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蒼き花束

蒼き花束

何度雨に降られようとも、何度運命に見放されようとも、それでもずっと音楽は続いた、それでもずっと、私たちの生活は続いてきた。

さよならの数だけ出会いがあった。
サヨナラだけが人生だけど、そこにはそれだけの出逢いがあった、サヨナラだけが、出逢いだけが、それでも音楽は続いてゆく、私たちの生活は続いてゆく、もう逢えない人、逢わない人、その数だけ私は年を重ねてきた、その数を数えている時間だけが私の今に意味

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呪うように祈りながら歌ってそうだし、月光のことを月影って歌ってそうだよな、あのバンド。

呪うように祈りながら歌ってそうだし、月光のことを月影って歌ってそうだよな、あのバンド。

しらねーうるせーの光芒が私を攫って消えてゆく。視界が潤んで膨らんだ光が私を包んでかがやく時、こうして呪いを解かずにいることさえ赦されたような気がした。スマートフォンから漏れる光でも、有線イヤホンから伝う熱量でもない、それは紛れもなく本当の呪いであり祈りでした。呪いを解いたらぜんぶ忘れてしまう気がして解けずにいる、それも含めて私が私にかけた呪い。そんな私たちのこころを掬い救ってくれるのは、月の影みた

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