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人生

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#スキしてみて

あなたの理由になりたい。

あなたの理由になりたい。

恋人が家に泊まりにきたときの、お風呂上がりの瞬間が好きだ。
お風呂場から出てきたときに、湯気と一緒に香るシャンプーのにおい。
私の家に泊まりに来ているので、必然的にシャンプーのにおいが一緒になるのだけど、その香りを纏わせている好きな人、というのが堪らなく好きだ。

「自分だけが使う流行りのシャンプーが欲しい」
「自分の部屋にテレビが欲しい」
「お弁当はコンビニで買いたい」

これは、学生の頃の私が

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キッチンの悲劇

キッチンの悲劇

皿を割った

かけらをあつめる かなしさ

あたらしい皿を買わなきゃ

別れは始まり

すねに傷

すねに傷

中井久夫という、国民栄誉賞をうけた精神科医にして、京大精神科と甲南大学文学部の教授を務めた方の本を読んでいる。

Amazonでの評で、崇められすぎの感はあるが、もっともとんがった、そう状態で書かれたのではなどと言われている「治療文化論」を10数年前に読んで以来、縁が切れない。

1個の臨床医である人間にしては、偉大な足跡がわかる。

その、80歳を超えたかどうかの車いすの写真を見たら、

「なん

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格差

格差

食卓で、「中華、あぶらっこいね」「アメリカのジャンクフードもね」「だから欧米で和食が流行ってるんじゃん、豆腐、寿司・・・」

という話になった。

ぼくは福祉の勉強をしたからか、寿司とか豆腐って騒いでんの、富裕層じゃない?と思ったが、「欧米で流行ってる」に負けた!ぴえん

けっこう、さるうちの人の常識は中~上流階級である。

そこにブレーキを踏むのは父。

父も癌で痩せてきた。死んでしまった後は中

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こころの筋トレ

こころの筋トレ

父母のわがままを許せず、自室になるべくいた。

嫌いだという感情を押し殺そうとしたが、押し殺す瞬間がスローモーションのように感じたので押し殺すのをやめた。

あぁ、怖いんだなぁと開放感があった。

夕飯をまえに、どうしたものかと思っていたが、ある動画ではりつけの人が出てきて、キリストのよう、と思いながら、泣きたいような気持になった。

ヨルシカと言ういつも心を揺さぶるアーティストのパレードという曲

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じゆう

雲を割って進む

太陽を探す

これは夢だ

地面に足がついていない

天の理は意志で変えられない

しかし、どう歩くか決められる

太陽を見たいなら 雲が切れるまで歩いてみようか

そこまで行きつけなくても 地にも何かはある

なにもかも すりぬけていく なかで

なにもかも すりぬけていく なかで

こぼれおちる

からだのなかを つきぬけて

おちていく

きみは涙?

地獄は涙に浮いてると 聞いたけれど

涙に浮いているのならば

そこも 神の御国なのかもしれない

天国は まっしろな霧の中?