1年間ダイエットをして10キロ痩せた~生活編~
唐揚げやカキフライ♪
映画を見ながらお酒とポテチ♪
友達と飲み会♪
夜遅くまで、ビール♪
焼き肉や焼き鳥♪
アイスやケーキ♪
仕事終わりや休日は、たらふく美味しい物を食べて過ごした。
ふと鏡で見たら、ビール腹でブヨブヨで、二重顎の知らないオッサンがいる。
良く見たら自分だ。よく見なくとも自分だ。
大学時代、体脂肪9%、体重57キロのアスリート体型の自分が、今の自分を見たらなんと言うだろう。
身長164センチ72キロ…なかなかの小太りだった。学生時代から11年で15キロ増量。
職場ではデブキャラ扱いされていたが、ぐうの音もでない。年齢よりプラス10歳上に見られていた。
説得力がないので、学生時代は陸上選手として頑張っていたと言えない。
インターハイやインカレに出るレベルで実績を残したので、陸上部の活躍していた自分を知ってる友達や仲間には、理由をつけて会わなかった。
プライドもあるが、何よりも自分自身が現実を受け止めきれなかった。
同時に仕事でも、プライベートでも、変な人が寄ってきたり、嫌な奴に振り回されたり、悲しい出来事が連続して起きた。
たまたま読んでいる本に「辛いことが重なる時は、自分の心が弱っています。」とシンプルに書いてあり、刺さった。
ホントに弱っていた。あまりにも色々重なり、ストレスを暴飲暴食で解消した結果、気がついたら太りあげ、自分ってこんな人間だったか?と自信をなくした。
そんな自分とサヨナラして、生まれ変わりたいと思った。一番、見た目がキラキラしていた、学生時代の自信があった頃の自分に戻ろうと思った。
体を鍛えて、心も鍛えて、魂のレベルをあげたい。もっと素敵な人たちに出会いたい!
痩せることを色々な人に宣言した。
そんな時、仕事で知り合ったのが、ダイエット専門のパーソナルトレーナーだった。
この出会いはターニングポイントになった。
だらしない生活から抜け出して、トレーナーになった人だった。できない弱さもわかっているから、発言に重みがある。
筋肉をつけながら、健康的に痩せる指導方法が自分に合っていた。
最初のトレーニングの際、72キロから62キロまで痩せるのが目標と僕は伝えた。その時のトレーナーの言葉が、僕に火を着けた。
「ダイエットは、相当覚悟が入ります。誘惑が多いし、ある程度痩せたら、みんな満足します。10キロ以上痩せるのは、100人中5人しかしか成功しないほど、難しい。でもインターハイまで行ったあなたなら、本気を出せばいけると思います。」
その言葉でスイッチが入った。やってやると思った。大事なのは戦い抜く勇気と覚悟だ。
何かを得るには、何かを捨てなければならない。色々な辛いお別れがあった。
唐揚げにグッバイ!
ポテチにグッバイ!
飲み会(焼き鳥や焼き肉に)グッバイ!
揚げ物全般グッバイ!
ケーキやアイスにグッバイ!
しょうがないこれが僕の選んだ道なのだ。
もう後には引けなかった。(7人の諭吉にもグッバイしたので)
食事の制限と運動をトレーナーの言うとおりにした結果、どんどん痩せていった。
トレーナーは誉め上手だった。絶妙な褒め言葉で、やる気にさせる天才だった。
そして予言者でもあった。5キロ痩せた時に、「そろそろ色々な人から言われ始めます」と予言され、雰囲気が変わったとか痩せたとか言われ出した。
ダイエットを初めて生活にハリがでた。目標があるということが、嬉しかった。少しずつ自信がついてきた。
なかなか痩せない停滞期もあった。その度にトレーナーの親身なアドバイスが心にしみる。
試行錯誤しながら、結果がでない辛い時期を乗り越えた。
太っていた頃着ていた、Lサイズの服がどんどんブカブカになり、今ではSサイズの服が余裕で着られる。
10キロ痩せた時には「やればできるじゃん!」と嬉しくなり、また自分を信じることができるようになった。
どうでも良いと思っていたファッションも、気を遣うようになった。身だしなみも気にするようになった。
オシャレを楽しみたくなった。
美容にすら関心が目覚めはじめた。
もちろん、頑張っていない自分も自分であることもわかっている。それでもベストを尽くしたい。胸を張って生きたい。カッコいい年の重ね方をしていきたい!
どんどん、考え方が前向きになって、苦しくてもふんばることができるようになった。
10キロ痩せた時には、トレーナーから「そろそろモテ始めると思います」と言われた。
その予言の通り、仕事で知り合った10人近くの女性に囲まれて質問責め、賞賛の嵐だった。
彼女はいるのか、どうやってやせたのか、(コロナで)しばらく見ない間にイイ男になった、素敵など…
全員
ボジョレー・ヌーボーのワインのように、
熟成に熟成に熟成された70歳以上の女性たちだった。
ワインと女性は年を重ねるほど良くなっていき…ってちょっと年を重ねすぎて守備範囲にはいらないなー
トレーナーは、性別は当てたが、年齢までは預言していない。
もぎたて果実の20代の女性は淡い期待だった。まだ早かった。
今はトレーナーと再契約して、あと5キロ痩せて、大学時代の肉体を手に入れようと日々トライしている。
どうせなら、30代にしてはヤバいぞと思えるような最強の肉体を手に入れる!
引き続きダイエットは続くのだ。
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