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鰯の裏腹

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2018年10月の記事一覧

ひとり読書リレーも悪くない

ひとり読書リレーも悪くない

 知識量を増やしたいなら、得意分野を深めるよりも知識の幅を広げる方が手っ取り早い。
 3年ほど前僕は当時のメンターの助言に従い、あえて普段は読まない本に手を出してみたり、周囲の人が勧める本を読んでみたりした。歴史小説なんかは昔から好きだったけど、宗教関連の本や哲学の本を読むようになったのはあの頃の「実験」の結果と言えるのかもしれない。

知人から勧められた本、「不安定からの発想」佐貫亦男著
シニカ

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カフェで3時間も居座ってしまってごめんなさい

カフェで3時間も居座ってしまってごめんなさい

今日は元同僚のふたりとお茶をしながらそれぞれの現状と今後のことについて、途切れることなく3時間ほど話をしてきた。

会社組織を脱出した僕らは(僕はまだ正式に退職はしていないけど)、充分大人なんだけど子どものように目を輝かせ、それぞれの持つ夢について語り合った。

企業というものは一種の学校のようなものなのかも知れない。上司から与えられたミッションに対して自分の力で何ができるかを考え、検討や相談をし

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会社を辞めることを子どもに打ち明けた夜の会話

会社を辞めることを子どもに打ち明けた夜の会話

会社に行かなくなってひと月半が経過した。僕としてはのんびりテレビを観たり、本を読んだりする時間があるのは悪くないのだけれど、子どもたちに不審に思われている気がしてたので、夕飯を作って家族で食べて、食器を片付けはじめるタイミングで、今の状況について説明することにした。

僕「お父さんね、今の会社を辞めることにした。12月までは一応今の会社に居る事になるけど、有給休暇を使い切ってから辞める事になるから

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昨日人事部の人に渡された「退職願」にサインをした。

後日、今日のことを思い出し、物思いにふける日がいつか来るのだろうか。

異常に眠いので寝てしまおう。
おやすみ😴

どんな『巨人』の肩に立つかを考える

どんな『巨人』の肩に立つかを考える

 『巨人の肩の上に立つ』という言葉を耳にした事があるのではないだろうか。これは「自分の業績は誰か(先人)の業績の上に載っていて、そしてその自分の成し遂げた事が、次の世代の礎になる」というような意味で使われる事が多い言葉だ。

 僕のお気に入りの本、「マクルーハンはメッセージ」(服部 桂著)の帯に記載された推薦文でもこんな風に使われている。

 インターネットが普及するまでは、僕らが乗る事ができる『

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ハッカーとしての生き方を考えてみた

ハッカーとしての生き方を考えてみた

会社の上層部と揉めていて自宅待機が1ヶ月以上続いている。
今日も人事部長と電話で話をしたが、「会社の秩序を乱した」ことは許し難く、降格と今とは関係ない部門への異動以外は考えられないと言われている。

大きな組織が腐敗することについては以前に書いた。それに対する対処法と僕がいる部署への適応方法についても考えた。色々伝えたいことはあるのだけれど、はじめから悪者扱いされるのは流石に苦痛だ。

先日買った

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未来について今日も考えていた

未来について今日も考えていた

人間は誰でも「選択の自由」を持っている。人生は様々な種類の選択の連続で、選択の結果今という時間を生きている。「なんでこうなったのか」と後悔したり、反省したりすることによって、同じ失敗はしないようになって行き、年齢を重ねる毎に失敗を恐れるようになる。

イノベーションを起こす行為は古い常識や固定概念に捉われず、新しいことを作り出したり革新することだ。昨日参加したセミナー「デザイン思考の次にくるもの」

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廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)とは、仏教寺院・仏像・経巻(経文の巻物)を破毀(破棄)し、僧尼など出家者や寺院が受けていた特権を廃することを指す。「廃仏」は仏を廃(破壊)し、「毀釈」は、釈迦(釈尊)の教えを壊(毀)すという意味。
僕は宗教の中では仏教が好き。弱い者いじめの政治は嫌い。

Sweet revengeのススメ 〜倍返しは狙うことなかれ〜

Sweet revengeのススメ 〜倍返しは狙うことなかれ〜

※5月に下書きしたnoteを投稿し損ねていたので再編集して投稿します。

昨日は子供の小学校の運動会に参加してきた。近頃の運動会はぼくらが子供の頃とは運動会もだいぶ様子が違っている。学校の規模もあるのかも知れないが、紅白の2チーム制ではなく、赤、青、黄、緑の4チーム制が採用されていたり、組体操や障害物競走は無くなっていたり、時代も場所も違うので当然と言えば当然だが、運動会のカタチはだいぶ変化を遂げ

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フォアキャストとバックキャストとイノベーション

フォアキャストとバックキャストとイノベーション

フォーキャスト(フォアキャスト)という言葉が、僕の会社では頻繁に使われている。
3〜6ヶ月くらい先の売り上げ予測を(どうやってかについてはよく知らないけど)算出して、生産委託先である中国企業に発注をかける。そのとき伝える数値がフォーキャスト。イノベーション系の話の中では演繹的に未来を予測する行為を指す。

それとは逆のバックキャストという言葉をイノベーション関連のイベントで何度か耳にした。バックキ

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