余命10分 / 2023年1月3日 — 人に話すことでもないけれど。
この年末年始は山形で過ごした。父と母が暮らしていた山形市内の方のアパートではなく、父方の実家の方。この日記を読んでくれているひとならわかるかもしれないけれど、母が病床に伏せていた家(じいちゃんち)。祖父母が生きていた頃はもちろん、年末年始は父も母もここで年を越すのが定例だった。妹はほぼ毎年帰省して姪の顔を見せていたように思うけど、ぼくはろくに帰っていなかったように思う。気まぐれで帰ったこともあったけれど、それはあくまで自分のためで、つまり「ノスタルジー」や「親孝行」という言葉