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丁寧に整えられたものの、纏う力

丁寧に整えられたものや、そのような場に身を置くことで、たくさんのパワーが注がれることに気づきます。

心のパワーが切れたとき、よくひとりで人のいる場所へ出かけていたことを思い出します。
整えられた、カジュアルで落ち着きのあるカフェを選んでいました。

店主の作る空間で、各々満たされて過ごす人達の集う場に居るだけで、心のタンクにパワーが注がれる。

私のために丁寧にいれられたコーヒーというのも、心にしみるような暖かさで、心がなぐさめられた記憶があります。
丁寧に描かれた絵画や、手作りのものにも言葉に表せない力があって、気持ちをグッと引っ張ってくれることがあります。

暖かい場所に気付く。
丁寧に整えられたものの纏う力に気付く。
そこに存在するあらゆるものの中から、パワーある存在に気付く。

そして自分に気づきます。

元気がないとかパワーが切れとか、停滞期も悪くないなあと思う瞬間です。
元気な時には気づけない、あたたかさや力強さが静かにいつも存在していることを、見つけられるひと時。

そう考えると、なかなか元気になれない時があっても、焦ったり落ち込むこともないんじゃないかという思いが、沸き上がってきます。

今ここに耳を澄まして心の向く存在に触れ、何かや、誰かや、どこか・・・に必ず存在している暖かさやエネルギーに気づき、受け取る。

そして元気になった時、受け取ったものたちを自分なりの形でいつか、元気のない誰かにそっと渡すこともできるのだろうと。

わたしならどうするかな。
素敵なカップで暖かいお茶を一杯。かしら。

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■この記事を書いた人

L Style マガジン『仕事と日常のあわいで』
yas

フリーランスで10年以上複数のことを続けています。
キャリアコンサルタント、パソコンインストラクター、フラワ―アレンジメント教室主宰などそれぞれの役割に、へんげしながら、どの仕事でも私は「その人らしさが表現されること」のサポートにこだわってきたように思います。仕事と日常の境目が無い365日。仕事の気づきが日常に。日常の気づきが仕事に。ぐるぐる循環するところで、あれこれ考えながら生きています。そんな仕事との日常の間(あわい)で想うことを、ここで文章にしています。


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