見出し画像

管理委託契約削減への取り組み(16)

 管理委託費3割削減を目指して取り組んだ今回のお話・・・現行管理会社だけでなく、他の管理会社(A社)からも見積書が届きました!
 見積金額は、現行契約から3割5分程度安い年額約520万円!

 管理仕様の違いに不安はあれど・・・何はともあれ「管理委託費3割削減」の目処は立った!やったね!

 他社から、3割5分引きの同仕様の見積書が届いたことは、現行管理会社のY部長に連絡済み!
 あとはY部長の出かた次第・・・ということになりました。

 今回は、Y部長に3割5分引きの同仕様の見積書が届いたことを連絡して1週間後にY部長が面談に来られた!というところからお話します。

これまでの記事は、こちら!   
 「管理委託契約削減への取り組み(1)
 「管理委託契約削減への取り組み(2)
 「管理委託契約削減への取り組み(3)
 「管理委託契約削減への取り組み(4)
 「管理委託契約削減への取り組み(5)
 「管理委託契約削減への取り組み(6)
 「管理委託契約削減への取り組み(7)
 「管理委託契約削減への取り組み(8)
 「管理委託契約削減への取り組み(9)
 「管理委託契約削減への取り組み(10)
 「管理委託契約削減への取り組み(11)
 「管理委託契約削減への取り組み(12)
 「管理委託契約削減への取り組み(13)
 「管理委託契約削減への取り組み(14)
 「管理委託契約削減への取り組み(15)

Y部長・・・熱いぜ!

 Y部長が面談に来られました。
 今ならば「リモート面談」も選択肢にあると思いますが、当時に「リモート面談」という方法があったとしても、Y部長は直接面談を申し込まれたでしょう。・・・それだけ熱!(あつ)のある話をされました。

 「理事長!!他社の見積書をお見せください!私は、理事長のおられるこのマンションとのお付き合いを大切にしたいと心から思っています。でも、見せてもらわないと先に進めないんです!そこを分かって欲しい!と本日は、伺いました。
 私は理事長と初めてお会いした時のことが印象的でした。
 理事長からは、弊社の不備な点について事前に色々とご指摘いただいていたので、まずはお叱りを受けると覚悟してました。
 でも理事長は違いました。(過去のことは過去のこととして)今後の話をされました。
 しかも・・・『客』としてではなく『契約当事者』として私と話された。
 理事長!社内の事情をお話して、まことに恐縮ですが・・・現行同等仕様で3割削減の金額提示させてもらうには、支店長決済が必要なのです。そのためには、どうしても他社の見積書が必要なのです。何とか、よろしくお願いします!!」 おお!熱いわ・・・(笑)

私の回答は?

 私は、「Y部長!ありがとうございます。お気持ち、大変うれしく思います。ただ・・・私の一存で見積書をお見せすることはできないので、少しお待ちください」と回答を保留しました。

 と、いいつつ・・・「そこまでおしゃってくださったので、これはオフレコで!」と断って、Y部長に現行契約金額とA社の見積金額を各業務毎に比較した一覧表(もちろん、社名は伏せました)をお渡ししました。

まずはA社に確認だ!

 Y部長との面談終了後・・・早速A社に「実は御社意外に見積依頼したB社が、うちの管理会社に遠慮して見積辞退したのですが、御社は大丈夫ですか?」と問い合わせの電話しました。

 A社からは・・・「大丈夫です。他のマンションでは、管理委託契約先を(うちの現行管理会社から)A社に変更してもらったばかりですし、何の心配も要りません」と力強い回答がありました。

 A社からこの話を聞いた時、「そういうことなら・・・A社の見積書を見せても大丈夫かな?」と思いました。
 また同時に・・・「仮に現行管理会社との協議が破綻してA社に移行することになった場合は、委託先をA社に変更した管理組合の話を聞ければ、委託契約内容をよりブラッシュアップ(リスクを低減)できるかも?」とも思いました。

Y部長にA社の見積書を渡した!

 Y部長とお会いした翌日がちょうど理事会だったので、A社の見積書の開示を理事会で決議し、フロント担当者に見積書の控えを渡しました。

 見積書を見たフロント担当者は・・・「本当に同一仕様なのかなあ・・・信じられない金額!」と驚いていました。
 私は、これまでの見積書が出てくるまでの過程を(「管理会社が変更されても・・・うちのマンションで仕事を続けたい」と希望された管理員さんのヒアリングを除き)全て話しました。
 そして「ここまで徹底的にやってるし、見積書をもらった後も充分確認しているし、間違いなく同一仕様です!」と言い切りました。

言い切るだけでは気が済まん!(笑)

 このフロント担当者は、私が真剣に「3割削減提案して欲しい」とお願いした時、「理事長、何をおっしゃっているのですか?」と鼻で笑って相手にしなかった奴です。言い切るだけでは物足りん!(笑)
 「それだけでじゃないよ。A社は『管理費の引落しを全国どの銀行口座からでも行えるようにします!』など、魅力的な提案もしてくれて好印象やし、(話を聞くと)御社からA社に管理委託契約が移った管理組合もあるらしいね!」と言ってやりました。

 でも、あまり言い過ぎて・・・「(うちのマンションとの)契約継続は、諦めた!」となれば、元も子もないです。

 私は、最後に「とは言っても、やはり竣工以来の御社とのパートナーシップ継続できるのが一番理想的という思いは不変なので・・・Y部長によろしくお伝えください」と言ってフロント担当者と別れました。

Y部長からファイナルアンサー!?

 A社の見積書をお渡しして3週間経過後・・・Y部長から「お会いしたい」と連絡が入りました!
 キター!!  (つづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?