ウシのハートと細いアスパラガスを炙る。
そろそろアスパラガスの旬が終わる。
祖父の畑の駐車場に何故か生えていたのを思い出す。
昔の昔、1回植えただかで、手入れせずとも毎年勝手に生えてくる。
全ては収穫せずに、伸ばしておくと、アスパラガスは花を咲かす。
すずらんのような小さな花だが
見た事があるだろうか?
今日は、細身のアスパラガスが売っていたので買ってみた。
太めのほうが美味いと言うが、皮を剥かずとも食える細身の良さもあると思う。
今日はそれと、牛の心臓。
いわゆる“ハツ“と言われる部位だ。
近所のスーパーマーケットで中々に質の良い物が手に入った。
これは網焼きにして、食おう。
そんな表情をした心臓だった。
まずは、アスパラガスを焼く。
根元側をしっかり目に焼くと甘く香ばしくなる。
じっくりじっくり焼いてあげると、甘さや旨さが濃縮されていく。
旨味成分としては有名でないが、アスパラギン酸という旨味が豊富なのだ。
このアスパラギン酸、旨味だけでなく身体にもかなり作用して、
疲労の原因である乳酸を分解する作用や、
アンモニアの解毒、ミネラルの運搬など中々の働き者。
そして、ハツ。
全面を丁寧に焼いていく。
皮や筋が多い面を特にしっかり目に焼く。
焼いた後、時々ひっくり返したりしながら余熱をいれる。
ちなみに、牛の心臓はビタミンB2が豊富。
B2は疲労回復や、脂肪燃焼などの効果があり
皮膚や、爪、髪の毛などの成長に欠かせない。
タンパク質と共に取ると、吸収効率が上がるので、筋肉痛、怪我、火傷、口内炎などの時はタンパク質とビタミンB2。
10分くらい温かい所で、ひっくり返したりして肉汁を回し、安定してきたら薄く切る。
アスパラは4つに切る。
肉は焼き立てを切ると
肉汁が溢れるので気を付けて。
んで、ごま油で和えてから、塩、胡椒、レモン汁をサッと和えて。
まずごま油で和えるのは、周りをコーティングする為。
そのひと手間で、味のノリが違う。
塩が直接当たると水分出ちゃうからね。
塩はなんでも良いけど、胡椒は荒い方が良いかな。
あったら荒い塩を仕上げにかけても良い。
和えたらすぐ食べる事。
当たり前かもしれないけど**
和え物は和えたてが美味い**
時間が経てば経つほど味がぼやけてしまう。
てなわけで和えたてを食らう。
『あぁ、ビールが欲しい。』
そんな味。
焦げとレモンの香り、アスパラの甘さ、心臓の歯応えと旨味、胡椒の爽やかな辛味などなど
シンプルながら奥行きがある美味さ。
また作ろう。
次は沢山ビールを用意して、夕方に外で食べて飲もう。
いつもありがとうございます。 書くの大好きだけどやっぱ大変だから、サポートして貰えると持続性が増します。