タカハシヨシカズ

組織に属さず、気楽にワークライフインテグレーションを楽しんでいる42歳男。

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最近の記事

Co-musubiと子どもたちの成長

我が家では小6と小3の2人姉妹がCo-musubiに参加しています。 長女は小5の10月途中からの参加し、次女はこの春4月から参加しています。 おススメの本を紹介するというテーマの中学年(小3・4)子どもMTGが先日ありました。次女は若草物語を選びました。この本は妻のお母さん(次女にとって祖母)から1年以上前から借りていたものです。 次女は本が好きで、毎日何かしらの本を読んでいます。 ただ若草物語はなぜかのんびり(1年も!)読んでいたところ、子どもMTGが本を紹介するという

    • 小5の娘がCo-musubiに参加して1ヶ月

      小5の娘がCo-musubi に参加して、はや1ヶ月が経ちました。 参加する前、夏休みの自由研究で、Zoomを使って都会と田舎の暮らしの違いというテーマで、東京在住の小学生と対話する機会を持ちました。普段接することのない県外のこどもと対話するという経験が娘にはとても刺激があったようで、もっと他にも機会がないかなと親子ともども思っていました。そのタイミングで、Co-musubi の募集が目に飛び込んできました。 何となく知っていたCo-musubi は娘にも親の私にもハード

      • 未来をつくる言葉を読んでみて感じたこと

        私がドミニク・チェンさんの書籍を読んだのは、本書が初めてである。 読み始めてすぐに、文章のあまりの美しさに目眩を覚えた。本書の冒頭。 それはいつも、何かの「はじまり」であると同時に「おわり」をあらわしている。 中略。それまで蓄積されてきた経験の皮膜が一度に無化し、未知の時間が始まる予兆で満たされる瞬間がある。 中略。いま、自分とこどもを覆っていた泡の皮膜が弾けようとしている。娘がある時から、自分だけの感覚を獲得して、自由に問いを発しはじめた。 言葉のセレクトに繊細さ

        • 孤立から孤独へ

          NEW ELITEは以前から気になっていた書籍なのだが、なぜか購入していなかった。いつか買おう買おうと思って、忘れてしまうの繰り返しだったが、年末たまたま本屋さん以前から気になっていた書籍なのだが、なぜか購入していなかった。いつか買おうと思って、忘れてしまうの繰り返しを重ねていたが、年末たまたま本屋さんに最後の1冊があったので手に取ってみた。目次とはじめにを読んで、すぐに魅了されたので、今度は迷わず購入した。 今後の日本の立ち位置 「はじめに」に日本が淘汰される可能性に言

          DARKは可能性に満ちている場所

          仕組みがわからないままその有用さを享受することを知的負債と呼ぶらしい。我々はもはやテクノロジーの及ばない所で生きていくことができないし、考える事ができない。アントロポセン(人新世)は、人々が思考停止になりやすい時代と言えるかもしれない。 私には文章が難解なのだが、とても面白い一冊になりそうだ。読了するのに時間がかかりそうなので最初の第一章Chasmについてだけの感想である。 クラウドについての考察に考えさせられた。クラウドは雲と言うメタファーである。雲なのでぷかぷか浮いて

          DARKは可能性に満ちている場所

          違いを知る

          昔、キムタクが総理大臣役のドラマで、話し合うことで「日本とアメリカは分かり合えるのではなく、違う国だとお互いに知ることができる」と言ってたような気がする。 相手のナラティブに入り込むことによって現実的に事態を動かすことができる。ナラティブとは物語を生み出す解釈の枠組みのことだそうだ。すべての人間には自分自身が主人公の各物語があり、その世界観で生きている。そう認識するとおのずとわかることなのだが、自分のナラティブの中の「常識」が他の人に通用するとは限らないことがある。他の人に

          目に映る「世界」は全てを映し出されたものなのか?

          私たちは他人の認識不足はすぐ責める。あいつ自分のことをわかってないよなぁみたいな。しかし自分自身に自己認識が足りていないかもしれないと自問する機会はあるだろうか? 自己認識が不足していると周りの人々に迷惑をかける可能性が高くなる。また自己のコンフォートゾーンの外に足を踏み出すことも難しくなる。安心しきった楽園の中で昨日と変わらない行動をすると、自己成長の飛躍は望めない。 本書は自分はまだまだ成長できるという野心の満ちた人(ユニコーン)は、自己認識をすることで新たに得た上イ

          目に映る「世界」は全てを映し出されたものなのか?

          事象を多面的に考えてみる

          人は誰しも死に向かって生きている。そうした普遍的事実であるにもかかわらず、死に関して真剣に考えようとはしない。むしろ考えないのが普通だ。 私も40歳を超えたので、さすがに老けたなぁと体の衰えを感じる。しかし本書にあるように自分が死ぬことを本気で信じているかと問われれば、信じてはいないと正直に答えざるを得ない。あと40年ぐらい80歳位まで生きられるんじゃないかとぼんやり思っている。あと40年ぐらいだと思うと、死に向かった準備とか死後の備えとかを考えるのは、まだ早すぎると思って

          事象を多面的に考えてみる

          ほろ苦かった初めてのオンライン読書会

          僕はイエローでホワイトで、ちょっとブルーの読書会がありました。自分自身としては反省点が非常に多かった読書会でした。 個人個人に意見を出し合えるのが読書会のはずなのにどこか正解探しを自分の中でしていて、無難なことを言ってしまう。あるいは他の参加者のレベルの高さに圧倒されまいと、無理矢理合わせようとして結局まとまらないことを言ってしまう。 本当は自分の中にある意見やモヤモヤをもれなくアウトプットして、その批評を浴びる。それが読書会の醍醐味だったりすると思う。 具体的には参加

          ほろ苦かった初めてのオンライン読書会

          多様性は面倒くさいものだよね

          たまたま妻が購入していたこともあり、借りて読んでみました。 多様性って大変だし、面倒くさいものだよねっていうのが一読目の感想です。 多様性が大事、ダイバーシティが重要という話しはここ数年よく耳にします。しかし、他者を理解する能力を育成するという話しはあまり耳にしないように思います。本著では、empathyとsympathy の違いとあります。 sympathy は相手のことを想い、感情や行為を理解する。とても大切かつ誰にでも出来ることです。 empathy は理解はし

          多様性は面倒くさいものだよね

          編集力が問われる

          西海岸が渋谷、六本木。東海岸が丸の内、霞が関。静岡に住んでいる私には、そんな歩いていけそうな距離しか離れていないのに東西の海岸だというのは、ツッコミたくなる。静岡市と浜松市も文化や気質も違うので、この海岸論に当てはまりそう(笑) 教育改革家の藤原和博さんがよくセミナーでお話しされる情報処理力と情報編集力がある。正解が決まっているものであれば、情報処理力が高い人ほど優秀と定義される。受験勉強が当てはまる。 しかし今現在の社会は正解が誰にも分からないものとなっている。制約から

          編集力が問われる

          読みかけの本たち

          現在読みかけの本を並べてみました。自分でもよく分かっていなかったのですが、結構あります。12冊…。 購入したけど期待ハズレだったものは並べていないので、ここに並べた本は全て読了するつもりではいます。 今後も欲しい本はあるので、減らないかな…。 私は基本的に飽きっぽいので、一冊を読み終えてから、次に行くのを待っていたら、量をこなせません。量をこなすのが目的では無いのですが、興味がそそる本が世の中に溢れているので、なるべくなら接点を持ちたいと思っています。 その日の気分に

          読みかけの本たち

          数字と現象の裏側

          画像が不鮮明でごめんなさい🙇‍♂️ 10月19日に朝日新聞に掲載された『民主主義を救え!』の書評です。 気になったのが、世界に見られる若者の民主主義に対する幻滅と日本の参院選の18歳19歳の投票率の低さを同列で語られている箇所です。 幻滅するほど、民主主義あるいは政治に関心を持っている、あるいは持っていたように思えないのです。若者がだらしないとかいう上からのマウントではありません。 そもそも英語や数学、部活でいっぱいいっぱいの中学生や高校生民主主義や政治をいつ勉強する

          数字と現象の裏側

          答えはすでに出ている

          基本的に直感を優先的にするタイプの私は『0秒で動け』はすんなり入ってきました。考えるイコールやらないための言い訳なので、時間を浪費している感覚に襲われます。 実際動いた方が例え失敗だったとしても、自身のフィードバックになるので私の場合は結果的にプラスに働くことが多いです。 『1分で話せ』は私の苦手ジャンルなので、手にとってみました。思考しているつもりなのですが、フワッとした思考で言語化が上手くできないまま話しをする羽目になってしまうこと多いです。 相手の方からすれば、何

          答えはすでに出ている

          『FACT FULNESS』を読んでみた

          ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング(ハンスの息子)、アンナ・ロスリング(オーラの妻)著 上杉周作、関美和 訳 本著の冒頭、世界の事実に関する13のクイズがある。2017年にオンラインで1万2000人に実施したところ、全問正解はゼロ。全問不正解が15%もいたそうだ。国際ジャーナリストや専門家や高学歴の人を対象にしても結果はほぼ同じだそうだ。 マクロ的視点で世界の事実を正確に捉えられている人はほぼいないというのが本著の主張だ。 本著では世界の所得レベルを4つに分けている

          『FACT FULNESS』を読んでみた