大げさにうぬぼれたり自画自賛したりすることで、相手を笑わせたり、その場の雰囲気をほぐしたりする ~アニメ「義妹生活」の場合
◆概要
【大げさにうぬぼれたり自画自賛したりすることで、相手を笑わせたり、その場の雰囲気をほぐしたりする】は「魅力的なセリフ、会話」を作るためのアイデア。
◆事例研究
◇事例:アニメ「義妹生活」(第1話)
▶1
本作の主人公は悠太(高2男子)。
彼は、父と2人で暮らしていた。
いろいろあってある日、
・Step1:悠太の父が再婚することになった。
・Step2:というわけでレストランにて、悠太は2人の女性――将来の義母と義妹に面会した。
・Step3:4人は談笑。いい具合に親交を深める。
で、別れ際のことである。
・Step4:義妹になる沙季が「悠太にだけ言っておきたいことがある」と切り出した。
・Step5:すると悠太はちょっとおどけた口調で「この短時間でそこまで信頼を獲得したんですか。すごいなぁ、俺」。
▶2
ご注目いただきたいのは、「この短時間でそこまで信頼を獲得したんですか。すごいなぁ、俺」という悠太のセリフである。
この自画自賛っぷりがいいと思うのだ。
もちろん悠太は、本気で自賛しているのではない。その場の雰囲気を和らげるためにひょうきんにふるまっているのだ。
つまりこれは【大げさにうぬぼれたり自画自賛したりすることで、相手を笑わせたり、その場の雰囲気をほぐしたりする】という技法である。
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