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ZOOMで忍者と仙人とミーティング!

昨夜は一年振りにzoomのミーティングしました。何だかコロナ禍を思い出しましたね!

浅草の私と横浜のすーさん(葛西康介さん)、長野の伊与久松凬さん。

もちろんテーマは、9/17(日)開催のTRY ANGLE コラボセミナー「歩から舞へ〜遊行する身体」について。

☆1時間のつもりが3時間も!!

今回は座学を軽めにして、体感体得重視のセミナーとなります。

軸というワードも種目・競技によって様々な捉え方をされますが。要は重力との調和。

2本の足で直立二足歩行する私達。

立位の時は、いわゆる「休め!」の姿勢でセンターに鉛直重心を置きます(そもそも「休め!」と命令されて休めませんが…笑)。

歩く時には必ず片足に重心が移りつつ、寄り掛かり過ぎないところで反対の足に乗り換える動きをしますね。

つまり揺らぎなのです。
揺らぎの中で必ず通るのが、動作の中でのセンター。

そのセンターを無視しては、動きの廻り…螺旋的エネルギーは生まれません。

センターがなければ単に崩れただけで、技術として崩した動きとは違うもの。

きちんと歩く、歩むことは自由への入り口と言えるでしょう。

その最中に足裏で大地を感じ、空気を感じ、自然を感じ…感じている自分をも感じる。

自我がどこかに消えるわけでなく、そこに在るのに…体外と繋がった状態。

ある種の瞑想状態ですね。

ランナー人口が多いのも「ランナーズハイ」と呼ばれる状態で、脳内に快感物質・エンドルフィンが分泌されるからといいますが…

大地を感じ、カラダを感じ、呼吸が自然に走るモードとなる時…
体内と体外の「氣の出入り」が行われるのかも。

オリンピックメダリストの高橋尚子さんが、レース本番の翌日も40キロ以上走るので、彼女を育てた小出監督(故人)は止めさせたといいます。

☆シドニーオリンピック金メダルの高橋尚子さん。レース後にも余力がありました。動きとココロと呼吸が一体で、気持ち良く走ったのでしょうね!


生理も止まるだろうし…健康面で女性としての将来に悪影響があると考えたのですね。

一流ランナーは、自分が「走りそのもの」になれるのだと思います。

その状態が三昧(ヨガでいうサマディ)。
カラダの声も、自然の声も聴こえる状態ですね。

自我や思考が介入しない…カラダそのものが、自らすべき動きを行う様な境地というか。

その境地は武術や医術という、生命に関わる行為にも通じます。

自分の生命と相手の生命に向き合う覚悟が無いと、武術も医術も極められないのかもしれません。

自分を殺しに来る相手と立ち会う時、感情や思考が動きに制限を掛けてしまえば?力量差がなければ、生命を失いかねない世界。

昔から修行者が「無」になるべく、滝に打たれたりしたのも…
肚(胎)を括って余計な意識を介入させない為に、自然を体感したということでしょう。

伊与久さんが仰る「自己の自由と相手の自由を保障する」ことは、敵がいなくなる状態=無敵を表すことと思います。

これはすーさんが言う様に、自然の中で波紋を残さない…に通じますね。

自然を侵さないことで、自然(動植物全ての安全含む)の自由をも保障するというか。

歩くという行動
戦うという行為
その先にある動き

伊与久さんやすーさんが「舞」というテーマでコラボセミナーをするのも…

一部のダンスに見られる承認欲求や自我が介入しない、カラダから発する「自然の動き」を「舞」と定義したからでしょう。

アフリカの部族も成人の儀式で15時間踊ったり、葬儀でも魂を癒すべく、歌い踊るそうです。

☆躍動的なアフリカの部族のダンス。入ってます!
☆火を囲み、左回りのサークルで踊るのは、盆踊りと同じ。

古えの民は舞うことで自然と繋がり、それがアニミズムになったのなら…

カッコよく見せよう
とか
美しく見せよう…など
は人の自我であり、他者評価を基準にすること。

これでは自然に自分を預けられません。

(⬇️はアメリカ先住民の「舞」)

ここまでの文章を読むと、難しく感じるかもしれませんが…

誰しも夢中になっている時、余計なことを考えていませんよね?

楽しくて「無我夢中」!
これこそ生きる実感を、誰もが感じられる境地。

普通に仕事して食事をして…という毎日では、この状態を味わうことも少ない(というかほぼ無い)のでは?

勝ち負けに捉われたり…
成功失敗に捉われたり…
他人の目に捉われたり…

その捉われる状態から解放されたら、自由に動けるでしょう!

それが舞うという行為。

昨今は神社の奉納舞で、巫女舞だけでなく、様々なダンスが踊られることがありますが…

奉納している私
踊ってるいる私
瞑想している私

という自我が見えすぎる時点で、ピュアスピリットではありませんね(一部の寺社仏閣も、人寄せの為にそれでOKなら…もはや合法的宗教ビジネスです)。

カラダを自然に預け、そこで生まれる動きこそ「舞」なのかもしれまん。

考えてみたら…「お見舞い」も、舞いと言いますから。日本語は素敵です!

明治以降、近代化・西洋化を推し進め、日本人・アジア人が本来持っていた何かを置き去りにしてしまった現在。

私達の中に回帰欲求があるからこそ、「古武術ブーム」みたいな現象が社会にあるのでしょう。

月刊「秘伝」が無くならず、NHKで「明鏡止水」という武術番組が制作されるのも、時代の空気が背景にあるのでは?と考えています。

☆写真は明鏡止水の1シーンより

今回はそんな意味で…
体外の手掛かり(リズムなど)で、体内の反応を動きに表すレッスンです。

乳幼児がハイハイから立ち上がり、歩き、自分のカラダと対話して動く様な…カラダの自然を取り戻しましょう!

ダンスレッスンではないけれど、だからこそダンス関係者にも受けていただきたいですね。

舞うように動けるカラダ…
ある意味…理想的ですよね?
ダンサーである私が考案した、柔芯躰メソッドも、正にそこを目指しているからです。

皆さま、是非ご参加ください!
私が認める達人に直接学ぶチャンスです。

9/17(日)10:30-16:30
会場は参宮橋のオリンピックセンターです。詳細は⬇️⬇️⬇️

9月のコラボセミナーまとめはこちら⬇️⬇️⬇️

お問い合わせはEmail
meviusjapan1744@gmail.com
まで!

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