイメージコンサルティングのメソッドだけでなく、仮にいつか私が起業するにしたときに、どういうマインドを持って仕事をしていくのかという部分についても教えていただきました。これまで起業という世界は全くの別世界と感じていた私にとっては、学びと驚きの連続でした。
アカデミーで学んだことにより、これまで単なるファッション大好き女だった私は、イメージコンサルティングが人の人生すら変えてしまうかもしれないという可能性と奥深さを知りました。ファッションはただ単に見に纏うものではない。ファッションの先に外見構築があり、緻密に計算された外見構築のその先には社会を変える可能性だってあるんです。

また既に起業してイメージコンサルタントとして活躍している先輩や、社会的に評価を高い評価を受けている起業家の方にも、育児の隙間時間を使って積極的に会いに行きました。そうしていくうちに、私の思いを起業して体現したい!と思うようになってきたんです。今なら公務員を退職しても絶対に後悔しないと。


しかし、当時の私は育児休業中で手当てもしっかりもらっていました。この時期に退職するということについては世間でも批判が多く、私も産休入りする当初は子供を産んで落ち着いたら、職場に復帰するんだろうなと考えていたんです。ロッカーの荷物も全てそのままでした。


でも人って一度腹を決めてしまうと、もう止まらないんですね。。その時期以降、私のスマホは


「育休 退職 申し訳ない」
「育休 退職 モラル」
「育休 退職 批判」


などの検索履歴でいっぱいになりました。
当時は、このような気持ちを抱えながら職場に在籍し続ける申し訳なさと心苦しさで潰れそうでした。でもやはり、「退職」という言葉はそう簡単に口から出てくるものではなく、苦しくて辛くて悶々とした毎日を過ごしていました。。

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