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数字と現象の裏側

画像が不鮮明でごめんなさい🙇‍♂️

10月19日に朝日新聞に掲載された『民主主義を救え!』の書評です。

気になったのが、世界に見られる若者の民主主義に対する幻滅と日本の参院選の18歳19歳の投票率の低さを同列で語られている箇所です。

幻滅するほど、民主主義あるいは政治に関心を持っている、あるいは持っていたように思えないのです。若者がだらしないとかいう上からのマウントではありません。


そもそも英語や数学、部活でいっぱいいっぱいの中学生や高校生民主主義や政治をいつ勉強する機会があるのでしょうか?教科書に少し記載されていて、2、3コマ授業があるだけですよね。

先日、落合陽一さんが「人権」を高校まででほとんど学んだ覚えが無いと仰っていました。


教育現場で民主主義、社会保障、権利の問題をじっくり腰を据えて教えるなんて、あまり聞いたことがありません。私自身、公民の授業は中3の6、7月あたりから2月ぐらいで習いました。高校は理系を選択したので、民主主義の授業は中学生で止まっています。

そんな状況で政治に興味を持てって…。無理じゃねと思うわけです。

政治家も下手に30歳以下の方達が民主主義に目覚めて、投票率を押し上げる事が起きたら困るんじゃないかと思うのです。今どき、インターネットで投票できないなんて、投票所に行く煩わしさをキープすることで、投票率上昇を抑制しているんじゃないかと邪推してしまいます。


16歳のグレタさんの演説後の世界的な動きがある中、日本政府がまだ何もしていないことは朝や昼のワイドショーでは流さないですよね。

お上に期待するのが難しい状況だと、庶民のココロが折れそうですが、歴史を学ぶとメゲナイ人達が改革のための大きな流れを作っているんですよね。


大人が、政治に関心を持ち、家庭でも子供達に話しをするという地道な方法が民主主義を救う近道なのかもしれません。