「毎日、自己のきらいなことを2つずつ行うのは、魂のためによいことだ」 サマセット・モーム(イギリスの作家) 日々の小さな積み重ねが、自分の心を強くしてくれる…
「避けることができないものは、抱擁してしまわなければならない」 シェイクスピア(イギリスの劇作家) いやだな、いやだな...。どんどんつらくなってくるなあ。 …
「難しいからやろうとしないのではなく、やろうとしないから難しいのだ」 セネカ(ローマの哲学者) 苦手なことを避けていると、よけい難しそうに見える。まずは手を…
「きらいなことをやれと言われて、それをやれる能力は、あとで必ず生きてくる」 イチロー(野球選手) いやな練習を、楽しくない勉強を、気の進まないことを、それで…
「大人になるということは、あいまいさを受け入れる能力を持つということだ」 フロイト(オーストリアの精神医学者、心理学者) ある物事が、ある考えが、ある意見が…
「大人になるとは、親のせいにするのを止めること」 マヤ・アンジェロウ(アメリカの詩人、女優、歌手) アフリカ系アメリカ人として生まれたマヤは、歌や芝居で活躍…
2人とも、いいかね。老いとは闘わねばならない。日々の手入れでガタついてきた箇所を補い、弱い部分は病気の手入れをするようにして面倒をみてやらねばならん。 その…
年をとると身体が弱ってしまうということは事実だが、そのどこに問題があるのだろうか? 老人には誰も肉体的強靭さなど期待していない。高齢者は法律でも慣習でも、体…
私に君たち2人のような体力がないのは事実だ。しかし、君たちだってあの百人隊長のような体力はないだろう。そして君たちより彼の方が体力があるからより優れた人間だ、…
老年になって身体が弱くなるという話になると、大勢の前で演説をするような者が、高齢によって言葉の説得力が薄れると心配することもあるだろう。確かに弁論の技術は、知…
人が「老い」を恐れる理由の二つめは「身体が弱くなる」ということだ。 そうだね、私にはもう、若いときの体力など望むべくもないよ。 ただ、若いときだって、雄牛や…
私が熱心に教えを請うた人のことを話そう。 彼は私よりずいぶん年上で、初めて会ったときはまだ老齢とはいうほどではなかったがそれでもかなりの年齢だった。気さくな…
老人は、のろまで弱々しい、などと言う人もいるが、とんでもない、老人たちは、若い頃と同じように何かに熱中することで、どれだけ活動的になり得ることか。 それだけ…
ある作家が「若者からみると、老人の最大の不幸は、自分は退屈なのではないかと感じることだろう。」と書いているが、冗談じゃない、退屈だなんてことはまったくない! …
ある作家が「老境はなんの災いに見舞われていなくても、年をとっているだけでもうたくさんだ。人は長く生きることで、何かと見たくないものを見るのだから。」と厭世的な…
年を重ねても優れた知性を失わないというのは、とても真似のできない「偉人たち」の話だと思うかね? では、そういう人たちは脇に置いておき、私の隣人であり、友人でも…
1000yz
2022年7月16日 12:04
「毎日、自己のきらいなことを2つずつ行うのは、魂のためによいことだ」 サマセット・モーム(イギリスの作家) 日々の小さな積み重ねが、自分の心を強くしてくれる。
2022年7月16日 12:00
「避けることができないものは、抱擁してしまわなければならない」 シェイクスピア(イギリスの劇作家) いやだな、いやだな...。どんどんつらくなってくるなあ。 よし、やっちゃおう! あれ? 不思議とエネルギーが湧いてくるものだなぁ。
2022年7月16日 11:55
「難しいからやろうとしないのではなく、やろうとしないから難しいのだ」 セネカ(ローマの哲学者) 苦手なことを避けていると、よけい難しそうに見える。まずは手を付けてみよう。案外だいじょうぶなことも多い。
2022年7月16日 11:47
「きらいなことをやれと言われて、それをやれる能力は、あとで必ず生きてくる」 イチロー(野球選手) いやな練習を、楽しくない勉強を、気の進まないことを、それでもしっかりやる姿勢を身につけることは大切。 イチローのスーパープレイも、いやな練習をがんばった日々に支えられている。
2022年7月16日 11:28
「大人になるということは、あいまいさを受け入れる能力を持つということだ」 フロイト(オーストリアの精神医学者、心理学者) ある物事が、ある考えが、ある意見が、こちらの面から言えば正しいし、あちらの面からいえば間違っている。どちらもありだよね、と言えるようになったら、あなたも大人になったということかな。
2022年7月16日 11:12
「大人になるとは、親のせいにするのを止めること」 マヤ・アンジェロウ(アメリカの詩人、女優、歌手) アフリカ系アメリカ人として生まれたマヤは、歌や芝居で活躍しながら公民権運動に参加し、人種の平等を求め続けました。 アタマが悪いのは生まれつき。どうせそんな才能はないもの。あの人はああいう家に生まれたのだから。私はそんな育て方をしてもらえてないし。 親が違う、家庭が違う、環境が違う...?
2022年5月22日 20:47
2人とも、いいかね。老いとは闘わねばならない。日々の手入れでガタついてきた箇所を補い、弱い部分は病気の手入れをするようにして面倒をみてやらねばならん。 そのためには、健康的な生活を計画し、実践することだ。適度な運動と、身体に負担をかけない、回復に十分なだけの食事をする。 そして、身体をいたわること以上に大切なのが、頭脳と精神に手をかけてやることだ。油を注ぎ足さないとランプの火が弱まってしまう
2022年5月22日 20:46
年をとると身体が弱ってしまうということは事実だが、そのどこに問題があるのだろうか? 老人には誰も肉体的強靭さなど期待していない。高齢者は法律でも慣習でも、体力が必要になるような責務は免除されている。社会から、老人にできない仕事はしなくてよい、いや、できる仕事ですら強いてやることはないと思われているのだ。 確かに、普通の仕事でもこなせないような病弱な老人は多い。中には、自分が生きるのに必要なこ
2022年5月22日 20:41
私に君たち2人のような体力がないのは事実だ。しかし、君たちだってあの百人隊長のような体力はないだろう。そして君たちより彼の方が体力があるからより優れた人間だ、ということにもならないだろう。 つまり、体力がどうであれ、皆が自分に見合った活動に従事し、力をうまく使えるよう精進すればいいのだ。そうしていれば、自分には体力がないなどと感じることもないだろう。 肉体の強さという恩恵は、それに恵まれてい
2022年5月21日 22:22
老年になって身体が弱くなるという話になると、大勢の前で演説をするような者が、高齢によって言葉の説得力が薄れると心配することもあるだろう。確かに弁論の技術は、知性以外にも肺活量や体力が関わっているからね。 しかし、声そのものについては、年を重ねることで耳に心地よい朗々とした声になる人も多いものだ。 それに話し方については、中年以降になれば穏やかで抑制の効いている方が適切だろうし、落ち着いて品の
2022年5月21日 22:10
人が「老い」を恐れる理由の二つめは「身体が弱くなる」ということだ。 そうだね、私にはもう、若いときの体力など望むべくもないよ。 ただ、若いときだって、雄牛や象のような強さがほしいと思わなかっただろう? どんな年齢になっても、持ち合わせている体力を適切に使えばよいのだ。 それに、老年になって身体的な強さをなくすのは、年をとったということよりも、むしろ若い時期に節制しなかったことがその原因で
2022年5月16日 20:30
私が熱心に教えを請うた人のことを話そう。 彼は私よりずいぶん年上で、初めて会ったときはまだ老齢とはいうほどではなかったがそれでもかなりの年齢だった。気さくなところがある人格者で、長く彼と親しくさせてもらったが、年をとっても人柄は変わらなかった。私はまだほんの若造なのに、まるで同い年のように親しみを感じた。 彼は老いてもなお際立った存在感を放った。 彼は国のために戦い、公共の利益のために働い
2022年5月13日 21:21
老人は、のろまで弱々しい、などと言う人もいるが、とんでもない、老人たちは、若い頃と同じように何かに熱中することで、どれだけ活動的になり得ることか。 それだけではない。人はどんなに年をとっても、新しい何かを身につけようとする姿勢を失ってはいけないよ。 アテネのソロンが詩の中で「年老いてから、毎日何かしら新しいことを学んだ」と自画自賛しているのは知っているね。私も同じことをしようと思って、年をと
2022年5月13日 21:16
ある作家が「若者からみると、老人の最大の不幸は、自分は退屈なのではないかと感じることだろう。」と書いているが、冗談じゃない、退屈だなんてことはまったくない! 年寄りは若者にとってお荷物などではなく、若者が付き合っていて楽しい存在にもなり得るのだよ。 賢明な老人は、心根のよい若者といっしょに楽しくすごし、そして若者から敬意と親愛の情を受け取ることで、自らの老境までもが軽やかになったように感じる
2022年5月13日 20:59
ある作家が「老境はなんの災いに見舞われていなくても、年をとっているだけでもうたくさんだ。人は長く生きることで、何かと見たくないものを見るのだから。」と厭世的な言葉を残している。 しかし、長く生きていれば、見たいと思ったものだってたくさん見ることができるのではないか。 それに、人生の中で見なければよかったと思うようなことは、老人だけでなく若者だって山ほど目にするのではないかね。※たしかに、
2022年5月12日 10:04
年を重ねても優れた知性を失わないというのは、とても真似のできない「偉人たち」の話だと思うかね? では、そういう人たちは脇に置いておき、私の隣人であり、友人でもある田舎出身の老農たちの話をしよう。 彼らは、種まき、収穫、穀物の保管といった仕事の時期にはほぼ畑に出ずっぱりだ。こうした熱心な働きぶりは、なにも農夫に限ったことではないだろう。 世の中には、同じように仕事に専念する年寄りがたくさんいる