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性的同意年齢引き上げの議論は、余りにも冷静さを欠いている

#中学生は守ろう というタグがあるらしい。

私は、強制が伴わなければ、中学生でも、何なら小学生でもセックスしていいと思っているし、「避妊」をその義務にすることはおかしいと考える。科学的事実として、思春期に初経が来て数年間は「思春期不妊(adolescent sterility (infertility)」と言われる、妊娠しにくい状態である事は事実だし(確実では無い上、仮に妊娠するとなると母体に負担はかかる為原則帝王切開になる。 https://jamanetwork.com/journals/jamapediatrics/article-abstract/1180491)、それに、避妊は権利である。避妊しないとセックスしてはダメ」は特定の思想の押しつけになるからだ(日本では避妊を「権利」とは見なされて来なかったため、これが理解出来ない人がいる)。

取り敢えずSHELLY氏は、ジュディス・レヴァインの『青少年に有害!』を読むべきであろう。この本は「未成年に有害」という建前を批判的に捉えた本である。弊noteの読者諸君も是非図書館で手に取って欲しい。
性的同意年齢という子供に関連する事柄で、感情を煽るだけ煽り立てて議論させないのはおかしいと思うし、それこそジェンダーイデオロギーと変わりないと思う。

例えば、

👩‍⚕️「治療をしないとお宅の娘さんが自殺します!」
🙍‍♀️「…………(手塩にかけた娘が死ぬの?怖いな…治療させよう)」

🧑‍🎓「性的同意年齢を引き上げないとお宅の娘さんが被害に遭いますよ!」
🙍‍♀️「…………(娘が性被害に遭うの?怖い…引き上げなくては)」

↑ジェンダーイデオロギーについてはBlahさんの記事に書いています

ここで補足をつけると、ジェンダーイデオロギー、TGismは、ジェンダーフェミニズム+ラディカルフェミニズムをジャムのように煮詰めた物。「自分のジェンダーが女性なら女性、トランス女性は女性です」が典型的な例。

ラディカルフェミニズムは元々ニューレフトの思想だった。マルクス主義フェミニズムと、ラディカルフェミニズムは仲が悪かった。

意味分からないという人の為に書いておくと、

ラディフェミが今のフェミニズムの定義を作る。女性を抑圧するナニカがあると気付く。

家父長制が男女差別を生み出すとの教義により、男性ジェンダーをサンドバッグにする。

だが男女の差異を否定するポストモダン思想が台頭してピンチに。男性ジェンダーは男性に、女性ジェンダーは女性に引っ付いてるよね!となる

概ねこういう事であるが、先程のSHELLY氏のツイートも、よくよく見れば「悪い男性ジェンダーを持つ男性が、女性を搾取する」という構図だ。

こんな世界の見方で、現実的な政策を取れる訳が無いだろう。思春期~青年期の間での同年代~離れた年代の性行為は、性的虐待で無いケースも存在する。この言説にケチを付けている人間は、恐らく人間のセクシュアリティをまともに勉強した事がない人だろう。

こういった未成年者に直接降り掛かる議論は時間を掛けてすべきだし、何より「未成年者を守ろう」って言いながら、未成年者の抑圧に加担している事は、アカデミックな分野で研究対象になってもいいんじゃないですかね。

署名のお知らせ

性的同意年齢引き上げ反対の署名を立ち上げました。少子化が叫ばれる中、全ての子供に悪影響を及ぼしかねない法改正に反対しています。

2023年5月20日午前10時15分時点で8名しか集まっておりません。
署名が多く集まれば集まるほど、金目当ての活動家に対する抑止力になります。

記事を読んでくださりありがとうございます。 少しの間お時間を頂けますか。 100円、200円と言ったほんのお気持ちでも構いませんので、サポートは力になります。 無論、それ以上支援して頂けるのであれば、私は有難く受け取ります。 サポート代は、食事代や生活費に主に使います。