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留年

わたしは愛知県の大学に通う大学4年生。
わたしの大学生活はコロナと共に始まり、なにも分からなかったので『人生の夏休み』という大学生活のキャッチコピーを真に受けて生活していたら、ことごとく単位を落とした。

慣れないことが苦手。
みんなもちろん初めてのことは苦手かもしれないけど、わたしは本当に要領を掴むまで時間がかかってしまうタイプで、コロナと共に始まった大学生活は言葉の通り右も左もわからずって感じだった。

何とか巻き返し、4年生の後期で24単位取得すれば大学卒業できるところまで来た。
就活が上手くいってなかったので、秋まで就活をした。
卒論も思うように進まず、大変苦労した。

就活と卒論と24単位取るための時間割をこなすのは本当に忙しくて、でも誰のせいでもなくわたしのせいだから、ただ頑張るしかないなと思って頑張った。

結果、予備にも履修していた講義まで単位を取ることができて、4年の後期で28単位取得することができた。

しかし、必修を1つ落とした。よって留年。

悔しい。
以前『短歌と人生について』という題の投稿をした。
わたしに留年の可能性があることや、彼氏が留年すること踏まえて「留年は、長い目でみたらそんなにダメージがあるものではないのではないか」「留年したら留年したなりに、有意義な時間の使い方をして社会に出る準備をしたい」などとぬかしたが、とんだ戯けだ。

わたしがいま困っていることは、今のことである。
長い目とかうるさい。

内定を頂けていることや、バイト先で送別会をしてもらったことや、半年間頑張ったことや、親を悲しませたことや、それらが悔しくて困ってる。

なぁにが「長い目で、、」だよと思う。

悔しいな。
こんなに悔しいのは人生で初めてだ。

今までのわたしの人生は、胸を張って頑張ったと言えるものがあまりなかった。

部活動の結果も人並みだし、勉強も運動も苦手で、人見知りだから友だちも少ない。
頑張ったと思えることや、それに伴う結果を手にしたことが少ない。

もし4年で大学卒業できていたら、これこそ頑張ったことだと思えたんだろうな。

言ったって仕方がない。
明日は大学に行って半年留年の仕組みを教えてもらって、内定先に内定辞退の電話をして、中古車屋さんに行く。

春から社会人だから車が必要だったのに、中古車は予定通り買ってくれるのか?
何もかも上手くいかないが、仕方がない。

長い目でみたら大丈夫だろう。と言い聞かせる。

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