「デスゲームの参加者=緑色」、「運営スタッフ=ピンク色」とイメージカラーを設定する

ボクナム「どっちの色がいいですか？」。ギフンは青いめんこを手に取った。

ドラマ「イカゲーム」（第1話）

◆概要

【「デスゲームの参加者=緑色」、「運営スタッフ=ピンク色」とイメージカラーを設定する】は「色、イメージカラー」に関するアイデア。

◆事例研究

◇事例：ドラマ「イカゲーム」

▶1

「イカゲーム」の参加者（デスゲームに挑戦する人たち）は、揃って緑色のジャージーを着ている。一方、運営スタッフは全員ピンク色のつなぎ姿だ。

つまり、【参加者サイド = 緑色】【運営サイド = ピンク色】というイメージカラーが設定されているのだ。

▶2

そして、イメージカラーが設定されているおかげで鑑賞者はあれこれ深読みすることができる。

例えば、第1話に【ギフン（主人公）が謎の男とめんこで対決 → 対決後、デスゲームに誘われる】というシーンがある。この時、ギフンは青色、謎の男は赤色のめんこを手にするのだが、もしもギフンが赤色（≒ ピンク色）のめんこを手に取っていたらどうなったのだろうか？ギフンは参加者ではなく運営スタッフに勧誘され、運営サイドからデスゲームに携わることになっていたのではあるまいか？

あるいは第9話。すべてが終わった後にギフンは髪を赤色（≒ ピンク色）に染める。これは何を意味しているのだろう？「もう俺は＜デスゲームの参加者 = 弱者＞ではない！」という決意表明ではないだろうか？

とまぁこのように、【参加者サイド = 緑色】【運営サイド = ピンク色】というイメージカラーが設定されているからこそ、あれこれ妄想が膨らむのである。

◆他のアイデアも見る👀

クリエイターのためのアイデア集｜100%ツールズ｜創作の技術｜note