思い出・回想の内容がおかしい/捏造されている/ロクなものがない ~マンガ「のみじょし」の場合
◆概要
【思い出・回想の内容がおかしい/捏造されている/ロクなものがない】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。
◆事例研究
◇事例:マンガ「のみじょし」(第1巻)
▶1
本作の主人公は、道子(アラサーのOL、カレシなし)。
彼女は呑兵衛である。
学生時代からの友人や会社の同僚たち、もしくは1人で、隙あらば酒を呑み、旨い料理に舌鼓を打っている。
ある年の正月、
・Step1:道子は実家に帰省していた。
・Step2:1月3日の朝、道子はあくびをしながら「あー、もうすぐ正月休みも終わりかぁ。でもなんだかすごく充実してた気が……」。
・Step3:道子は正月休みを振り返る。すなわち、紅白歌合戦を見ながら家族でビールを呑みまくったっけなぁ。そうそう、妹と2人でお父さんの秘蔵のお酒を3本も空けちゃったっけ。初詣では神社の御神酒をいただいたし、地元の独身友達と集まった時にはお酒を呑んで盛り上がり……。
・Step4:道子の顔が引きつる「ハッ!正月休み、呑んでた記憶しかないッ!?」。
▶2
「充実した正月休みだったな」と道子。
しかしいざ振り返ってみると……「こいつ、本当にいつでも酒呑んでるなぁ(笑)」「お前、どれだけ呑んでるんだよ(笑)」「自分が酒を呑んでばかりだって意識してなかったのかよ(笑)」と思わず噴き出してしまった読者は少なくないだろう。
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