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管理委託契約削減への取り組み(17)

 管理委託費3割削減を目指して取り組んだ今回のお話・・・
 他の管理会社(A社)から3割5分引きの見積書が届き・・・あとは現行管理会社の出かた次第・・・ということになりました。

 そんな中・・・現行管理会社のY部長から「お会いしたい」と連絡が入りました!キター!!

これまでの記事は、こちら!   
 「管理委託契約削減への取り組み(1)
 「管理委託契約削減への取り組み(2)
 「管理委託契約削減への取り組み(3)
 「管理委託契約削減への取り組み(4)
 「管理委託契約削減への取り組み(5)
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Y部長提示の見積金額は・・・

 Y部長が面談に来られました。
 さて!ファイナルアンサーは??
  ↓
  ↓
  ↓

 見積金額は・・・年額約600万円(2割5分引き)でした・・・
 チーン・・・
 あかんやん・・・

思わず駄目出し・・・

 見積金額を確認した私は、Y部長に次のようにお話しました。

 「Y部長!本当にありがとうございます!
 部長にご尽力いただいた結果、現行契約より約200万円下がりました。
 本音を言えば・・・支店長決済まで持ち込んでお出しいただいた今回の金額で、パートナーシップの継続をお願いたいと思いますが・・・
 私は、一般組合員に説明責任のある理事長の立場として・・・同じ仕様で3割5分引きの他社見積が出ている以上、この金額で契約継続を了承することは正直難しいです。
 3割五分引きとは言わないけれど・・・お願いします!あと何とか5%年額40万円、何とかなりませんか?」

 実は、ここからのY部長との面談(交渉)は、数回に及びました。私が大阪支店に出向いたことも1回ありました。(白黒決着したのは・・・契約更新時期が迫る)1月後くらいだったかな>
 ここからは、面談毎ではなく、最終交渉のトピック毎にお話しします、

Y部長の隠し玉?

 私の駄目出しは、Y部長にとって想定内だったのだと思います。いくつか隠し玉を小出しに出してこられました。

隠し玉 その1

 うちのマンションで実施されている年2回の定期清掃の人員は、5名1日体制で実施されていました。
 しかしながら、他の管理会社からは「4名1日で十分実施可能」とコメントをいただいてました。
 ちなみに・・・管理仕様書には、人員の記載はありません。仕様書には、どの部位をどう清掃するのか?だけが記載されていました。

 改めて、これまでの完了報告書の写真(撮影日と時間が記載)を確認すると・・・随分と早い時間に作業が終了(大体2時くらい)していることが分かりました。
 私は「会社からマンションまでの移動時間もあるけど・・・9時から14時まで(昼休み1時間を除くと)4時間なので、5名で延べ20時、4名で15時まででも延べ時間は同じ40時間・・・確かに4人で十分かも?」と思っていました。

 Y部長からの「隠し玉 その1」は、まさに定期清掃員の人員削減でした。Y部長いわく「今まで5人体制でやってきましたが、清掃会社と一緒に業務を見直した結果、4名体制でも十分に実施可能との結論に至りました。理事長からは現行委託内容とあくまで同じ仕様でとのリクエストだったので、これまでは5名体制で見積金額を入れてましたが、4名体制実施を認めてもらうと、年額6万円の減額が可能です。如何ですか?」

 この提案によって人員が減った後の清掃の品質への影響については、実施後の清掃結果を確認するまで分からないでしょう。
 ということで・・・今時点では、Y部長の言葉を信じるしかない。

 私は「4名でも5名でも・・・今までどおりの品質で清掃してもらえるなら何ら問題ないです。ということは・・・年額594万円、あと34万円ですね」と、しれっと返答しました。

隠し玉 その2

 「600万円切った辺りで、ご納得いただけませんか?」執拗に握手を求めるY部長には、頑として首を縦に振りませんでした。

 それならば、と次に出された次の隠し玉は・・・24時間機械警備の契約会社の変更でした。「これをお認めいただくと年額12万円減額できます!」とのことでした。
 Y部長からは「警備会社は変更されるので、マンションからの信号発信設備の更新工事が伴いますが、ご提案する警備会社は、弊社で一番契約数の多い警備会社ですので、ご安心ください。

 Y部長には提案し難い事情があったようですが・・・もったいぶらんと、全て出してくれたら良いのに・・・
 でも、これがOKなら・・・あと22万円やん!

 Y部長は続けます。「ただ・・・警備会社変更は、弊社からではなくて『管理組合の要望により』という形で進めさせて欲しいのです。

 「なぜですか?」、理由を喋りにくそうなY部長にしつこく理由を伺うと・・・そこには、びっくり仰天の事情がありました。  (つづく


 

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