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ブレイクセルフ

1408文字(約1分で読めます)

伊藤羊一さんの著書「ブレイクセルフ」

ブレイクセルフは伊藤さんの造語です。
正しくは、ブレイクユアセルフ(Brake Yourself)だそうですが
間違ってるのはわかった上で、
言葉のリズム感、雰囲気から
「ブレイクセルフ(Blake self)」に決定したようです。

確かに、タイトルを読んだときに
僕もこっちの方がかっこいいなと思いました。

ブレイクセルフの内容

ブレイク(ユア)セルフの日本語訳は「突き抜けよう!」
と言う意味らしいですが、本の内容から

「自分の殻を破ろう」

と言う意味の方が近いかなと思いました。

そのために、次の5つのことをブレイクせよと書かれています
1羞恥心をブレイクせよ
 Give&Listen
小さなことでもいいから、他人に貢献する
そして、自分以外の全ての人から学ぶ姿勢を大切にする

2恐怖心をブレイクせよ
 Seed&Water
最初は、とにかく頼まれたことは「やります!」と返事をする。
その経験(種)が、いつか芽を出し、花を咲かせる。
でも、やってみた段階では、どの経験が花になるのかはわからない。
芽も出ずに終わってしまうこと(種)もあるかもしれない。
だから、とにかく経験の数をこなすこと。

3続けることでブレイクせよ
 Connecting the Dots
芽がなかなか出ないこともあるかもしれない。
でも、あきらめずに続けていくことで、
それぞれ関係がなさそうであった点(経験)が
つながる(Connectinng)とそれが線になり、
思いもよらない成果が現れる。

4心の声に従ってブレイクせよ
 Follow your Heart
まずは自分自身のリーダーになること(Lead the Self)
人のことを気にするまえに、自分自身の心の声に従って
自分に嘘をつかずに行動できるかが大切

5自分をブレイクせよ
 Dive
自分から飛び込んでみる。
「もう少し実力がついてからなら…やってみようかな」
ではなく、最初は下手でもいいからやってみる。
なんでもいいんです。仕事場での発表だったり
ブログを書くことだったり、YouTubeで発信することだったり。

ブレイクセルフに込められた思い

伊藤さんの目指している世界は
「みんなが充実して、笑顔で生き生きと自分の人生を歩いて欲しい」

「アホなこと言うな」と言われることもあるそうですが(笑)
伊藤さんは本気でそれを思っています。

そのために、一人一人がブレイクセルフして、幸せな世界を作ろう!
自分は、プレゼンやリーダーシップ開発を通してそんな世界の実現に
一歩ずつ近づけていくという決意が滲み出ています。

前書きにもあるけど、この本は
「今までビジネス書や自己啓発本をたくさん読んできて、オンラインセミナーにも参加して、一生懸命勉強してきたけど、なんだかモヤモヤが消えないあなたのための本」と書かれています。

まさに自分のことだなと思いましたよ。
モヤモヤは「何者にも慣れていない自分」に対するものですね。

伊藤さんは、言います。
そのモヤモヤをエネルギーに変えて
「表現しよう、アウトプットしよう!」と
下手でもいいから、とりあえずやってみることが大事と
それがブレイクセルフするために必要なこと。

「僕が伝えられるのは、僕自身がどうやって表現者になったのか、だけだ。そして、自分の体験を語りながら、それにからめて、あなたが自分の答えを見つけるための『問い』を投げること。それが僕にできることだ。それがこの本だ。」
(前書きより)


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