たけひろ

障害福祉を仕事にしている2児の父。アイコンはカエル好きの次女が描いたものです。気分転換…

たけひろ

障害福祉を仕事にしている2児の父。アイコンはカエル好きの次女が描いたものです。気分転換は書店へ行くこと(買う目的がなくても、本屋へついつい行ってしまう💦)。福祉の世界の枠を超えて、様々な分野の方の考えを取り入れ少しでもハッピーな仕事ができるようになりたいと思ってます。

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予定外、だけど想定内

松江会場の強度行動障害支援者養成研修(基礎研修)の2日間の日程が今日終了した。 行動障害の状態になりやすい自閉症(ADS)の方は予定外のことが起こるとパニックになりやすいといわれる。 でも、研修で受講生の人に 「今から講師になって、行動障害の支援について話をしてください」 と言ってマイクを渡すと、ほぼ全員パニックになる。 浜田会場で同研修を行った時に、当事者の家族の人の発表で 「自閉症である前に1人の人間でもあることを忘れずに支援者に関わって欲しい」 と言う言葉

    • ブレイクセルフ

      1408文字(約1分で読めます) 伊藤羊一さんの著書「ブレイクセルフ」 ブレイクセルフは伊藤さんの造語です。 正しくは、ブレイクユアセルフ(Brake Yourself)だそうですが 間違ってるのはわかった上で、 言葉のリズム感、雰囲気から 「ブレイクセルフ(Blake self)」に決定したようです。 確かに、タイトルを読んだときに 僕もこっちの方がかっこいいなと思いました。 ブレイクセルフの内容ブレイク(ユア)セルフの日本語訳は「突き抜けよう!」 と言う意味らしい

      • お探し物は図書室まで

        久しぶりに読後感の良い小説を読んだので 記録しておこうと思って書きました。 まとまった感想というよりは、 雑記のように書いてます。 今の自分の生き方になんとなく もやもやしていたり 不満を持っている人たち5人の物語 ふとしたキッカケで コミュニティーハウスの図書室で本に出会う 図書室には、「小町さゆり」さんという大きな体格の司書がいる 本を探しに来た人たちは 「エクセルに詳しくなりたい」 「起業を学びたい」 「娘が興味を持ちそうな絵本」 「習い始めた囲碁の本」 などを探

        • マイクロソフト伝説マネジャーの世界NO1プレゼン術

          2021文字(約3分で読めます) 障害福祉事業所で働いてます、かえると言います。 今回の記事では、澤円さん著「マイクロソフト伝説マネジャーの世界NO1プレゼン術」を紹介します。 ラジオアプリVoicyの人気パーソナリティでもある澤さん。 仕事で最も必要なスキルの1つはプレゼン力現代社会において「仕事で最も必要なスキルを一つ挙げてください」と言われたら、私は迷うことなくプレゼン力と答えます。 本書の冒頭で澤さんはこのように言われています。 プレゼンは大勢の前で話すこと

        • 固定された記事

        予定外、だけど想定内

          サイコパス

          2983文字(約6分で読めます) 障害福祉事業所で働くかえるといいます。 みなさん「サイコパス」という言葉を聞いてどんなイメージを思い浮かべますか? 職場で、学校で、地域社会の中で、あるいは彼氏(彼女)が 「最初はすごく好印象だったのに、何でこんなに他人を傷つける言動をするのか?」 そんな人に出会った経験はないでしょうか。 もしかしたら、その人はサイコパスと言われる人かもしれません。 今回はサイコパスと言われる人にについて、「どう言った特徴があるのか」、「私が職

          サイコパス

          一行書くだけ日記

          3356文字(約6分で読めます) 障害福祉事業所(社会福祉法人)で働いているかえると言います。 今日も引き続き伊藤羊一さんの著書『1行書くだけ日記』を紹介します。 「一行書くだけ日記」は言葉の力で、アクション・スキル・マインドを育てるもの伊藤羊一さんの本の紹介は「0秒で動け」「1分で話せ」「やりたいことなんて、なくていい」に引き続き4冊目です。 年始に下記のようなツイートをしました。 アクション、スキル、マインドの関係を図式化すると下のようになります。伊藤さんの著書「

          一行書くだけ日記

          やりたいことなんて、なくていい

          2725文字(約5分で読めます) 福祉サービス事業所で働いているかえるといいます。今日は、下記の本の紹介です。 前回、前々回のnoteに引き続き、伊藤羊一さんの本です。 「やりたいことなんて、なくていい」に込められたメッセージここ数年「やりたいことを見つけよう」「やりたいことを仕事にしよう」といった文章を見かけることが多くなりました。 確かにポジティブなイメージで、間違ってもいないし賛同できる人も多いと思います。しかし、「そもそも、やりたいことが特にない」「どうやった

          やりたいことなんて、なくていい

          1分で話せ

          *1510文字(約2分で読めます) 障害福祉事業所(社会福祉法人)で働いているかえると申します。 今日は「1分で話せ」という本を紹介します。著者は前回に引き続き伊藤羊一さんです。 1分で話せの意味1分で話せというタイトルの意味ですが、すべての話を1分で終わらせろという意味ではありません。 10分で話す内容も、1時間(あるいはそれ以上)使って話す内容も 「ようするに、どういうこと?」 ということが1分で話せるようにしておくことが重要だということが書かれています。

          1分で話せ

          0秒で動け

          障害福祉サービス事業所で働いているかえると言います。 今回は先日読んだ本を「自分なりに」こう解釈したよと言う内容で紹介したいと思います。紹介する本は、伊藤羊一さんの「0秒で動け」です。 「0秒で動く」とはどう言うことか?0秒で動くと言っても、「何も考えずに即動こう」と言うことを言っているのではありません。 「人は行動の積み重ねで、自分の大切にしている考え(価値観)や、それに基づいて形成される考え方の「軸」ができていく」と言うことです。 自分の考え方の「軸」ができると、様

          0秒で動け

          あがり症の僕が人前でプレゼンしてみた

          障害福祉サービス事業所で働いている、かえると言います。 今日の記事は昨日の続きを書こうと思います。 昨日の記事では、支援者がなぜ研修講師をするメリットというテーマでメリット①スーパーバイズに役立つという内容で書こうと思ってましたが、いつの間にか、あがり症の僕が研修講師を引き受けてから本番を迎えるまでの話しになってました。 今日もその続きを書こうと思います。 #スーパーバイズに役に立つ話はいつ書くんだ? あがり症の僕が支援者の前で講師をすることに昨日、僕がどれだけのあが

          あがり症の僕が人前でプレゼンしてみた

          現役の支援者がなぜ研修講師を行うのか?

          2020.9.16/17の2日間、928/29の2日間合計4日間にわたり強度行動障害支援者養成研修(基礎研修・実践研修)に講師として参加してきました。 今年で参加して、7年目になります(講師は医療の講義でクリニックの先生が講義をする以外は現役の福祉事業所のスタッフ)。 強度行動障害支援者養成研修の他にも、サービス管理責任者・児童発達管理責任者(基礎研修・更新研修)、ホームヘルパーフォローアップ研修【サービス提供責任者課程】の講師をしています。 介護職員が研修講師をするメ

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          合理的配慮啓発ドラマ作成

          障害福祉サービス事業所で働いているかえると言います。今日は私も作成に参加させてもらった、合理的配慮啓発ドラマ上映会に関する記事です。 上映会自体は、50人キャパの会場で満席で成功に終わりました。 参加者の方のアンケートを見ても概ね満足いただけた内容だったと思います。 ドラマ制作の目的は、発達障害当事者の方(Aさん)から「もっと、自分たちの障害のことを知って欲しい。そんな動画を作りたい」という一言からスタートしました。 その言葉を聴いた人は、重度脳性麻痺の当事者の方であ

          合理的配慮啓発ドラマ作成

          意思決定支援

          障害福祉サービス事業所で働いているかえると申します。 今日は9月24日にツイートした、私が働いているグループホームの利用者とのやりとりについてもう少し深掘りして記事にしたいと思います。 この時私が意識したのは利用者の方(仮にAさんとします)が、不調になりかけている(なっている)時は、Aさんの「言いたいことは何?」大声に隠されたメッセージを読み取ること。 でも、なかなか難しい。よくやってしまうのが「Aさんの発言に対して正面からぶつかっていく」 今回のエピソードの場合であ

          意思決定支援

          当事者の「わからない」を丁寧に説明する

          障害福祉の分野で仕事をしている かえると言います。 今回の記事も、先日職場の職員研修で後援していただいた難波寿和さん(臨床発達心理士 発達障害の”当事者”でもあり、”支援者”でもある)の話の中から、自分の心の中に強く印象に残った内容を書いていきます。 「当事者は自分が困っていることがわからない」難波さんが、発達障害の当事者(以下当事者と表記します)向けに講演会などをするとよくあることだそうです。どういうことかというと、会場にいる当事者の人たちに、 「自分はなまけていると思

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          支援は包丁

          障害福祉の分野で仕事をしている かえると言います。 今回の記事は、先日職場の職員研修で講演していただいた難波寿和さん(臨床発達心理士 自閉スペクトラム症の”当事者”でもあり、”支援者”でもある)の話の中から、自分の心の中に強く印象に残った内容を書いていきます。 講演の中で「支援は包丁」であると言うことを言われていました。 包丁は料理を作る時に必要なもの。包丁を使ってとても美味しいい料理を作ることができる。その料理によって、人を幸せな気分にすることもある(幸せになった人を見

          支援は包丁

          行動問題を起こしたらご褒美を取り上げてもいいのか?

          昨日、行動障害のある方の支援に関して相談を受けました。 「これまで獲得した”ご褒美のシール”を、 大声をあげるたびに一枚ずつはがしてもよいか?」という相談です。 この利用者の方は、 重度の知的障害を伴う自閉症があり不穏状態になると大声をあげるなどの行為が見られます。 ご褒美のシールがもらえる条件としては ①洗濯物を干す ②皿洗いをする ③靴をそろえる ④大声を出さない の『4つのルールを達成するとシールが1枚ゲットでき(逆に1つでも達成できないとシールはもらえない)シ

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