おかしな「緊張」 ~マンガ「日常」の場合
◆概要
【おかしな「緊張」】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。
◆事例研究
◇事例:マンガ「日常」(第1巻)
▶1
本作の主要キャラの1人・桜井(20代の女性)。
彼女は、とある高校の教師である。
ある日の朝礼でのこと。
・Step1:教頭先生のアナウンスが流れる「続いて生徒指導の桜井先生からです」。
・Step2:その声に促され、桜井は生徒たちの前に立った。胸が高鳴る。彼女は心の中でつぶやいた「うぅーやっぱりこんな人数いるとキンチョーするー」「生徒指導なんて引き受けるんじゃなかったよー」。そう、桜井は大変なあがり症なのだ!
・Step3:だが、彼女は勇気を振り絞る。理想の教師像に近づくために頑張らなくちゃ!
というわけで、
・Step4:桜井は自らに語りかけた「こういう時はみんなをジャガイモに見立てて……」。
・Step5:だがそこでふと気がついた「いや、その前に手に人って字を……」。
・Step6:しかしすぐに「アレ、何回書くんだっけか……」。
・Step7:そしてそうこうする内に「あれっ?何言うんだっけか~!!!」。そもそも今日何を話すのか忘れてしまったのだった。
▶2
桜井先生はあがり症。全校生徒の前で話をするにあたって、彼女はまずは平常心を取り戻すことにした。そこで、緊張した時に効果があるとされるおまじないを試そうとするものの……。
「『生徒たちの前で上手く話したい→そのために緊張をほぐそうとする→ところがそうこうする内に、そもそも何を話すのか忘れてしまう』って……ずばり本末転倒!(笑)」「桜井先生、落ち着いて~(笑)」と思わず噴き出してしまった読者は少なくないだろう。
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