マン管ブロガー たにやん

管理組合のサポート歴20年。管理会社に全部任せではマンションのSDGs達成は難しい。管…

マン管ブロガー たにやん

管理組合のサポート歴20年。管理会社に全部任せではマンションのSDGs達成は難しい。管理組合の主体的運営を啓蒙するため、京都から発信します。輪番で役員が回った時に読んで欲しいです。 ※無料相談は、お気軽に” taniアットmsnet.or.jp ”(アットは@に変換)まで!

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管理会社お任せはNG!と気づいて、まず実行したこと

マンション内に顔馴染みが少ない!  私はマンション生活5年目に突入しても、寝に帰るだけのマンションの中には、顔馴染みの人がすごく少なかったです。  マンション内で良く出会う人には挨拶くらいはしていましたよ。でも顔と名前や部屋番号は一致しない。何百戸のマンションならともかく、わずか50戸程度(戸当たり居住者を平均3名として150名位?)のマンションなのに・・・(泣)  顔と名前が一致していた人は、我が家の両隣のご家族、総会で声高に発言する人(総会で発言する時のルールで発言前に氏

    • 「第三者管理方式」を考える(1)

       先日(2022年11月6日)私の所属するNPO(=NPO法人マンションサポートネット)で、リアル&オンラインによるセミナーが開催されました。  その中の第3講演で・・・「マンション未来価値研究所」の「丸山 肇 先生」が「第三者管理方式_これからの管理組合を救う?!」というテーマでお話をされました。  そこで、私なりに感じたことがありましたので、このテーマをシリーズで取り上げたいと思います。 たにやんのバイアス(先入観)は? 私は、マンション管理組合の管理運営(執行)方式

      • コミュニケーションで大事なこと(11)

         今回は、本シリーズのまとめをお送りします。 最後にまとめ このシリーズで書いたことをまとめると・・・  相手に自分のメッセージを伝えるためには、相手の「心のコップ」に溜まった「心の水(=不満?主張?不安?その他?・・・とにかく相手が認めて理解してほしいこと)」をまずは「心のコップ」から出してあげることが必要。  そうしないと・・・相手の「心のコップ」に私の伝えたいメッセージを受け取ってもらえる余裕がなくなるから。  相手の「心のコップ」から「心の水」を受け取るには、ど

        • コミュニケーションで大事なこと(10)

           10月18日放送のNHK「クローズアップ現代」をご覧になれた方から・・・たくさんのメッセージをいただき、ありがとうございました。(何となく・・・放送が終わった直後に一気にメッセージが届くと思っていたのですが、1週間経った今も届き続けているので、この場も借りて御礼したいと思いました)  皆様からいただいたメッセージは、私が今後も高経年要支援マンション救済活動を続けるための大きな励みになりました。微力ながら・・・今後も活動を継続していきたいと思います。  重ね重ねになります

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        管理会社お任せはNG!と気づいて、まず実行したこと

        マガジン

        • たにやんの懸想文(けそうぶみ)
          138本
        • エントランスのお花たち 5階のNさん いつもありがとう!
          25本
        • 1生活環境と既得権の闘い「川沿いモミジ問題」を解決せよ!
          8本
        • 「駐輪場不足問題」チャレンジ編(「既得権」放棄を説得せよ!)
          8本
        • たにやん体験記
          28本

        記事

          コミュニケーションで大事なこと(9)

           前回は・・・松下幸之助さんの「素直な心」を取り上げました。  今回は、「聴く」ことで得られる効用について考えます。  「ひのなおみさんのインタビュー秘話」と、私の体験(=先日開催されたPマンションの「委員会にオブザーバ参加されたSさんの話」)を交えてお話したいと思います。(今回は「ひのなおみさんのインタビュー秘話」です) ひのなおみさんの「聴く」 私は、日野さんが日経時代に書かれた記事を(たぶん読んだことはあるけれど)全く覚えていませんが・・・編集者として関わられた書籍

          コミュニケーションで大事なこと(9)

          コミュニケーションで大事なこと(8)

           このシリーズでは、以前(「コミュニケーションで大事なこと(5)」だったかな?)に・・・「相手の心のコップが満タンになっていたら、相手に私の話を受け取る余裕(余地)がなくなる。まずは相手の心に溜まった水を受け取って満タン状態を解消させないと、私の話を受け取ってもらえない」的なことを書きました。  そして、相手の心のコップの満タン状態を解消するためにまずは相手の「聴く」スタンスが必要・・・ということで、前回は「聴く」について深掘りをしました。 前回の要約 前回は・・・  「

          コミュニケーションで大事なこと(8)

          コミュニケーションで大事なこと(7)

           今回のこのシリーズは・・・私の中に沁みついている会話(コミュニケーション)の原理(私見)をお話しています。  前回までの話をギュギュ~っと、まとめると・・・  「話をきく」の「きく」の漢字には「聞く」「訊く」「聴く」の3種類ある。この中で「訊く」は「尋ねる」というニュアンスが含まれているので、他の2つとの違いが明白・・・でも「聞く」と「聴く」の違いを言語化するのは難しい。 ・・・と、なるかな?  特に「聴く」の定義が難しいですね。  そんな中、日経の編集者だった「ひのな

          コミュニケーションで大事なこと(7)

          コミュニケーションで大事なこと(6)

           前回に引き続き・・・私の中に沁みついている会話(コミュニケーション)の原理(私見)をお話ししたいと思います。  「話をきく」の「きく」の漢字には・・・「聞く」「訊く」「聴く」の3種類あります。  今回は・・・「聞く」「訊く」「聴く」の違いを切り口に、「話を聴く」の本質を深堀りしていきたいと思います。 「聞く」?「訊く」?「聴く」? 3つの「きく」の意味を調べると・・・   「聞く」=何となく・・・自然に耳に入ってくる(hearing)   「訊く」=尋ねる、質問をする

          コミュニケーションで大事なこと(6)

          コミュニケーションで大事なこと(5)

           「コミュニケーションで大事なこと(3)」では、たくさんの「スキ」をしていただきありがとうございました。  今回は・・・Sさんが施工会社や工事監理者の話を受け入れられなかったのに(たぶん同じ話をした)私の話は受け入れてくださった理屈(=私の思う理由)を次回を含め2回に分けてお話します。  私の中に沁みついている会話(コミュニケーション)の原理をお話しできたらなあ・・・と思っています。 心のコップ 私が15年くらい前にコミュニケーション・サポーターの横山由紀子先生のセミナー

          コミュニケーションで大事なこと(5)

          コミュニケーションで大事なこと(4)

           私がサポートしており・・・大規模修繕工事が終わろうとしてるPマンション管理組合。  前回は・・・施工会社や工事監理者の対応に納得がいかないSさん(=居住組合員)のマシンガントークを浴びながら、私が気づいたSさんの気持ち(施工側に理解して欲しかったこと)をお話し、施工側の捉え方と大きなギャップがあることをお話しました。  ありていに言えば・・・  施工側のコミュニケーション力がもう少しあれば、マシンガントークを浴びなくて済んだかも?(笑)  今回は、大規模修繕工事と他の建

          コミュニケーションで大事なこと(4)

          コミュニケーションで大事なこと(3)

           わ~前回書いてから2週間経過してますね。(汗)  申し訳ありません。(と・・・自分に謝罪する)  8月・9月は超忙しくって・・・「言い訳」しときます。(笑)  さて本題に入ります。  私がサポートしており・・・大規模修繕工事が終わろうとしてるPマンション管理組合。  前回は・・・施工会社や工事監理者の対応に納得がいかないSさん(=居住組合員)が登場し、Sさんのマシンガントークが炸裂~!  私は・・・真摯に話を聴き、賛同できることには賛同の意を!  または・・・賛同できな

          コミュニケーションで大事なこと(3)

          コミュニケーションで大事なこと(2)

           私がサポートしているPマンション管理組合。  先日、管理組合(委員会)による大規模修繕工事の竣工検査が行われました。  そこに・・・大規模修繕工事に不満をお持ちのSさん(居住組合員)登場!  竣工検査終了後・・・施工会社や工事監理者の対応に納得がいかないSさんと、大規模修繕工事委員会のI委員長が面談されることになりました。  面談の場では、Sさんのマシンガントークが炸裂~!  真面目なSさんは、承認欲求が大きなモチベーションになり・・・マシンガントークがマシンガントーク

          コミュニケーションで大事なこと(2)

          コミュニケーションで大事なこと(1)

           マンション管理運営のサポートしていると・・・マンション管理組合が行っていることに対して、様々な不満や疑問をお持ちの方と出会うことがあります。  実は昨日もそんな方からお話を伺う機会がありました。 今回は、経緯説明からスタート!します。 Sさん登場! 私がサポートしているPマンションでは・・・昨日に委員会が開かれて、管理組合(委員会)による大規模修繕工事の竣工検査が行われました。  そして・・・委員会開催前に居住組合員のSさんが現れました。  Sさんは、大規模修繕工事の

          コミュニケーションで大事なこと(1)

          民法改正「共有」のお話(14)最終回

           今回は・・・「改正民法」(2023年4月1日施行予定)によって、共有を解消するルールがどのように規定されるのか?  行方不明の相続人が居る場合は?相続と共有が絡む場合は??等々について、見ていきたいと思います。 改正民法で創設されたルール解説 今回も・・・(前回と同じ)以下の事例を使って、お話をしていきたいと思います。  上記のケースは・・・「遺産共有」と「通常共有」が複層的に合わさっている状態と言えます。  現行民法では、「遺産分割」と「共有物分割」という異なる手続

          民法改正「共有」のお話(14)最終回

          民法改正「共有」のお話(13)

           これまでお話してきたとおり・・・  行方不明の相続人が居存在することで相続が前に進まない場合の対処方法には・・・  現行民法下で規定されている①「不在者財産管理制度」と、②「失踪宣告」という・・・2つの裁判所で手続する制度があります。  でも、これらの制度を活用するとなると・・・  手続きが複雑!コストが高額!といった問題だけでなく・・・  手続きしても有効に機能しない!(管理行為も処分行為もできない)・・・といった問題が生じる可能性も否めないのが、現状です。  こ

          民法改正「共有」のお話(13)

          民法改正「共有」のお話(12)

           相続と共有が複雑に絡みあう以下のケース・・・ホントややこしい。  この絡んだ糸を解いて、皆ハッピーに「共有関係の解消」をするには、どうすれば良いのか?  現行民法でできることには、「不在者財産管理人制度」と「失踪宣告」といった2つの方法が存在します。  そして前回、「不在者財産管理人制度」についてお話しました。  ということで・・・  今回は・・・「失踪宣告」についてお話したいと思います。(今回も以下のケースを事例にして考えます) ②失踪宣告 行方不明者の生存が確かめ

          民法改正「共有」のお話(12)