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おかしな「謙遜・自虐・自嘲」 ~アニメ「SHY」の場合

輝「小石川さん、ヒーローお好きなんですか?」
小石川「(恥ずかしそうに)へっ、変だと思うかい?『中学生にもなって』って……」

輝「いえ!っていうか」「私がそのものだし。変なカッコしてるのは私だし……」
小石川「(慌てて)ああ!違っ!そそそんなつもりじゃなくて!」

アニメ「SHY」(第3話)




◆概要

【おかしな「謙遜・自虐・自嘲」】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:アニメ「SHY」(第3話)

▶1

本作の主人公は、輝(「てる」と読む、中3女子)。

彼女は現役の中学生だが――特殊能力の持ち主であり、変身ヒーローとして日々活動している。


輝には友人がいる。

・Step1同級生の小石川惟子だ。なお小石川は、輝が変身ヒーローであることも知っている。


いろいろあってある日、

・Step2:輝と小石川が、スピリッツ(ロシアのヒーロー)に会った時のことだ。

・Step3:小石川はしばらくもじもじした後、頬を赤くしてスピリッツに訊いた「あのっ!しゃっ、写真撮ってもいいですか?」。

・Step4:無事許可を得て、撮影。

・Step5:撮影後も小石川は大はしゃぎだ「うわぁすごい!弟に見せたら羨ましがるぞ~!」。


そんな小石川を見て、

・Step6:輝が訊いた「小石川さん、ヒーローお好きなんですか?」

・Step7:小石川は赤面。恥ずかしそうに「へっ、変だと思うかい?『中学生にもなって』って……」

・Step8:すると輝は「いえ!っていうか」。彼女は俯いて「私がそのものだし。変なカッコしてるのは私だし……」

・Step9:小石川は慌てる「ああ!違っ!そそそんなつもりじゃなくて!」。


▶2

ヒーローが大好きな小石川。しかし「ヒーローに熱狂している中学生ってどうなのよ……」と自信がないようだ。かくして彼女は恥ずかしそうに訊いた「へっ、変だと思うかい?『中学生にもなって』って……」。

すると輝は「いえ!っていうか」。彼女は俯いて「私がそのものだし。変なカッコしてるのは私だし…」。


「目の前にヒーローがいるんだから、そこで自嘲しちゃダメだろ(笑)」「俯く輝がかわいいな(笑)」「慌てる小石川さんもかわいい(笑)」と思わず噴き出してしまった鑑賞者は少なくないだろう。


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