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暇つぶしに哲学してみた

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哲学なんて不要だ、なんてことを言う方もいますが、哲学は誰でもできるし、いつ始めてもいいし、何を対象にしても良いとても間口の広い学問です。あなたも哲学してみませんか。 ※このマガジ…
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#日記

人生は死ぬまでの暇つぶし

人生は死ぬまでの暇つぶし

この文言は、みうらじゅんさんが吐いた言葉。らしい。

人間を含む生物なんて個々にそれほど大きな差がある訳じゃなく、一生懸命に生きているだけの存在だと思うのだ。

人間が他の生物と違うのは、「思考」したり、「感情」によって判断を狂わせたり、物事について個々に「解釈」したりすることくらいじゃないかと思うのだ。

洗脳の道具として有名なテレビジョンでは、「神ってる」とか「天才現る」とか、チープな言葉が乱

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「答えは自分の中にある」のか考えてみた

「答えは自分の中にある」のか考えてみた

このフレーズ、どこかで聞いたことありませんか。
世の中にはたぶん人の数と同じくらい様々な問題があります。

年収はいくら稼ぐのが幸せなのか、生涯のパートナーとはいつ出会えるのか、はたまた出会えないのか、子育てはどうすればいいのか、親がボケてきたけどどうすればいいのか、仕事がいつまで経ってもつまらないのだけれどどうしたらいいのか、など千差万別な「問題」がそこら中に存在しているのです。

大人になり様

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経済学の目的は「みんなが幸せになる」ことだ。
理系出身の創業者も「多くの人を幸せにする人がもっとも幸せな人である」と言っていた。
自分にとっての、家族にとっての「幸せ」って何なのか。逆に「不幸せ」って何なのか。
本質を探る学問、哲学のように深く深く考えること。ぼくの幸せの一部だ。

「豊かさ」「貧しさ」ってなんだろう

「豊かさ」「貧しさ」ってなんだろう

ぼくの両親は自営業を営んでいて、細々とモノを作りながら生計を立てている。ぼくの幼少期に父は脱サラ&起業して陶芸を生業とした。小学生のころ地方のテレビ局が取材に来てたりしたことをうっすらと覚えている。思い起こしてみると中学生になるころまで「脱サラ」ってなんなのか、ぼくは理解しようともしていなかったし、一般的なサラリーマン家庭がどんなものかなんてテレビの中でしか知らなかった。

サラリーマン家庭で育っ

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シンギュラリティはいつ起こるかに関する哲学的回答

シンギュラリティはいつ起こるかに関する哲学的回答

巷ではAIが人の仕事を奪うとかシンギュラリティがどうだとか、全くもってどうでもいい話題で溢れている。

シンギュラリティとは、「技術的特異点」と和訳され「AIが人間を超える点」を一意的に示す言葉では無い。

AI、すなわちArtificial Intelligenceは人工的に創り出された知性であるので、人間を超える云々の話ではなく、AIをコーディングする人間の判断基準が絶対的なものである。

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西洋哲学も面白いけど、東洋哲学の方が身近な感じがするのは仏教文化圏で過ごした時間が長いからだろうか。
禅の精神を学び、瞑想やマインドフルネスを意識することは今やビジネスパーソンの常識だ。
目的を持ってなにかをするのも良いが、行為そのものを目的としても良い。シンプルって実は奥深い。

東京ってなんだろう

東京ってなんだろう

有名なブロガーとかも言っているけど、東京は消耗する街だ。多くの人々は通勤するだけで体力を奪われ、職場で仕事に時間を奪われ、帰路につく頃にはたいてい残りHPが一桁まで低下している。

23区内で働くようになって干支が一周する時間が経過した。そのうち1年8ヶ月は九州の工場に出向していたので、地方で働らき始めた際と、都会に戻った際、体内時計を調整することがこんなに難しいのかと困惑した。

東京近郊で生活

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哲学と宗教について

哲学と宗教について

哲学は難しい学問だと思われがちかも知れない。だけど哲学的思考方法を一度身に付ければ全く難しいことはない。そして哲学は世の中が不安定になった時、心を強くしてくれる、心の筋トレのような学問だ。

ぼくが哲学に惹かれたのはフリードリヒ・ニーチェの本を購入して何気なくページをめくるようになり、「人生をコンテンツ化すること」を意識するようある編集者から教えられ、物事を俯瞰し多角的に見る必要があると感じてから

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