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海、沸く

ごみのポイ捨てはなぜよくないのでしょうか?
簡単に言うと、自分がそのごみを将来食べることになるからです。

台風や山火事など気候変動による災害は、人間が引き起こしている側面もあるようです。
災害に心痛め、寄付や支援を行うことだけでなく、
起きないようにするために私たちができる事があるんですね。

台風、山火事は、私たちがどの製品を買うかで将来的な発生率も変わるか、、

オーガニック、ハーバリスト、アーユルヴェーダセラピスト、ヨガ・マインドフルネスインストラクターの4人がそれぞれの視点で、海をテーマに環境問題と未病についてトークしました。

以下、インスタライブの抜粋です。

TAMAMI/オーガニック
今年宮古島の海に潜ったら魚がいなかった

岩場で魚が泳いでいるはずだが、、、
10年前と景色が変わっていた

宮古島の海は水面からも熱帯魚が見られるのだが、
沖の方まで泳いでもサンゴ礁がない
珊瑚の死骸はあった


台風は海をかき回すので、海の生物にとってはいい
温暖化で浅瀬のサンゴが死んでいる
(※サンゴと共生していて栄養を供給している「褐虫藻」という植物プランクトンが、海水温が高くなるといなくなってしまうため)

また人が来ないようなビーチで
BBQの残骸があった。

使った油がそのまま置いてあり、ビールの箱も、飲み終わった箱もそのまま
たばこの吸い殻も置いたままだった

ゴミを片付けなかった観光客の意識の低さを感じた


AYUMI/沖縄在住・アーユルヴェーダセラピスト
ゴミに対する意識は観光客だけでなく
現地の人も疎いように見える
ちゃんとする人も中にはいるが、意識が低い人もいる
海にビニールが浮かんでいることも

一方でビーチクリーンのイベントがある
個人でやっている人もいるし、大きなイベントでやっている人もいる
(※沖縄県庁のWebサイトでも問題提起されている。沖縄クリーンコーストネットワーク(OCCN)などの活動があるそうです)


沖縄に流れ着くゴミは
年間で2000トン~4000トン漂着していると言われている
海外からのごみもあるが、ほとんどが日本のごみ


TAMAMI/オーガニック
帰りのANAの機内で、西表島でゴミによって環境を維持するのが難しいというドキュメンタリーが放映されていた
西表島のみで120トン
住民は2400人 対して環境客は40万人 

そんな中、星野リゾートの理念に共感した
自然環境はもろいもの
入らせてもらう、という謙虚な気持ちで、とうたわれているそうです
(※星野リゾート 西表島ホテルのサイト、ぜひ見てみてください!)

観光客は、日常生活の気持ちの延長で自然の中に入っている
お邪魔させてもらうという気持ちを持ちたい
星野リゾートではペットボトルを廃止し、ボトルの貸し出しをしている
そこに、水だけでなくお茶などの飲料を入れられる


HARUNA/ハーバリスト
台風7号、ハワイの山火事はただの自然災害とは思えない
海の温度が高くなったり、乾燥しているために台風や山火事が発生していると考えられる

2050年には海の生物よりもプラごみの総量が多くなるという試算がある
(※日本財団ジャーナル編集部の記事がわかりやすいです)

海のごみを魚が食べて、人間の体に戻ってくる
WWFが大学と共同研究した結果によると
1週間にクレジットカード1枚分の体積を入れていると言われている

プラスティックの問題が顕在化し始めたのと、
人体への疾患、不妊なども増加し始めているので、因果関係があるとすればとても切ない


ビニール製品だけでなく
洗剤や柔軟剤、お茶のパック、衣類なども分解されず海に流れているものもある

ハーバリストとして、分解されるお茶のパックを利用したり
洗濯は洗剤ではなくマグネシウムボールを利用している。

ボトルを持ち歩いで、中身だけ変える自販機があるといいと思っている


TAMAMI/オーガニック
環境ホルモンは不妊に繋がっている。
あかちゃんも母乳を通して環境ホルモンにさらされている
保育の現場でも、アトピーやアレルギーを抱えている子供が多いと実感している
環境ホルモンは見えないので、病気や疾患となって初めてわかることになる


ハワイの山火事も環境問題とつながっている
日本は報道規制が入るので、不都合なものは報道されない
仮に報道されたとしても、なぜなのか?まで掘り下げることは少ない


HARUNA/ハーバリスト
コミュニティで3.5%が賛同すると、その試みは成功すると言われている
一人の一歩より、100人の一歩


TAMAMI/オーガニック
宮古島でモリンガの植樹をするキャンペーンが開催されている
Co2の吸収は杉の10倍
人間が食べても栄養が豊富なので、現地で問題意識を持っている人の活動を知ることができて
嬉しくなった
(※モリンガ 植樹で検索するとでてきます。モリンガの森プロジェクトというのもあるそうですね)


AYUMI/沖縄在住・アーユルヴェーダセラピスト
今回のインスタライブを機に、自分でも調べてみるきっかけとなった
自分事としてとらえること、そしてそれを発信することで、自分事にしてもらえる人が増えてほしい


KIKU/ヨーガ療法士
情報は積極的に取りに行く姿勢と、この情報は誰が得するのか?と考える視点も大切。

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