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仕事がつまらないと感じているメンバーをやる気にさせる方法①(やりたいことが別にあるメンバー篇)/しくじりマネジメント

仕事にやる気がないように見えるメンバーにどのように関わると良いのか。多くの上司が一度は頭を悩ませたことがあると思います。
仕事に身が入っていないメンバーに対して、どのように関わると良いのか、僕自身の失敗とそこから学んだことをお伝えしたいと思います。

やりたいことが別にあり、仕事に集中できない

仕事がつまらないと言うメンバー。もしくは言葉にはしなくても「つまらないと感じているんだろうなぁ」というメンバー。多くの上司は経験がありますよね。
長年、同じ仕事をしていて、マンネリ化してしまっているならまだしも、若手社員が「つまらない」と感じてしまうのはなぜかを考えていきたいと思います。

僕が経験したことがあるメンバーをご紹介します。
(本人が見てたら謝ります。ネタにしてごめんなさい)

そのメンバーは入社当初から副業をしていました。僕が所属する会社としては副業そのものはOKのため、それ自体は問題ありません。ですが、副業は楽しめているものの、本業である仕事については「つまらない」と感じてしまっていたのです。
当然、つまらないと感じながら、仕事に取り組んでも、パッとした成果は出ません。その状況には本人も苦しんでもいるような状況でした。

そんな状況を打破しようと、僕がやろうとしたことは彼のやりたいことと今の仕事の共通点を見つけることでした。今の仕事がメンバーのキャリアにとって役立つことを説明して、頑張ろうと背中を押したのです。
つまり、彼のWILL(やりたいこと)を聴き、仕事のMUST(ミッション・やらないといけないこと)を接続させることで、仕事を面白く感じてもらおうとしたのです。

ですが、結果としては瞬間的には「頑張ります」となるものの、モチベーションが長続きすることはありませんでした。


仕事がつまらないのは詰まっていないから

はい、見出しから駄洒落です。失礼しました。でも、これって本質だとも思っています。なぜ、つまらないと感じてしまっていたのでしょうか。

今振り返ると、それは日々の仕事に刺激が詰まっていなかったからだと思います。もっと言うと、成長感を感じられていなかったからです。

一人ひとりのやりたいこと、目指すキャリアと今の仕事がぴったりとはまることはなかなかありません。その時に大事なのは一人一人のWILLと今の仕事を接続させること。これ自体は間違っていたとは思っていません。むしろ、必要なことだったと思います。

ですが、(特に若手の)メンバーは”今”を生きています。今が充実しなければ、その仕事にモチベーションを沸かせることはできません。

では、今を充実させるためにやったこととは?
3つのステップで説明します。

仕事に充実感を感じさせる3つのステップ

今を充実させること。つまり、メンバーが成長感を感じられるようにするためには、どのようにマネジメントをすると良いでしょうか。

それはまず初めに”成したいコト”を言語化することです。
やりたいこと(○○な事業をしたい、○○な職種に就きたい等)は色々ありますが、やりたいことを通じて、何を”成したい”のか。そのために自分の仕事力は足りているのかを確認します。同メンバーは副業でやっている事業をやりたいのではなく、その事業を通じて成し遂げたいことは何か。どうなりたいのかを確認します。

そして、2つ目はそんな自分になるために今の自分の現状を知り、足りないことは何かを考えます。
自分の強みは何か、弱みは何か。理想としては上司と部下の関係から伝えるだけではなく、周囲のメンバーが思う強みと弱みの声も集められると尚良いと思います。その声を元にGAPを明らかにしていきます。

3つ目は徹底的に振り返ることです。”徹底的”にやるためのポイントは「複数のPDSを回すこと」「変化に着目することです」
徹底的に振り返るとなると、毎日振り返りをすることが大事と考えがちですが、それだけだと足りません。どうしても人間、1日1日の変化を自分で感じ取ることは非常に難しいです。上司としても、日々のメンバーの成長を感じ取ることは非常に難しいですよね。ですが、若手であれば1週間となると、変化が見えやすくなりますし、1ヶ月あると様変わりすることもあります。これがクオーター(3か月)や半期(6か月)となると、少しスピードが遅くなるため、週に1回、月1回、半期に1回の3つのPDSを回すことがお勧めです。
また、メンバー自身が自分の成長を見つけられれば良いですが、謙虚なメンバーはそれを感じられなかったりしますし、ましてや上司としても、メンバーが成長したことを見つけることは難しいと思います(それだけが仕事じゃないですからね)
ですが”変化”に着目してみるとどうでしょうか。先週は知らなかったことを今は知っている。先月までは及び腰だった仕事が前のめりになっている。何か変化したポイントであれば、見つけやすいと思います。それが成長だと僕は思います。

”今”の充実と”将来”の見通し

仕事を面白いと感じる(=モチベーションが高い状態)ようになるには、自分のやりたいことと今の仕事を接続させる必要があります。将来、経営者になりたいなら、今の仕事の中でリーダーシップを学ぶ・磨く。という仕事をアサインするイメージです。
ですが、繰り返しになりますが、これだけでは不十分です。”今”を充実させること。今の仕事に成長感を感じさせること。

今と将来が充実することによって、仕事が愉しく、充実したものになっていくのだと思います。そして、仕事が愉しくなることが、成果にも繋がっていくものだと思います。

仕事がつまらないと感じるメンバーが変わるのは、もちろん本人の努力次第ですが、それを支援できるのは直属の上司だけだと思います。ぜひ参考にしていただき、1人でも多くのメンバーが仕事が愉しくなることを祈っています。

終わりに・・・

今回はやりたいことが別にあるメンバーに関するマネジメントのポイントをご紹介させていただきました。次回はやりたいことがないメンバー。でも今の仕事はつまらないと感じている・・・。そんなケースのマネジメントのポイントを書きたいと思います。楽しみにしてもらえると嬉しいです。

→(追記)書きました!こちらです。ぜひご覧ください。

しかし、これまで20記事ほど、しくじりマネジメントというタイトルで自分の失敗と学びを書いてきましたが、よくこんなに失敗したなと思っている今日この頃・・・笑
まぁたくさんの失敗があるからこそ、今があるということで!

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