現役の支援者がなぜ研修講師を行うのか?
2020.9.16/17の2日間、928/29の2日間合計4日間にわたり強度行動障害支援者養成研修(基礎研修・実践研修)に講師として参加してきました。
今年で参加して、7年目になります(講師は医療の講義でクリニックの先生が講義をする以外は現役の福祉事業所のスタッフ)。
強度行動障害支援者養成研修の他にも、サービス管理責任者・児童発達管理責任者(基礎研修・更新研修)、ホームヘルパーフォローアップ研修【サービス提供責任者課程】の講師をしています。
介護職員が研修講師をするメリット・デメリットについて書いていこうと思いますが、長くなりそうなので何回かに分けて書いていきます。
介護スタッフが研修講師をするメリット
3つくらい書こうと思いますが、今回は1つ目のメリットを
①職場でのスーパーバイズに役立つ
僕はもともと、人前で話すことが得意ではなかった。
なぜなら、緊張して声が震えてしまうから。
どれくらいの緊張しぃだったかというと、職員会(10数名程度の参加者)の前でしゃべるのもダメ報告書がワードで書かれてあり、その通りに読めばいいだけなのに、声が震えて上手くしゃべれない…。
小さい頃からそんな感じなのに、「学校の先生とか予備校の講師になりたい」って言ってたからわけがわからない^^;二十数年前、予備校講師の方たちの教え方のわかりやすさに感動しカッコイイと思ったことはあったなぁ。三大予備校(駿台・河合・代ゼミ)や東進ハイスクールの人気講師になれば「お金もたくさんもらえるらしい」という噂もあったし…(浪人時代は東進ハイスクール吉祥寺校に通ってました)。
そんな予備校講師の方々への憧れもあり、「人前でカッコよくプレゼンしたい」という願望が講師を引き受けることになった動機である。
#不純な動機ですいません
初めての研修講師を請け負ったときは、半年前からパワポの資料は準備をはじめた。資料は余裕を持って作りはじめたので研修の数週間前にはほぼ完成していた”資料だけは”。
しかし、妻相手にリハーサルをやってみて愕然とした。「頭の中で思っていることが、全く言葉にできない(しゃべれない)」のだ…、妻相手だから、緊張していないにもかかわらず…。
この時、ものすごく痛感したことがある。
「自分の頭の中でわかっているつもりのことであっても、いざ言葉にして人に伝えようとすると、言葉をわかりやすく、つなげて説明することができない」ことに気づかされたこと(カッコつけて言うと論理的に話すスキルが全くない)。
ほんと衝撃的にできなかった。「あれっ、頭の中では言葉になってるのに、口に出すと上手くいかない」「あれっ、あれっ」となって、リハーサル1回目は数分で終了してしまった(この調子では40分も持たない)。
これはもう原稿をキチンと書いてしゃべるしかない…。
しかし‥原稿を作ろうとするも、頭の中の考えを文章にすることもやはり上手くいかない(あれッ?)
これが最初の洗礼であった。
その後、一週間ほぼ睡眠時間2〜4時間の生活を行い(帰宅後育児・家事が終わって以降の時間は、ほぼ研修の準備)、何度も1人リハーサルをして当日を迎えた。
本番前になると、あがる癖がではじめる。どんどん心拍数は上がってくるし、何度もトイレへ行き深呼吸する。それでもおさまらず、そのまま本番を迎えてしまった。
最初は、声も手も震える。緊張で口の中もカラカラになるので、ペットボトルの水を手に取るが、持つ手が震えており、上手く口に運べそうにないのですぐに机にもどす。
「やばい‥、あと40分もしゃべれない‥」この時ばかりは、40分が「永遠に続く終わりのない試練」と思えるくらいに感じていた。
ここまで書いてとても長くなりそうなので、続きはまた今度にします。
それにしても①の「スーパーバイズの役に立つ」に関して何も触れてない…(笑)
次回はふれます。
読んでくださって、ありがとうございました。
ではではまた😁
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