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「何と言ったらいいか……」「想像もできないよ……」と口ごもったり言葉を濁したりした相手に向かって、「○○だ」とズバッと言う ~ドラマ「コミンスキー・メソッド」の場合

サンディ「なぁ、リサ待ってくれ!」「本当に悪かったよ」「ほんと何と言ったらいいか……」

リサ「なら私が言うわ。さようなら!」

ドラマ「コミンスキー・メソッド」(第6話)




◆概要

【「何と言ったらいいか……」「想像もできないよ……」と口ごもったり言葉を濁したりした相手に向かって、「○○だ」とズバッと言う】は「魅力的なセリフ、会話」を作るためのアイデア。


◆事例研究

◇事例:ドラマ「コミンスキー・メソッド」(第6話)

▶1

本作の主人公は、サンディ(70代半ばの男性)。

彼には恋人がいる。リサ(50代半ばの女性)だ。


ある日いろいろあって、

・Step1:サンディがリサを怒らせてしまった時のことだ。

・Step2:誰がどう見ても非はサンディの側にある。というわけで、彼は電話越しに「なぁ、リサ待ってくれ!」「本当に悪かったよ」


ところが

・Step3リサの怒りは収まらない

・Step4:まったく俺ってやつはなんてバカなことをしちまったんだ!サンディはもう言葉が出てこない。彼は口ごもる「ほんと何と言ったらいいか……」

・Step5:するとリサは「なら私が言うわ。さようなら!」。直後、電話を切ってしまった。

・Step6:サンディは呆然とする「あっ……」。


▶2

ご注目いただきたいのは、「ほんと何と言ったらいいか……」「なら私が言うわ。さようなら!」というやりとりである。

口ごもるサンディ。一方のリサはズバッと一言!

このメリハリがいい。リサの容赦なさが際立ち、彼女がいかに怒り狂っているかよく伝わってくる。


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