まえだかつ 〈中小企業診断士〉

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まえだかつ 〈中小企業診断士〉

「傾聴」と「問いかけ」好きな中小企業診断士 &シニア産業カウンセラー / キャリアコンサルタント/ 想いをカタチ(計画書)に / フィールド:中小企業の人材育成・組織開発、キャリア / 計画的偶発性を楽しむ / 旅好きな方向音痴 / 記事は個人の見解です

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めざすは「ビジョン型」上司?

理想の上司像は? 「そんな理想の単一モデルはないよ」と思いながらも・・ 部下や後輩をもつビジネスマンであれば、ちょっとは気になるもの。 最近の傾向を見てみました。 理想のリーダー像先日、日経新聞に掲載された、エン・ジャパンが実施したアンケート調査結果。 結果をみると ・目標やありたい姿を明確に定める「ビジョン型」30% ・部下との対話からやる気や行動を促す「コーチング型」25% ・メンバー全員から意見を聞いて意思決定を行う「民主型」18% ・メンバー同士の関係性や感情

    • 「ちょっと聞いて」が言える組織

      『相談してくれたらよかったのに~』 誰かが職場を辞めるときには、どこからかともなく聞こえてくる言葉。 相談できない在宅勤務が増え、人材の流動化が進み、 退職代行ビジネスが流行る時代。 誰にも相談できないまま、職場を去る人は年々、増えているのでしょうか (そんな統計データは見たことはありませんが。。) SNSやチャットなどのコミュニケーションツールはアップデートしていくのに、コミュニケーションの難しさは変わらない気がします。 「職場の対話に関する定量調査」(パーソル総

      • 働きがいはなんですか

        「あなたの働きがいは何ですか?」 なかなか面と向かって聞かないですが(笑)まわりに聞いてみたい質問です。 仕事にやりがいはいらないひろゆきさんは 「そんなことに価値観を置くのは日本だけ。日本人みたいにやりたいことを仕事の中で実現しようとはしない」と語る。 確かに「働くことはお金を得るための手段」と考えるのも一つ。 無理に「働きがい≒生きがい」とらえてしまうとと、仕事のウェイトが相当、重たくなります。 とはいえ、本当に仕事に「やりがい」はいらないのか。 内閣府の実施し

        • 「教える」は「教えられる」

          今年も大学で講義をした『中小企業論』のアンケート結果が届きました。 学生さんの声は、耳の痛いコメントも含め(苦笑)本当に励みになります。 教えるとは、自分が教えられること をつくづく体感しています。 「教える」学び学習方法と平均学習定着率の関係を表す『ラーニングピラミッド』 一言で言えば「どの学習方法が一番、身につけられるか」を示すもの。 このなかで「他の人に教える」は定着率90%ともっとも高い。 講義や読書に比べても「教える」ことは、自身の学習に大きな効果があること

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          『鳥貴族』の魅力をちょっと伝えたい

          いまさら鳥貴族の魅力? 「そんなのわかっているよ」 と言われることも承知で、名もなきファンとして、鳥貴族の魅力をちょっと伝えたい。 ちなみに自分はお酒が飲めません(笑) 鳥貴族は鳥貴族といえば「一番好きなチェーン店の居酒屋」ランキング調査でも1位をとる人気店。(LINEリサーチ 2024年1月) 1位 鳥貴族 2位 串カツ田中 3位 魚民 学生時代を思い出すと、有名どころのチェーン店居酒屋といえば、つぼ八、養老乃瀧、白木屋・・あたりでしょうか。 鳥貴族のホームペー

          『鳥貴族』の魅力をちょっと伝えたい

          自分に質問しよう

          誰もが、無意識にたくさんの質問を自分にしている、という。 「この仕事は、金曜までに終えられるかな?」 「あの案件は、上司にいつ説明しようか?」 などなど。 この手の質問であれば、確かに数えきれない(笑) 「質問」の持つパワフルさは、仕事がらよく理解してますが、自分への質問が「うまく意識化できたら」と思うこの頃です。 例えば、サッカーの本田圭佑選手がACミランに移籍したときの、心の中の「リトル本田」との会話(ちょっと古いですが) リトル本田に『どこでプレーしたいんだ?

          EUROスペインから見るチーム力

          パリオリンピックが開幕したところですが、 EURO2024は、見事にスペイン優勝! スペインのサッカーといえば、華麗なパスワークでボールを支配しつつも、最後の決定力不足やらで。。 「あらら、今回も無敵艦隊じゃなかった」 そんな勝手なイメージが・・ ですが、今回は優勝という結果はもちろん、数字を見ても「無敵艦隊」にふさわしい内容。 ・史上初の1次リーグから無傷の7連勝(PK戦もなし) ・総得点は15得点(EURO1996以降で最多) ・世界王者の経験ある強豪国イタリア

          EUROスペインから見るチーム力

          支援現場の即興力

          悪魔の実を食べて身につけたいスキルと聞かれたら(そんな質問されたことはありませんが) それは『即興力』 中小企業の経営者の方々と話をするときに、もっと的確な返しができたらなあ、という思いです。 芸人さんの即興力 『即興』といえば、タモリさん。 「笑っていいとも」の放送開始の新聞では「即興エンタティナー タモリ」という紹介文があったとか(Wikipedia) ブラタモリでも行く先々で、テレビ素人の「地形の専門家たち」との掛け合いをとおして、クスッとした笑いを届けてくれ

          中小企業は「世代交代より世代共存」

          「引き際は、若者が教えてくれる」 「俺は引退させられたんだ」 保育園児の息子と、何気なく見ていた『カーズ3』のフレーズにドキッとしました。 カーズは、乗り物を擬人化したディズニー映画。 3作目は、ルーキーだった主役のマックイーンがベテランとなり、次世代レーサーの台頭を受けて引退に追い込まれる苦悩が描かれています。 幼児向けと思いきや、40代のおっさんには、なかなか共感するものがあります(笑) ベテランが若手にバトンを渡し、新しく生きる道を見つける場面を見ながら、ふ

          中小企業は「世代交代より世代共存」

          専門性のあるキャリア

          もうすぐ4月。 多くの職場で新入社員が入ってきます。 「専門性を極め、プロフェッショナルとしての道を進みたい」(31.6%) 新入社員に「将来、会社で担いたい役割」をたずねたときに「専門性」が最多の回答となる調査もあるようです。 他には ・組織を率いるリーダーとなり、マネジメントを行いたい(23.5%) ・特にキャリアについての志向はなく、楽しく仕事をしていたい(21.3%) など。 感覚的ですが「専門性の追求」は、今に始まったことでもない。 思い出すと、20年以上

          中小企業は味わい深い

          今年も4月から大学の前期授業「中小企業論」が始まります。 働く経験の少ない学生さんにも、リアルな中小企業を感じつつ、ざっくりとでも中小企業の概観を学んでもらえたらなぁ、という思いです。 「中小企業」と一言で表現しても、見え方はさまざま。 過少過多な「中小企業問題」のようなネガティブな面が強調されることもあれば、イノベーションの担い手として、ポジティブな面も評価される。 まさに多様な存在。 単純に大企業と比較すれば、規模の経済や範囲の経済などの経済効果では、中小企業に

          話しかけられやすい人ですか

          約6割の人は、自分を「話しかけやすい人」だと思っている そんな調査結果もあるようです。 個人的な感想ですが、6割とはけっこう多い印象かも。 これだけ「話しかけられやすい人」が職場に多ければ、コミュニケーションの問題がもう少し減ってもよい気もしますが(笑) 「話しかけやすい人」とはどんな人なのか。 表情が穏やか、雰囲気がよい・・ などなど感覚的なところもありますが、カウンセリング視点でまとめました。 「聞いてくれる」という安心感 話しかけたら、最後まできちんと聞いて

          話しかけられやすい人ですか

          中小企業者の計画書は自分との約束事

          中小企業にとって、計画書は本当に必要? 「取引先次第で変わるのに、先の計画を立てても意味がない」 「日々の仕事は繰り返しなんだから、計画書なんて必要ない」 「計画書がなくても経営はできる」 などなど。 「計画書は不要」とする声もよく聞くところ。 (ここでは、経営計画も事業計画も、ひとくくりに計画書として話を進めます) もちろん、経営者の考え方次第ですが、中小企業支援のフィールドで働き続けて思うのは、やはり『必要』という結論です。 (『必要ない』と断言できたら、それはそれ

          中小企業者の計画書は自分との約束事

          おじさんこそイシューからはじめよ

          ビジネスの豊富な経験は、貴重な財産。 ですが、経験の蓄積があるがゆえに、部下や後輩から相談を受けたときに、実はイシューを外すイタいおじさんも多い。 (ハイ、自分もそのおじさんの一人ですが。。) イシューを外すおじさんそんなイタいおじさんとして ●過去の武勇伝を語る 「俺のときはなぁ・・」と過去の成功体験を語り始める。 相談に乗るというよりも、往々にして、自身の武勇伝を聞かせることが目的になっている場合も。 ●行動を最優先にする 「答えは会議室ではなく現場にある」と言

          おじさんこそイシューからはじめよ

          『好き』は最強のキャリア術?

          保育園に通う息子が大好きなのが「恐竜」 「ケツァ・・るトルス・・」なんて 恐竜名を噛もうものなら、すぐさま 「それはケツァルコアトルス」と訂正される。 先日、福井県にある恐竜博物館をめぐった後は、「恐竜好き」にますます磨きがかかっています。 この「恐竜好き」は思いがけない効果もあり ①カタカナを覚える  恐竜の名前はカタカナ表記が多く、知りたい気持ちからカタカナを覚える ②「調べる」という行動が身につく  知らない恐竜を聞くと、親に聞いてもわからないので自分で図鑑で

          『好き』は最強のキャリア術?

          中小企業経営者のキャリア・アンカーをさぐる

          「この取引は条件がよくても、ウチの社長は断るよ」 「この仕事は儲からないのに、なぜかウチの社長は受けるんだよね」 とかとか。 社長の判断に対する従業員の声を聞くことがあります。 中小企業の現場では、社長の一言で仕事が決まることも多い。 従業員からみれば、ときに非合理的な意思決定に見える。 それでも、社長の判断の根っこには、アツい信念があったりします。 この経営者の信念は、キャリア理論でいう「キャリア・アンカー」のようなものかもしれません。 キャリア・アンカーとはキャ

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