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怖くてできなかった→一歩踏み出せるまでに何が起こったのか

※はじめに…
両親に対する否定的な言葉が出てきますが、両親を非難したいわけではありません。私自身が幼い頃とても臆病な性格で、当時自分の心を守るために身に付けた認知(歪みまくり)によって湾曲した解釈をしたり記憶自体が間違っている可能性もあると思っています。

before:
働かなきゃ、行動しなきゃ…
でもできない、身体が動かない。

そんな状況から、
after:
・一番やりたい仕事に応募できた
・仕事で振られた無茶振りに対して「(以前なら)ギク…怖い…ちょっとやだな…」→「是非、やりたいです!!」って心から言えた
・フィードバックに対して「(以前なら)怖い…怒られたくない…見てもらいたくない…」→心から「貴重なフィードバックをいただけて嬉しい!私もっと成長したい!」って思えた、はじめて傷つかなかった。

この変化の裏にはどんなプロセスがあったのか、振り返っていこうと思う。

長いこと人が怖くなってしまい、ずっとくすぶっていたが、ずっと変わりたいと思っていた。だから原因と、どうしたら理想に向かって心を擦り減らさずに動けるのか、向き合ってみた。

原因はたくさんあって、それぞれが複雑に絡み合っていた。

応募したい職種に応募できない理由。
・落ちたら自分には価値がないと思ってしまう
→昔から、すべてが「だから私には価値がある/ない」に落とし込む材料になってしまう思考の癖があった。「価値がある=親から愛される認めてもらえる」っていうの、偏見ではあるけど長女あるあるかもしれない。さすがお姉ちゃんだねって思われたくて、思われないとダメなんだってどんどん自分に対して厳しくなっちゃう。甘えられない。

・志望動機が書けない
→私の意見は「おかしいよ」と否定されるが親に従っていると傷つかずに済む、物事がスムーズに進むというのが何度も繰り返された。「私が思うこと、やりたいことは変なのかも」「私がいいと思うことの反対を選ぼう」という思い込みができた。だから素直に「これしたい!」を伝えられない。志望動機に関しても、否定されることが前提なので「私の考えがおかしくない理由」を言うことで相手を説得させなければいけないんだと思い、いつのまにかやりたいことを正当化する謎の文章になってしまう。「今の社会はこういうところがよくなくて、だからこうする必要性がある。=だから私、間違ってないよね?」みたいに仮想敵を作り出して闘おうとしてみたり…。

・面接を避けたい
→目上の人、年上の人に対して意見を言えない、どうせ非難されると思ってビクビクしてしまう

これらの怖いという気持ちを最初は頑張って無視していたけど続かず、身体が完全に拒否反応を示しはじめた。当たり前といえば当たり前だ。思考というのは「〜だからこう思う」というように、それがただの思い込みでも編み物のように複雑に絡み合ってどんどん強固になり、その最もらしい理屈に気力ややる気はねじ伏せられてしまう。

だから、なぜそう思ったの?その根底にはどんな思いがある?そう思うことを採用したのは、当時の自分にとってどんなメリットがあったの?という本音を引き出す。(上記でいう「→」以下。)

幼い頃に身につけた、これ以上苦しまないための処世術のようなものを当時の気持ちに寄り添いつつ、手放すことにした。

そうやって無意識に今の自分の行動に影響を与えている思い込みをいくつか外していると、人生をコントロールするほど強い思い込みや考えというものも、必要性がないと簡単に手放せるんだ、という実感とともに、そうか思考も無意識を意識に上げることによってパワーを弱められるんだ、思考自体をコントロールできるんだ、とエネルギーが心の底からみなぎってくる。いらない思考に振り回されなくなる。ブレーキを最大限に踏みながらアクセルを踏もうとする、そのような圧力から解放される。そうすると、AT車が勝手にちょっと進むみたいなもので、こんなに無気力だと思ってた自分にも、向上心とか、こうなりたーい!✨って気持ちがあることがわかってきた。多分人間は本来頑張りたい生き物なんじゃないかなあと思った、ちょっと救われた。

そんなこんなで、心に大きな負担をかけずに行動することができた。そして仕事のフィードバックなど、自分の改善点を伝えられても心の底から有難いなって思えた。すごく大きな変化だった。私を思って指摘してくれても、この人怖い、言い方キツい、苦手かも。って自分にとって心地良くない人をどんどん増やしていた私が、ああ、はじめて相手の優しさを、真心を受け取れたんだって嬉しかった。私、はじめて仕事というものを通して、人と同じ方向を見れたんだ、その人自身と向き合って、時間を共有できたんだ。人のこと怖かったけど、本当は、人と深く繋がったり一緒に何かを作りたかった、楽しいねって感情を共有したかった。そんなピュアな気持ちに気づいた。

今の自分を苦しめる思い込みも、当時の自分を守る自分からの愛情。だからこそ、直視して寄り添うことで、思考と行動のすれ違いがなくなっていく。
何か苦しいと感じたときは、その感情を頼りに、いらない思い込みがないかな?って探すと、思考と行動と感情が三位一体となって理想に向けて一緒に走ってくれる仲間になってくれる。とても個性が強い3人だね、カワイイネ〜またケンカしてるんだね、ケンカするほど仲がいいんだね〜みんな、主(私)のために、幸せになってほしくて空回りしちゃってるよ!笑 って思えたらいいな。


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