まえだかつ 〈中小企業診断士〉

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まえだかつ 〈中小企業診断士〉

「傾聴」と「問いかけ」好きな中小企業診断士 &シニア産業カウンセラー / キャリアコンサルタント/ 想いをカタチ(計画書)に / フィールド:中小企業の人材育成・組織開発、キャリア / 計画的偶発性を楽しむ / 旅好きな方向音痴 / 記事は個人の見解です

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支援現場の即興力

悪魔の実を食べて身につけたいスキルと聞かれたら(そんな質問されたことはありませんが) それは『即興力』 中小企業の経営者の方々と話をするときに、もっと的確な返しができたらなあ、という思いです。 芸人さんの即興力 『即興』といえば、タモリさん。 「笑っていいとも」の放送開始の新聞では「即興エンタティナー タモリ」という紹介文があったとか(Wikipedia) ブラタモリでも行く先々で、テレビ素人の「地形の専門家たち」との掛け合いをとおして、クスッとした笑いを届けてくれ

    • 中小企業は「世代交代より世代共存」

      「引き際は、若者が教えてくれる」 「俺は引退させられたんだ」 保育園児の息子と、何気なく見ていた『カーズ3』のフレーズにドキッとしました。 カーズは、乗り物を擬人化したディズニー映画。 3作目は、ルーキーだった主役のマックイーンがベテランとなり、次世代レーサーの台頭を受けて引退に追い込まれる苦悩が描かれています。 幼児向けと思いきや、40代のおっさんには、なかなか共感するものがあります(笑) ベテランが若手にバトンを渡し、新しく生きる道を見つける場面を見ながら、ふ

      • 専門性のあるキャリア

        もうすぐ4月。 多くの職場で新入社員が入ってきます。 「専門性を極め、プロフェッショナルとしての道を進みたい」(31.6%) 新入社員に「将来、会社で担いたい役割」をたずねたときに「専門性」が最多の回答となる調査もあるようです。 他には ・組織を率いるリーダーとなり、マネジメントを行いたい(23.5%) ・特にキャリアについての志向はなく、楽しく仕事をしていたい(21.3%) など。 感覚的ですが「専門性の追求」は、今に始まったことでもない。 思い出すと、20年以上

        • 中小企業は味わい深い

          今年も4月から大学の前期授業「中小企業論」が始まります。 働く経験の少ない学生さんにも、リアルな中小企業を感じつつ、ざっくりとでも中小企業の概観を学んでもらえたらなぁ、という思いです。 「中小企業」と一言で表現しても、見え方はさまざま。 過少過多な「中小企業問題」のようなネガティブな面が強調されることもあれば、イノベーションの担い手として、ポジティブな面も評価される。 まさに多様な存在。 単純に大企業と比較すれば、規模の経済や範囲の経済などの経済効果では、中小企業に

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          話しかけられやすい人ですか

          約6割の人は、自分を「話しかけやすい人」だと思っている そんな調査結果もあるようです。 個人的な感想ですが、6割とはけっこう多い印象かも。 これだけ「話しかけられやすい人」が職場に多ければ、コミュニケーションの問題がもう少し減ってもよい気もしますが(笑) 「話しかけやすい人」とはどんな人なのか。 表情が穏やか、雰囲気がよい・・ などなど感覚的なところもありますが、カウンセリング視点でまとめました。 「聞いてくれる」という安心感 話しかけたら、最後まできちんと聞いて

          話しかけられやすい人ですか

          中小企業者の計画書は自分との約束事

          中小企業にとって、計画書は本当に必要? 「取引先次第で変わるのに、先の計画を立てても意味がない」 「日々の仕事は繰り返しなんだから、計画書なんて必要ない」 「計画書がなくても経営はできる」 などなど。 「計画書は不要」とする声もよく聞くところ。 (ここでは、経営計画も事業計画も、ひとくくりに計画書として話を進めます) もちろん、経営者の考え方次第ですが、中小企業支援のフィールドで働き続けて思うのは、やはり『必要』という結論です。 (『必要ない』と断言できたら、それはそれ

          中小企業者の計画書は自分との約束事

          おじさんこそイシューからはじめよ

          ビジネスの豊富な経験は、貴重な財産。 ですが、経験の蓄積があるがゆえに、部下や後輩から相談を受けたときに、実はイシューを外すイタいおじさんも多い。 (ハイ、自分もそのおじさんの一人ですが。。) イシューを外すおじさんそんなイタいおじさんとして ●過去の武勇伝を語る 「俺のときはなぁ・・」と過去の成功体験を語り始める。 相談に乗るというよりも、往々にして、自身の武勇伝を聞かせることが目的になっている場合も。 ●行動を最優先にする 「答えは会議室ではなく現場にある」と言

          おじさんこそイシューからはじめよ

          『好き』は最強のキャリア術?

          保育園に通う息子が大好きなのが「恐竜」 「ケツァ・・るトルス・・」なんて 恐竜名を噛もうものなら、すぐさま 「それはケツァルコアトルス」と訂正される。 先日、福井県にある恐竜博物館をめぐった後は、「恐竜好き」にますます磨きがかかっています。 この「恐竜好き」は思いがけない効果もあり ①カタカナを覚える  恐竜の名前はカタカナ表記が多く、知りたい気持ちからカタカナを覚える ②「調べる」という行動が身につく  知らない恐竜を聞くと、親に聞いてもわからないので自分で図鑑で

          『好き』は最強のキャリア術?

          中小企業経営者のキャリア・アンカーをさぐる

          「この取引は条件がよくても、ウチの社長は断るよ」 「この仕事は儲からないのに、なぜかウチの社長は受けるんだよね」 とかとか。 社長の判断に対する従業員の声を聞くことがあります。 中小企業の現場では、社長の一言で仕事が決まることも多い。 従業員からみれば、ときに非合理的な意思決定に見える。 それでも、社長の判断の根っこには、アツい信念があったりします。 この経営者の信念は、キャリア理論でいう「キャリア・アンカー」のようなものかもしれません。 キャリア・アンカーとはキャ

          中小企業経営者のキャリア・アンカーをさぐる

          中小企業にこそファシリテーション

          リーダー会議、店長会、現場改善会議、、、名称や名目はいろいろあっても、有意義な会議や打合せを続けるのは、なかなか大変。 特に、中小企業に多いのは (中小企業に限らない面もありますが) ・経営者からの一方的な伝達(激しい叱咤激励) ・声の大きい社員が場を支配する ・問いかけても静まりかえる、意見が出ない ・ベテラン社員が「自分には関係ないね」と非協力的 などなど。 せっかくメンバーが集まっても、場がうまく回らないことも多い。 そんな中小企業の『話し合いの場』にこそ、ファ

          中小企業にこそファシリテーション

          『認知資源』どう使う

          最近、認知資源(注意資源)が気になっています。 認知資源とは、心理学界隈の用語として 『注意や思考、判断を行うための脳が使える資源(エネルギー)』 と言われるもの。 マネジャーとして、プレイヤーとして、ときにプロボノ活動など、ミッションが増えると、自身の認知資源の使い方も大きなテーマです。 認知資源は、概念的なものであり、例えば、Aさんの認知資源は「100」、Bさんは「80」といった感じで定量的には測れません。 東京未来大学の岩崎講師によると、人の認知資源は有限であり

          キャリアの引き際

          サッカーの小野選手の引退。 あれだけの技術と、どこか遊び心あるサッカーが見られないと思うと、本当に残念。。とはいえ、いつかは来る日。 最後の公式戦をテレビで見ましたが、味方だけでなく、相手チームも一列になって花道をつくる。リスペクトにあふれる光景に感動でした。 契約更新できず、意図せず引退に追い込まれる選手が多い中、自ら引き際を決められる、というのは、幸せなんでしょうね。 サッカー選手に限らず、経営者にも、引き際にはドラマが多い気がします。 その苦悩は本人しかわから

          働きたい中小企業の職場

          中小企業支援のフィールドで働きつづけて20年ちょっと。 中小企業の経営者の方々との話は、貴重な財産です。 そんな経験を還元する場?として、今年は、本業外で学生さんに講義する機会をいただきました。 アカデミックな場ですが、学生さんから感じたのは「働く場としての中小企業」という点。 もうすぐ社会人になって働くことを考えたら、確かに現実的な視点ですね。 今回は、見聞きした中小企業のなかで「働きたい職場」の要素を、勢いであげてみました。 (中小企業もさまざまなので、ここでは社

          経験から学べるスゴさ

          少し前の話ですが、抽選にあたり日本将棋連盟×不二家主催の「ペコちゃんはじめての将棋教室」に親子で参加。 息子は、着ぐるみのペコちゃんの動きには興味津々でしたが、将棋の駒の動きには興味を持たず、駒を並べるところでほぼ断念。 まだ早かったのか、そもそも興味がなかったか・・。ほろ苦い将棋デビューでした。 そんな将棋つながりで、藤井8冠の話。 藤井8冠のすごさは、テレビやニュースやらで、強さの源として集中力、探求力、構想力、平常心、などなど多くの言葉で語られていますね。 その

          ストレスはキャリアのスパイス

          「ストレスは人生のスパイス」 とは、ストレス学説を提唱した生理学者のセリエ博士の言葉。 最初に聞いたとき「名言だなぁ」と思ったのを覚えています。 スパイスが強いと、おいしくないし、食べられない。 でも、スパイスがなければ、味気ないし、おいしくもない。 このスパイスは、キャリアのストレスでもきっと同じ。 ストレスがない仕事は楽であっても、やりがいや自身の成長につながりにくい気がします。 「ほどよいストレス」 理想ですが、その調節が本当に難しい。 ストレスのスパイスも

          ストレスはキャリアのスパイス

          「パウ・パト」が教える「誰もがリーダー」

          保育園に通う息子が大好きなテレビアニメ『パウ・パトロール』 カナダのアニメですが、日本も含めて160か国以上で放送されているようです(Wikipedia情報) ワンちゃんが活躍する幼児番組ですが、最近「これからの『リーダー像』を示唆するアニメなのかも」と心を入れ替えて?みています。 パウ・パトロールは、人間の少年 ケント(10才)と個性豊かな6匹の犬たちによるレスキュー物語。 犬たちは、それぞれの能力を持ちながら、特徴あるビーグルに乗り、まちの平和を守る任務についてい

          「パウ・パト」が教える「誰もがリーダー」