おかしな「動揺・混乱・パニック」 ~マンガ「日常」の場合 #1
◆概要
【おかしな「動揺・混乱・パニック」】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。
◆事例研究
◇事例:マンガ「日常」(第1巻)
▶1
本作の主人公の1人・ゆっこ(高1女子)。
彼女は明るく陽気で、そしてなかなかどうしてアホである。
ある日、学校にて。
・Step1:英語の期末テストを受けるゆっこ。
・Step2:彼女はパニックに陥っていた。曰く「やばい」「1問目からさっぱりわからない」。全身から汗が噴き出す。
・Step3:しかし彼女は「とりあえず落ち着け!!落ち着くのよ、ゆっこ!!」と自らに言い聞かせ、どうにか平静を取り戻した。
ところがその後も――
・Step4:ゆっこは、筆箱に消しゴムが入っていないことに気がついた。どうやら忘れてしまったらしい。かくして彼女は心の中で叫んだ「どどどどどどどうすんのー!!!」。
・Step5:幸いにも隣の席の友人・麻衣ちゃんが消しゴムを貸してくれた。しかしそれは――まさかの砂消し!ゆっこは悲鳴を上げる。こんなの使ったらテスト用紙が破けちゃうよ!!
というわけで、
・Step6:いまや混乱の極みである。
・Step7:だが、おたおたしていても仕方がない。ゆっこは改めて深呼吸した。そして自らに言い聞かせた「とにかく、とにかく落ち着くの!!!」「そう、落ち着いて……心を――無に」。ゆっこは座禅のポーズを取る。
・Step8:ようやく落ち着いてきたところで――試験官役の教師が言った「ハイ、テスト終了~」。
・Step9:ゆっこは叫んだ「ナムサーン!!!」。
▶2
英語の期末テスト中、いろいろあってすっかりパニックに陥ってしまったゆっこ。彼女は自らに言い聞かせた「とにかく、とにかく落ち着くの!!!」「そう、落ち着いて……心を――無に」。そして座禅のポーズを取った。
で、ようやく落ち着いてきたところで――試験官役の教師が言った「ハイ、テスト終了~」。
「やっと落ち着いたと思いきや、もう手遅れ(笑)」「わざわざ座禅のポーズまで取ったのに(笑)」と思わず噴き出してしまった読者は少なくないだろう。
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