サブカル好きを自認する
わたしは物心ついたときから、メインカルチャーをバカにして生きてきた。
「足がはやい子が好き」と言う女子を尽くバカにし、わたしはクラスの隅っこでボソッとおもしろいことを言う男の子に恋をした。
吹奏楽部に入り、流行りの音楽は聴かずにずっと自分が好きな音楽を探究し続けた。映画も同様に。
わたしは22歳の大学4年生だが、この歳になってはじめて自分の趣味がサブカルチャーに寄っているのではないかと自覚した。
これまでは流行りを好んでいた人をなんとなくバカにしていただけで、自分の好みがほ