意思決定支援
障害福祉サービス事業所で働いているかえると申します。
今日は9月24日にツイートした、私が働いているグループホームの利用者とのやりとりについてもう少し深掘りして記事にしたいと思います。
この時私が意識したのは利用者の方(仮にAさんとします)が、不調になりかけている(なっている)時は、Aさんの「言いたいことは何?」大声に隠されたメッセージを読み取ること。
でも、なかなか難しい。よくやってしまうのが「Aさんの発言に対して正面からぶつかっていく」
今回のエピソードの場合であれば、「声のボリューム下げて」「静かにしてください」とか「大声出すとおやつないよ(これはアウトの関わりです)」などの対応がこれにあたります。
Aさんの発言に対して、どストレートの直球で返すような物です。ストレートの直球で返されるとなぜか、さらに強いストレートの球(ボリュームの大きな声)を返したくなるのは私だけでしょうか?
意思決定支援はAさんの発言(大声)を一旦受け止め、『おやつ食べる!』に隠れている本人の意思(思い)は何か?を仮説を立てて(おやつ食べる!=今日のおやつ何?、どんなものなら食べれるの?って思ってるかもしれない)検証してみること。
実際、帰ってから食べたいおやつを選択してもらい、本人の意思を確認した後、穏やかに過ごされた結果から、仮説は合っていたのではないかと思います。
大声、自傷行為、他傷行為など行動障害のある方の意思決定支援はおろそかにされがちです。でもここ(意思決定支援)を、丁寧に行うことが、行動障害の軽減につながる1番の近道だと思っています。
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